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(吾妻山) 西吾妻山 2,035m 西大巓 1,981.8m 米沢市・摩耶郡北塩原町(福島県)境界 歩行時間 3時間40分 歩行距離 10km 参考図書 ヤマケイYAMAP Q 朝日・飯豊・磐梯・吾妻(山と渓谷社)、山と高原地図 11 磐梯・吾妻(昭文社) 行程 湯元駅08:00 ロープウェイ、リフト三基を乗り継いで 北望台08:45/08:54→かもしか展望台09:10→人形石分岐09:19→人形石09:27/09:32→人形石分岐09:40→梵天岩10:10→吾妻神社10:17→西吾妻小屋10:25→西吾妻山10:32/10:42→西吾妻小屋10:47→西大巓11:15/11:56→西吾妻小屋12:25→吾妻神社12:32→梵天岩12:38→人形石13:07/13:10→人形石分岐13:15→かもしか展望台13:20/13:21→北望台13:32 リフト三基、ロープウェイで 湯元駅14:25 山遊日 07/10/13 |
![]() 磐越道猪苗代磐梯高原ICから国道115号線、同459号線、県道2号線と繋ぎ北上し、檜原湖の北端近くで西吾妻スカイバレーに入ります。裏磐梯からは見頃には少し早かったのですが紅葉狩りドライブを楽しめました。 白布温泉の手前で右折すると直ぐに天元台高原ロープウェイの湯本駅となります。7時前に到着したのですが始発は8時とのこと、暫く待ってからの出発となりました。 |
![]() 天元台高原から登山口の北望台に向かうのには三基のリフトを乗り継ぎます。乗り場に早足で進み先頭を切ったのですが何とスキーの感覚が残っており乗ったら直ぐに足を上げなければいけないのに滑らそうとして前につんのめってリフトを停めてしまいました。大恥をかいた上に先行きに不安を覚えるスタートでした。 スキー場は見頃には少し早いながらも紅葉に包まれ眺めは良いのですがスピードが遅いのと距離が長いために時間がかかり体が冷えてしまうのが難点です。 |
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リフトを降りたら左側に北望台の案内があったので迷わずそちらに進みました。階段を登った先に櫓が立っており、その先には踏み後すらありません。観光用の櫓に登る道を登山口と間違ってしまったのです。案の定、不安は真実となってしまいました。 登山口はリフトを降りた正面右側でした。直ぐ、直接に人形石へ向かう道(左)と、かもしか展望台に向かう道(右)の分岐になり、南東に進みます。 |
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一汗をかく間もなく西から北に開けた岩の広場のかもしか展望台に到着します。残念ながらガスで何も見えないので素通りです。 |
![]() 木道に変わり先に進むと人形石と大凹の分岐です。人形石を目指して左(北東)に進みました。 |
![]() 広々とした見事な高層湿原です。草紅葉も良いのですが雪解けの頃のお花畑はもっと素晴らしいことでしょう。 |
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人形石も岩の広場です。東側に延々と続いているようですが、このガスではどうにもなりません。 |
![]() 引き返す途中で池塘も見られました。この先の低い所が大凹なのでしょうか。 |
![]() 人形石分岐を過ぎると南に向かう下りとなりますので、降りきった所が大凹のようです。 |
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大凹も池塘が点在する見事な高層湿原です。大凹の水場を右に見送ると梵天岩に向かう岩の転がる急登になります。 |
![]() 樹林帯の急登を抜けると、また湿原が広がりますが、ここだけは木道ではなく石畳の道でした。 左前方(南西)に見える山が西吾妻山のようです。右前方に見える梵天岩を目指して西に進みます。 |
![]() 五葉松、ハイマツ、ササなどの低い樹林帯に入ると梵天岩はもう直ぐです。 |
![]() 登り切って裏側に出てきました。 |
![]() 梵天岩から西に進むと直ぐに天狗岩になり、左手(南)に西吾妻山が迫ってきます。 |
![]() 正面、西側に吾妻神社が見えて来たので、そちらに進みました。 天狗岩とは、この岩礁地帯を云うのか固有の大きな岩は見つけられませんでした。 |
![]() 吾妻神社の前で左折し西吾妻山を見ながら南に少し下ります。 |
