ちばのやま     トップページへ戻る  やまメニューへ戻る


人見山 △67.5m 君津市
歩行時間 37分 歩行距離 2km 山遊日 09/03/04
参考図書 房総山岳志(崙書房出版) 1/2.5万地形図(富津・大堀)
行 程 人見神社入口の石段09:51→人見神社境内10:00/10:22→車道登り口・駐車場10:27→周西幼稚園10:32→青蓮寺10:39/10:46→車道10:51→境内直下10:53→石段入口10:57
人見第二ポンプ場 青蓮寺近江屋甚兵衛墓
 人見山は君津市の西端、JR青堀駅の北東1km、新日鐵君津の南側、国道16号線と小糸川が交差する所の南側にある小さな山です。
 国道16号線から小糸川東岸を南に少し進んだ東側に人見第二ポンプ場があり道路脇に車を停めることが出来ました。細い道を南東に進むと左(北)側に山頂にある人見神社に登る石段があり、その先に近江屋甚兵衛の墓があるという青蓮寺がありました。
人見神社入口の石段








 お墓巡りは後回しにして人見神社へ向かう石段を登ります。手水鉢を見たら寛政八年と記してあり江戸時代後期のものですが左側の石柱は天正九年とありますから何と織田信長の時代のものでした。
左側に石段 金比羅神社
 右側にも通路が延びているのですが、左側の石段の方が広いのでそちらに進みました。踊り場のような広場になっており金比羅神社が祀られています。
石段 石段 石段
 北側に向かいジグザグに石段が続きます。
右側になだらかな上り坂 左側に石段
 右側がなだらかな上り坂、左に石段ですから右が女坂、左が男坂でしょうか。左の石段を登りました。
人見神社の広い境内










 鳥居を潜ったら思いの外に広い境内でした。左に手水石、札所、正面に石灯籠、その先に本殿が続いています。
観音堂










 本殿の右側にある建物は宝物殿かと思って見てみたら何と観音堂でした。神社に観音堂とは神仏混淆時代の名残なのでしょうか。
南側









 さらに右に目を向けたら、先ほどの女坂がここに通じているのでしょうか別の登り口がありました。この右側が先ほど登ってきた石段になります。
西側に背を向けた富士塚









 西側の方が開けているので行ってみました。今日は曇り空で見えないのですが、ほぼ真西に富士山がありますので背を向けて富士塚が祀られているのでしょうか。
石祠 菱形基線基点
 富士塚の南側に石祠が祀られていました。もう一つ見かけないものがあったので調べてみたら菱形基線基点でした。測量のためにこんなものがあることを知りませんでした。
南側に小糸川と神明山










 南側に小糸川と遙か彼方に富津の神明山。
西側の風景、右に火力発電所










 西側の風景です。富士山が見えれば絵になるのですが。右の煙突群は東電の富津火力発電所のようです。
北北東に東京湾










 北北東には東京湾。
人見浦開発記念碑







 展望台の北側に西を背にして人見浦開発記念碑があり柴田知事の名がありました。友納氏よりも前の方ですから50年近く前のものでしょうか。
二等三角点人見










 二等三角点人見があるはずだと思い、探したら登ってきた石段の東側にありました。
南に神明山










 南に神明山、三船山はこの左(東)になるのでしょうか。
二等三角点人見とコンパス 富士塚とコンパス
 三角点の柱石に記してある一等とか二等は南面であると思っていたのですが、どうも景色と一致しません。コンパスを並べてみたら約45度ほどづれています。念のために西を背にしていると思われる富士塚に合わせてみたらコンパスは狂っていないようです。いったいどういう事なのでしょうか。

後日談
 どういう事かと国土地理院に聞いてみてビックリしました。確かに法的には柱石の四面を東西南北に合わせて標石の種類を南面に記すると定めているのですが実体は必ずしもそうなっていない場合があり今となっては理由が分からない。ある報告によると正しいのは70%程度しかないとのことでした。
車道の車止め 車道の途中に石段
 神社本殿の裏(北)側に車道があり南東に下っています。途中に石段があります。ここが女坂につながっているようです
車道登り口・駐車場 南東へ下る山裾の小径
 左カーブし北東、北西と向きを変え下りきると新日鐵君津の社宅の側に出てきて駐車場がありました。山裾と社宅の間を南東へ下りました。
周西幼稚園 青蓮寺
 そのまま進んだら周西幼稚園の前に出てきたので右折し右(北)側に人見山を見ながら西に進みました。しばらくしたら右側に青蓮寺が見えて来たので右折し北へ進みました。
近江屋甚兵衛の墓 南側から人見山を
 青蓮寺の西端に近江屋甚兵衛の墓がありました。どういう方かと思ったら浅草海苔の商人でこの地に海苔養殖を普及させたのだそうです。少し南に下がり北側に人見山を眺めてみました。
北東に続く小径 南南東に青蓮寺
 最初の石段を登った後に先ほどは左の石段を登ったのですが、今度は右側の北東に続く小径を進んでみました。右側、南南東に青蓮寺の後側、遠くの左側に三船山、右側に神明山を眺めました。
先ほどの車道 女坂の先
 そのまま進んだら先ほど下った車道に突き当たりました。直ぐ先が女坂と合流する石段で右に進むと境内に出ます。
女坂 女坂と男坂の合流点
 左に進むとやはり女坂で右側から石段が下っていました。このまま南に下ると一番下の鳥居につながる石段に行き着きます。

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