冬 瓜
みどり画廊

色紙の部
とうりょうが


とうがんごろり


おいてゆく

 秋になるといつも無口な棟梁が大きな冬瓜をごろりと置いてゆく。あっさりとした塩味に出汁をきかせた冬瓜汁は実に美味い。そう云えば人間と同様に家の傷みも進んでいる、補修を頼まなくてはいけない。

俳人 く ぅ

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