金比羅山(こんぴらさん) 277.7m 鴨川市 歩行時間
2hr 歩行距離3.0km 05/03/20 参考図書 歩いて見よう房総の自然(崙書房) 1/2.5万地形図(鴨川) |
鴨川市街の北にある青果市場(県道181号線沿い、東條病院より約5百m東)の所 から北側の山裾に向かって細い道を700m位進むと仲根の杜居(もうき)神社に突き 当たります。 鳥居の前に何とか車が止められたので、参拝を済まし右横の林道を進みました。 |
金比羅山は江戸時代の金比羅詣での盛んな頃に、近隣の農漁民に信仰の厚い山だった とか、現在では訪れる人も少ないので道標などは何もありません。地図を頼りに歩いて いたら5分程で左に滝が見えてきました。この時期なので水量が足りませんが20mも 有ろうかというなかなかのものなのですが名前もないのだそうです。 |
ガイドブックには30分程で林道が終点になり、左手の山道を入ると書いてあったの で黙々と林道を進みました。途中で右手に高宕山並みの岩山発見かと思って進んでみた ら、何のことはない、林道を開くために削った跡でした。 行けども行けども林道が続くばかりで、終点になりません。時間を確認したら30分 以上経過しているし、道路は下りになってきました。十数年前のガイドブックなのであ てには出来ません。 |
1/2.5万の地図で確認したら何と林道は延伸してずうっと先まで続いています。 廻りを見渡したら山頂らしきものも見えますので、引き返し登口を探したら、それらし い踏み跡が見つかりました。 |
ちゃんとした登山道ではなくて踏み跡です。薄手のタオルが有ったのでナイフで切り
裂きリボンを作り、万が一のための目印を付けながら登りました。 山勘は大正解、10分程で山頂に着くことが出来ました。木立で展望は無いのですが 間から鴨川の海が見えました。小休止の後、南に向かうガイドブック通りの山道を探し たのですが見つかりません。リボンの残りも少なくなったので諦めて登った踏み跡を戻 りました。山では安全第一です。 |
山頂から戻る時に北西の方向に鴨川カントリークラブと保台ダムが見えました。地図 と見比べてみると古いガイドブックでは南側から山頂に向かうように書いてありますか ら、林道をずいぶんと北に進みすぎて、反対に近い北東側から山頂に登ったようです。 |
右側(西)に登山道が有るはずだと探しながら林道を下っていたら、黄色いテープの 巻いてある木が有りました。道にはなっていないのですが直ぐ上が尾根のようです。木 に掴まらないと登れないような急な山腹ですが視界が良いので登ってみました。 やっと見つかりました。思ったよりはっきりした山道です。祠の所から右側(北)に 山頂に続くと思われる道があるし、山頂方向も確認出来ます。 |
左側(南)に萱の尾根をちょっと歩いたら、東の方には安房天津方面の山と海とが見 えました。 |
南の方には鴨川の市街地、さらに鴨川松島、その先に太海の仁衛門島まで見えます。 まさにガイドブックに書いてあった「絶景のカヤトの山」です。 |
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景観を楽しんでから、先ほどの石祠まで戻り。南方面に山腹と尾根伝いに降りる山道
を進んでいたらY字路に突き当たりました。左の方が山側なので展望を期待して進んだ
ら案の定、眺めのよい萱原になりました。 あまり人が通らないとみえて道幅も狭く、落ち葉で埋もれていたりして道を失いそう になりますが、それでも思ったよりはっきりした山道です。何度か鴨川側に開けた展望 を楽しみながら、高圧送電線鉄塔の横を通り抜けて下っていきました。 |
登る時に林道の横で見た滝につながる沢が見えてきました。山腹の山道が狭いので注 意が必要です。右側の沢に落ちたら、とんでもないことになりそうです。 |
やっぱり、そうでした。滝を見てから林道を登る時に、ここに戻ってくるんだなと思 っていた橋です。 |
滝の横を通り過ぎ、杜居神社の直ぐ手前にある、この道から登るべきでした。味気な
い林道を通るよりはこちらから登って、先ほどの道で帰ってくるコースが良いでしょう
。 車にリュックを置いて、もう一度振り返りましたが前山が邪魔をして山頂は見えませ んでした。 |
千葉の山は近すぎると前山が邪魔をするし、低いので遠くからでは見えないと、なか なか全容を見にくいのですが帰りがけに田圃越しで見ることが出来ました。 追 記10/01/09 金比羅山と書いた山は実は度祗巖山と云う山らしい、杜居(もうき)神社は广に寺、痔から冫を取った文字(もうけ)神社だとか誤記が多いので 金比羅山Part2 10/01/09 をご覧いただければ幸いです。 |