ちばのやま     トップページへ戻る  やまメニューへ戻る


御所塚山 270.9m 市原・君津市境界 (一等三角点未確認)
歩行時間1時間30分 歩行距離3km 山遊日06/09/16
参考図書 房総山岳志(崙書房出版) 1/2.5万地形図(久留里)
行 程 天津日神社08:47→林道万田野線展望地09:11→御所塚山入り口09:35→第一展望地09:41→ヤブ09:44→第二展望地09:46→山頂付近09:53→入り口10:13→天津日神社10:22
林道万田野線起点 万田野自治会館看板
 久留里街道から小櫃駅前(末吉)で県道160号線に入り東へ向かいます。ザ・カントリー・ジャパンゴルフ場を目標にして、そこを通り越して少し進めば万田野の集落が見えてきます。
 周辺は砂取り場が多く大型ダンプカーの往来が激しいのですが、田舎の何でも屋さんの手前で万田野自治会館の案内標識を右に見ながら林道万田野線を南に向かうと、ここから先は静かな別天地です。
天津日神社 天津日神社本殿
 直ぐ先の右側に立派な天津日神社が見えてきます。鳥居前に2〜3台なら何とか止められそうな駐車スペースがあったので、車を停めてここを出発点にしました。
 ちょうどその時、腰の曲がったお婆さんが「村の人ではないべぇ〜」と参拝を済ましたらしく声を掛けてきました。「砂取りで御所塚山が無くならない内にと思って登りに来たんだよ」と答えたら「あそこは大丈夫だよ、確か最近、木を切り出したなぁ」と教えてくれ、車もそこ停めて良いと言ってくれました。
ツルボの群生






 歩き始めて直ぐに左手の小高い所に墓地が見えてくるのですが斜面に生えたツルボの群生が綺麗でした。他にも道端にはゲンノショウコ、キツネノマゴなど秋の花が賑わっていました。
万田野林道から東に開けた景色



 東電電柱「万田野14」と「万田野268」地点から入るとの二つの情報を持っていたのですが268柱のところは柵で塞がれているし、14柱の所は「踏跡」といえるような場所ではありませんでした。東側に大多喜方面が開けたところを見つけただけで良しとして諦めようか、それとも神社横から入る通行困難と聞いている地形図の波線の先を行けるところまで行って見ようかななどと考えて引き返しました。
笹が刈払われた道







 268柱のところの柵から少し神社の方へ戻ったところで笹が刈払われた道を偶然に見つけました。中に入ってみたら踏跡というよりも1mほどのはっきりした道です。
ヒノキ林の山道 東に開けた景色
 新しい市原市の境界杭が埋められており、ピンクの目印も付けられて、入り口の分かりにくさと比べたら雲泥の差です。ヒノキの林を抜けると左(東)側に展望が開けてきます。足下を見ると砂取り場の跡のようです。
ヤブ道








 展望地に出てきたら先はヤブ道です。右の林の中を通る手もあるのですが確実に見通しのきくヤブ道を進みました。
南東方向の景色










 ヤブ道を抜けて左前方(南東)方向の景色を楽しみました。市原市民の森のようです。
ヒノキ林の山道 ヒノキ越に見える砂取り場
 展望地から右のヒノキ林に入り西に進みます。ここも踏跡がしっかりしていたのですが先に進んでも待望の一等三角点は見えてきません。先を見回しても下るだけで山頂らしき所はありません。西の方に砂取り場も見えるし間違ってはいなそうです。踏跡も段々と薄くなってきたので「三角点が廃止になったのかな?」とここで引き返してしまいました。帰ってきて調べたら三角点は現在もあるとのこと、もう少し先で登り返すのかもしれません。とにかく砂取り場の崖まで進むべきでした。
篠竹にテープで目印








 入り口の目印は何もないので篠竹にテープを巻いて控えめな目印にしました。
ヒノキ伐採の跡








 神社の方に戻ると、程なくして左(南西)側にお婆さんの話していたヒノキの伐採跡が見えてきます。先に進み右手にツルボの群生を見ると天津日神社は目の前です。
御所塚山リベンジ
歩行時間1時間10分 歩行距離4km 山遊日06/12/02
行 程 天津日神社07:19→砂取り場07:24→御所塚山入り口07:35→第二展望地07:46→392境界見出標07:51→396境界見出標07:53→一等三角点08:01→入り口08:22→天津日神社08:28
砂取り場 天津日神社
 一等三角点を見つけないで、そのままという訳にはいきません。地形図をじっくりと見てみたら、どうも手前で諦めたような気もします。
 今日も前回と同様に天津日神社の前に車を停めて、山の全容も見てみたいので地形図上の波線(神社横の道)を通り砂取り場まで行ってみました。左右ともに通せんぼになっており、こちらからは行けそうにないのですが、やはり山頂はもっと西側だったようです。
NTT万田野105柱 御所塚山入口
 神社まで戻り林道を入口の所まで進んでみたら小生の付けた目印だけでなくNTTの電柱にもテープが巻かれていました。こんな所でも結構人が来ているのでしょうか。
 もう一つ、この場所の目印としては、この手前、神社側に待避所の道路標識があり、この先の道路が広くなっています。
ここで左折







 入口を入ると右(西)に進むのですが、直ぐに左折(南)します。
左(東)に展望が開ける前の分岐






 左(東)に展望が開けてくる直前の所がY字状の分岐になっており、前回は左の谷側を進んだのですが、山側の方が藪が薄いのでこちらを進みました。
左(東)に見える砂取り場跡









 左の下の道を行っても、右の山側の道でも結果は同じ所に出てきます。前回同様、左(東)に砂取り場跡が見えるところで右に曲がりヒノキの林に入って西に進みます。
392境界見出標 396境界見出標  392境界見出標の所まで来て前回の誤りに気が付きました。そのまま真っ直ぐ進んで砂取り場を見て、ここを山頂と思ってしまったのです。よく見てみたら左(南)に下る踏跡があり、先の方にテープの目印がありました。
 下りきった鞍部には396境界見出標があります。
山頂方面 右(北)に見える砂取り場
 右にカーブを切りながら登り返し、尾根道を西に進みます。二カ所ほど倒木がありますが回り込んで進めるので問題はありません。
 小生の地形図は平成14年のものなのですが、書いてあるよりも砂取り場は大きくなっており三角点のある場所よりも東側に食い込んでいるようで、ご覧のような有様です。
一等三角点大谷












 なんとか一等三角点にたどり着くことが出来ました。
384境界見出標







 ヒノキ林を抜けて展望地に出るところにも境界見出標がありました。前回も気が付かなかったし、来る時にも気づいていないのですから困ったものです。
北東方面の展望











 帰り道で北東方面の景色が目に入りました。千葉の山は紅葉真っ盛りです。
入口到着







 無事に入口まで戻ってきました。リベンジは成功、ちゃんと地形図をみて進む方向を確認すれば何とかなるものです。
神社前の風景










 神社前の農家です。こんな景色を見ていると心が安らぎ、千葉の山もまんざらではないと思うのです。

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