ちばのやま     トップページへ戻る  やまメニューへ戻る


高宕山(たかごやま) 333.0m 富津・君津市境界 歩行時間2.0hr 歩行距離5.0km 05/02/26
参考図書 千葉県の山(山と渓谷社) 1/2.5万地形図(坂畑・鬼泪山)
八良塚分岐




 ここまでは八良塚コースと同じで30分程で到着します。今回は右折ではなく、真っ 直ぐに高宕山を目指します。
お茶立場分岐




 しばらく進むと、お茶立場分岐になります。ここは千葉の山の中心部で有ると共に登 り口の方が清和県民の森として整備されているため幾つものコースが繋がっています。 左の方へ行くと頼朝縁りのお茶立場や三郡山につながります。
細い尾根道




 この辺から「遊歩道」とはいえ山の中ですから道が段々と厳しくなってきます。千葉 の山を侮ることなかれ、低山でも尾根が細くて深く切り立っている所も多いので注意が 必要です。落ちたら自力でよじ登るのは不可能に近いと思います。
ロープの張ってある近道 深く切り立った岩場の道
 登り下りしながら山頂に向かうのですが、左の近道が昔からの道だったのでしょうか ?ロープ伝いの急な登りなので、安全と思われる右回りの道を選択しました。
 しかし、こちらでも要注意です。深く切り立った岩場を削って作った道ですが、手摺 りなどは無くて遊歩道と思って来たら大変な道です。
山頂、高宕観音、大滝分岐




 山頂を右回りに迂回しながら若干下って、ここに到着します。左後ろが山頂、真っ直 ぐ進むと高宕観音、右に向かうと黒滝に下りますので左の山頂に向かいました。
八良塚の祠 八良塚山頂
 ここからがまた大変な道です。急な登りの岩場をロープや鎖、梯子を使って登って行 きます。迂回路でこうなのですから近道はどうなのでしょうか、怖い物見たさの心が疼 きますが次回の楽しみに取っておきましょう。
大岩の登り道 岩場の登り道
 岩の間を梯子で登ると山頂に出ます。8畳位は有るのでしょうか狭い切り立った岩場 なので高層恐怖症の人は止めておいた方が良いと思います。特に山頂の岩場は一坪位し かないので、そこから写真を撮るのに標識の柱に掴まって恐る恐る撮りました。
 ところで、この錆び付いた古釜は何なんなんだろうと思って調べてみたら、雨乞いの 由来だとか、お湯を沸かして人口の雲でも作ったのでしょうか。
八良塚山頂 南方面の山々
 南東の方向には八良塚、左奥の高い方の山です。南の方向が右側の写真ですが右奥に 見える遠い山が、たぶん愛宕山だと思います。
三浦半島と丹沢







 西の方向には三浦半島の観音崎から右手に東京湾、左後方には丹沢山塊が見えます。
鬼泪山(鹿野山)





 北西には鹿野山の左側、つまり鬼泪山(きなだやま)が見えます。さらに左手前に見 える岩山が石射太郎です。
 どれを見ても山の深さが感じられると思いますが、実際の風景では写真よりももっと 深い、素晴らしい景色です。
高宕観音に通じる大岩 大岩のトンネル
 山頂から、先ほどの分岐まで戻り、高宕観音に向かいました。ここは歩きやすい道で 、5分程で到着します。大岩を刳り貫いたトンネルから赤い屋根の観音堂が見えてきま す。
高宕観音堂正面





 大岩の隙間に造られたお堂です。頼朝もここを訪れ源氏の復興を願い御利益を得られ たとの説明も書かれていました。
高宕観音堂









 お堂の縁側を通り、お堂と岩の間を一周して通り抜けられます。それにしても、この 様なところによく造ったもんだなあ、きっと岩も削ったのだろうと感心をしながら帰途 につきました。

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