ちばのやま     トップページへ戻る  やまメニューへ戻る


背波澤山 ・240m 君津市
歩行時間 45分 歩行距離 2.0km 山遊日 09/04/29
参考図書 房総山岳志(崙書房出版) 1/2.5万地形図(久留里)
行 程 濁沢林道入口10:39→林道分岐10:46→境界見出票[372]10:52→山頂11:07/11:09→境界見出票372付近11:18→林道分岐11:20→濁沢林道入口11:25
濁沢十字路 林野庁の看板
 背波澤山はJR久留里線たわらだ駅の西南西、約3kmの所にある旧小櫃村周辺で一番高い山です。元禄二年の俵田道標の所から県道163号線へ入り西に進み小櫃川を渡ってから右折し北西に進み岩出で左折し西南西へ進み千淵台を越し、左右に砂取りの山を見て先に進むと濁沢の十字路になります。林道入口の所が少し広くなっているのでここを駐車場にしました。
濁沢林道入口 北に向かう枝道の分岐
 林道入口にある千葉県森林管理事務所の注意書きに「たき火」「たばこ」の文字を目立たせるつもりだったのでしょう、赤字で書いてあるのですが皮肉なことに今ではくすんでかえって見にくくなっていました。
 ここから南東に500m程林道を進むと左側に少し戻るように北に向かう枝道が現れますので、そちらへ進みます。
北から北北西にへ向かう枝道 林野庁の境界見出票[372]
 枝道は先ほどの林道の横を戻るように北から北北西に延びています。ガイドブックによると、ここから右手(東)に直登するとのことで白ペンキや白テープの目印があるのですが杉の木が混み合っていて、ここを登るのにはちょっと不安があります。少し先に進んだら赤テープが下がっており下には林野庁の境界見出票[372]があり、微かながら踏み跡もあります。
林野庁の境界見出票[373] 山頂のスダジイ
 踏み跡は北東に延びており先には林野庁の境界見出票[373]がありました。ここから右折し境界見出票や赤ペンキを拾いながら尾根道を東、東南東へと進むとスダジイの巨木6〜7本が茂るという山頂に達します。
スダジイの巨木 枯れたスダジイ
 今では山頂へ来る人もめっきり減ったのでしょう。周りは薄い藪で覆われてしまっています。辺りを見渡したら左後ろが一番高そうで、そこにはスダジイの枯れた巨木が立っていました。
仙元大菩薩






 ガイドブックにある小塚上の文久四年銘の仙元大菩薩でしょうか。枯れたスダジイの根本に残骸が横たわっていました。藪漕ぎを避けたために右手前にあるという昭和二十八年銘の手水石、塚下の小石祠二基は見つけられず、もちろん塚口の〆縄などは影も形もありませんでした。
枝道横の白テープ





 帰りは順調に境界見出票や赤ペンキを追って下ったつもりだったのですが途中から白ペンキに騙されて境界見出票を失ってしまいました。適当に降りたら枝道に白テープが下がっていました。登りの時よりも大分、枝道の南側に出てしまったようです。やはり登りよりも下りが難しいのです。

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