ちばのやま     トップページへ戻る  やまメニューへ戻る


大峯山 約290m 安房郡富山町 御殿山 363.9m 安房郡丸山町、富山町境界
歩行時間2時間 歩行距離4km 山遊日04/11/23
参考図書 千葉県の山(山と渓谷社) 1/2.5万地形図(金束)
高照禅寺前登山口 登山道の右側に見える伊予ヶ岳
 富山町では遊歩道整備に力をいれているようです。ここでも伊予ヶ岳や富山と同じよ うに小さいながらも清潔なトイレと駐車場が用意されています。
 登り口からは残念ながら山頂が見えません。平久里川を渡り、しばらく歩くと右側に 伊予ヶ岳が見えてきます。この間、20分ぐらいで左側に遊歩道(登山道)入り口があ ります。ここからは20分ぐらいの一気直登です。桜並木にさしかかったところで勾配 が緩くなり、大黒様を祭った展望台に到着します。
大黒様





 この山は昔から花見の山として麓の人に愛されてきたのだそうです。江戸時代に幸せ を願い、縁起物の大黒様をここまで担ぎ上げて来て見守ってもらっているのだとか、山 と暮らしの繋がりが強かったのですね。
大黒様の視点で集落を見る





 確かに、大黒様の視点で麓を見ると、素晴らしい眺望です。こうして何時も大黒様に 守れれていると思った昔の人の発想はいいなあと思いました。
御殿山山頂を仰ぐ 御殿山山頂の祠
 ここからは楽な尾根道です。大日如来像を右手に見て少し歩くと、今度は下り道。直 ぐにもう一つの登山口との分岐(左側)に出ます。
 ここでゆるい登りを10分ほど直進すると最後の急登となりますが、あっという間に 山頂に到着します。
左に富山、右に伊予ヶ岳、間に富士山
 山頂は北西から東にかけて240°の展望が開けています。北西の方向を見ると左に 富山、右に伊予ヶ岳が見え、間に写真ではわからないのですが富士山が予想以上に大き く見えました。
太平洋を望む





 東方向は鴨川の山を経て太平洋が見えるはずなのですが、逆光のため太陽の光が邪魔 をしてよくわかりませんでした。
桜の木と寒椿
 昔の面影の桜の大木が苔生しながらも元気に来年の準備をしていました。下りは最後 の急坂を避け、藪椿のトンネルの迂回路を通って帰りました。
後日談 05/11/28
 房総山岳志(内田栄一著・崙書房出版)によると大黒様の手前から大日如来像の先ま での尾根を山頂とした御殿山の前山になる山を大峯山というのだそうです。確かに登っ た時に、一山越してから次の山に登るように感じました。
追 記 06/03/12
左手前が御殿山、奥に富山 左奥に伊予ヶ嶽、右手前に大峯山 大峯山
 御殿山経由で鷹取山に向かう際に御殿山山頂手前の展望台から大黒様の方(大峯山)を見てみたら、確かにそちらは別の山であることがはっきり感じられました。
通行止めの案内看板 追 記 06/12/30








 御殿山も三角点の記録がなかったので確認に行ってみたら地すべりによる立入禁止の案内が出ていました。
 鷹取山に行った時の崩落箇所と同じですから、さらに大きな崩落が有ったのでしょうか。
山頂の石祠 三等三角点御殿
 大黒様コースは大丈夫なのでそちらから登りました。最初の二回は三角点の存在に感心がなかった頃なので仕方がないにしても、鷹取山に行った時には見事に忘れてしまったのでした。
 はて何処にあるのかなと見渡してみたら、有りました有りました、山頂の石祠の北側にマテバシイの古木に守られるようにして立っていました。

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