ちばのやま     トップページへ戻る  やまメニューへ戻る


鋸 山(のこぎりやま) 329.5m 安房郡鋸南町、富津市境界 歩行時間4時間
 歩行距離4km 05/01/02 参考図書 千葉県の山(山と渓谷社) 1/2.5万地形図(保田)
鋸山有料道路駐車場 ロープウェイ山頂駅入口
 千葉県で一番有名な山となると、この鋸山なのかも知れません。観光地と馬鹿にせず 登ってみることにしました。今回は国道127号線の浜金谷と保田の間から東側に入る 有料(駐車料金も入れて千円)の登山自動車道から入りました。
 最初は鋸山ロープウェイ山頂駅まで5分ほど登りました。多少、混み合っていました が、ここからの眺めは素晴らしいものです。
愛宕山、御殿山、伊予ヶ岳 富 山
 南東の方向には東側(左)から愛宕山、御殿山、伊予ヶ岳、南(右)に富山が見えま す。
保田の浜辺 新島、利島、大島
 真南には保田の海岸が見えます。西(右)の方に目を移すと新島、利島、大島が見え てきます。
伊豆半島の天城山 三浦半島、伊豆半島
 南西の方向には伊豆半島の天城山、さらに西(右)に三浦半島も真近に見えます。
箱根、富士山、丹沢 富津、横浜、川崎
 真西よりちょっと北側(右)に箱根、富士山、丹沢が三浦半島と伊豆半島を越えて見 えます。さらに北西から北にかけて浦賀水道、富津、更に先に東京湾が見えます。
浜金谷と久里浜を結ぶフェリー





 視線を西側(左)に戻したら丁度、浜金谷と久里浜を結ぶフェリーが通っていました 。見飽きない風景ですが今日は山歩きが目的ですから、ともかく山頂を目指していった ん戻りましょう。
鋸山山頂案内板


 ロープウェイ山頂駅を出る時に見つけたのですが、なんとも紛らわしい標識です。こ れを見て、ここが山頂だと思う人がいることでしょう。右向きの矢印が書いてあれば正 解なのですが何なんでしょうか。
金谷下山口、山頂分岐


 山頂に行くためには駐車場のところで西口管理所から日本寺に入らなければなりませ ん。拝観料6百円也を払って、石段をしばらく登るとこの場所に出ます。左に行くと浜 金谷に降りる道、右側が地獄のぞきの有る方に行きますので、ここは右に進み石段を登 ります。
ロープウェイ山頂駅と天城山





 この山には山頂という名が三つもあります。先ほどの山頂駅、この写真を撮っている 場所、日本寺の山頂展望台と本当の鋸山山頂です。まぁ、段々と上に行くのだから良し としましょうか。
地獄のぞき 地獄のぞき
 有名な地獄のぞきです。昔の石切場の跡ですが深くて下まで写真に納まり切れません。
浜金谷と高速道路、浦賀水道から東京湾






 地獄のぞきから北側を見下ろすとこの様な光景です。高速道路は鋸山をトンネルでく ぐっています。
鋸山山頂入口に張ってあるロープ ロープウェイ山頂駅と富士山
 景観を楽しんだ後、大仏広場へ向かう石段を下ると左に山頂に向かう登山道が見えて きます。一般の観光客が山の中に入り込まないためにでしょうか、登山道入口がロープ で通せんぼになっています。
 登山道は標識やピンクのテープ、リボンでわかりやすくなっています。山頂までは5 0分ほどの行程ですが鋸の歯の如く、登り下りを繰り返しながら登っていきます。半分 ほど登ったところに展望の開けたところがあったので下を振り返ってみました。
一等三角点鋸山 変な案内板 変な道標
 千葉テレビのアンテナ塔を過ぎると山頂はもうすぐです。上り下りを数回繰り返すと 山頂に到着します。一等三角点の石柱がしっかりと自己主張をしていました。ここでも 変な物を発見しました。青いビニールシートに包まれた真新しい案内板と道標のようで すが何故こうなっているのでしょうか。未だお披露目前なのでしょうか?
富津方面 左に愛宕山、右に伊予ヶ岳
 本当の山頂はロープウェイ山頂駅や山頂展望台、地獄のぞきよりも展望は悪いのです が北側には富津方面が見えますし、東南方向にも愛宕山と伊予ヶ岳が見えました。人がいない分だけこちらの方が落ち着きます。
富津方面のアップ





 富津方面に見慣れない物が見えたためにズームアップしてみましたが、何処なんでし ょうか、後で調べてみる必要がありそうです。
金谷下山口方面 百尺観音
 山頂でゆっくりと昼食をとり、登ってきた道を浜金谷下山口分岐まで戻りました。山 頂に向かう時は右に行ったところで今度は左の方へ行きます。
 直ぐに右手に百尺観音が現れますので、そのまま進み北口管理所から日本寺を出て浜金谷方面に下ります。
浜金谷、久里浜間のフェリー航路 石切場跡と紅葉
 怖いくらいの急な石段です。おまけに北側ですので氷の張っているところも有り、注 意が必要です。
あじさい広場 観月台 フェリー
 しばらく下ると、右に行くと地獄のぞきの下を通り石切場跡の方に行く分岐に出ます が、そのまま真っ直ぐに浜金谷を目指して15分ほど下ると「あじさい広場」を通り「 観月台」に出ます。ここからの眺めもなかなかのものです。
観月台道登山口 ひかり藻発生地 石切場跡案内
 15分ほどで直進で浜金谷、右にいくと車力道に行く分岐(観月台登山道入口)に出 ますので右に進みます。岩壁に「ひかり藻発生地」と案内のある洞窟がありましたが、 よくわかりませんでした。高速道路の下を通りぬけ、側道を車力道・石切場跡の方に向 かいます。
車力道、石切場跡案内 高速道路と石切場跡
 鋸山の岩壁を見ながら進みますと車力道と石切場跡の案内が出てきますので左に曲が り、石畳になっている、切り出した房州石を木の荷車でブレーキを掛けながら降ろした という車力道を登ります。
車力道と石置き場、第一休憩所跡
 石畳や岩壁にはブレーキを掛けてすり減った跡が見られます。この石を運ぶ仕事は女 性の仕事だったとか、大変な思いをして運んだのでしょう。
浦賀水道 洞窟、石切場跡案内
 この間40分ほどの行程ですが途中で振り返ると海が綺麗に見えました。時間が無い ので左手の石切り跡の洞窟には行かないで右前方の石切場跡の方に進みました。
石切場跡 地獄のぞきを下から見上げる
 石切場の下を西(右)に向かって進むと展望台に登れます。さらに進むと地獄のぞき の下に出ます。そのまま進むと浜金谷に降りた分岐に出ますので、今度は南(左)に向 かい急な石段を登って、もう一度、日本寺に入り駐車場側の西口管理所まで戻ります。
夕焼けの天城山



 夕暮れ時になり西の空が綺麗に見えたので夕日が見たくなりました。今から山に登る のは危険ですがロープウェイ山頂駅なら安心ですので、もう一回行ってみました。
 丁度、夕日が天城山のすそ野に隠れるところで黄金色に輝いていました。
夕焼けの三浦半島と伊豆半島







 駐車場までは直ぐなので安心して夕日の入りを待ちながらゆっくりと写真を撮りまし ょう。
夕焼けの富士山
 夕焼けの富士山の方が昼に見た姿よりも綺麗に感じます。
夕焼けの本郷浜






 何度見ても見飽きませんが暗くなる前に、もう一度、振り返って浜辺を見ながら駐車 場へ向かいました。

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