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木道を南に進んでいたら右(西)側にカマボコ形の西吾妻小屋が見えて来ました。直ぐその先が真っ直ぐ進めば西大巓、左(東)が西吾妻山の分岐になります。 |
![]() 取り敢えずは左(東)の西吾妻山を目指すことにしました。 |
![]() 霧氷が溶けた滴を受けながら樹林帯を進むと、あっという間に山頂に到着します。 |
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第三リフトを降りる時に「今朝は寒かったので霜が降りて木道が滑るかも知れない」と係員の方から教えてもらっていたので覚悟はしていたのに、そんなこともなく済んでいたのですが吾妻山最高峰だけに、山頂のシラビソには霧氷のエビのシッポがいっぱい着いていました。 ここから西大巓へと思って山頂を反対側に下り始めたのですが、どうも様子が違います。何と前方に吾妻神社が見えて来てしまったのです。慌てて地形図を広げてみたら、天狗岩から直接西吾妻山に向かうべきところを西吾妻小屋の方に来てしまい、そこから登ってしまったのです。もう一度登り返して西吾妻小屋の方へ戻りました。やれやれ本日二度目の道間違いです。 |
![]() 西吾妻小屋から南西方向に進み、その先で急坂を下ります。 左前方(南)のガスの切れ目にグランデコスキーリゾートの駐車場が見えました。 |
![]() 緩やかな下り道に変わり西大巓の山頂を目指して南西に進みます。 |
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鞍部まで降りてきたら水場の指導標がありました。水場は左(南東)の沢に降りるようです。ここから登り返しです。最後の方は少しザレていて滑りやすいので注意が必要です。 |
![]() 西大巓山頂に到着です。 |
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山頂標識などは何もなく三角点があるだけです。調べてみたら二等三角点西吾妻山という名前になっているのでちょっと混乱しそうです。おまけに台座が浮き上がったのでしょうか壊れているので何時まで保つのか心配です。 西大巓山頂が四叉路になっており南西が早稲沢登山口、西側が白布峠登山口、東北東が登ってきた西吾妻小屋からの道、南がグランデコのゴンドラリフトとなっています。 |
![]() ガスが出たり消えたりしているのですが北東に中大巓が見えます。右手前の山は西吾妻小屋のある峰です。 |
![]() その右、東北東には西吾妻山。 |
![]() さらに右の東南東には中吾妻山。 |
![]() その右の南東には安達太良山。 |
![]() さらに右の南南西にはガスに隠れた磐梯山の山裾、檜原湖などの湖沼群が見えます。 |
![]() 食事も済ましたし、寒くなって来たのでカッパを着てガスの切れるのを40分も待っていたのですがもう限界です。何とか山裾ですが磐梯山の写真も撮れたことだし、これで帰ることにしました。 下り始めてから後を振り返って見たら何と磐梯山がはっきりと姿を表したのです。左後ろに猪苗代湖もしっかり見えます。 |
![]() 山頂であと10分も待てば、もっと素晴らしい磐梯山が見られたのかも知れません。 それでも、西吾妻小屋の峰に登り返しながら見た磐梯山と猪苗代湖もなかなかのものでした。 |
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吾妻神社の前を通り天狗岩まで戻ってきました。左が梵天岩への方向ですから、ここで右の西吾妻山へ向かわなければいけなかったのです。何のことはない、吾妻神社を見つけて、そっちの方に行ってしまったということでした。いつもの早トチリです、まったくもう。 |
![]() 天候はだいぶ回復してきたようです。梵天岩の手前から南東方向に東吾妻山、中吾妻山、安達太良山が綺麗に見えました。 さらに目を懲らすと安達太良山の山裾の後方にうっすらと頂が見えます。方向からすると那須岳なのでしょうか。 |
![]() 梵天岩を下った所で東に見える中大巓、東大巓、一切経山、東吾妻山、中吾妻山です。 |
![]() ぼうっとして歩いていたのでしょうか、それとも帰りを急いでいたのでしょうか。人形石と、かもしか展望台の分岐に気付かず人形石まで来てしまいました。本日三度目の道間違いです。 |
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朝にはガスで駄目だった東に東大巓、一切経山、東吾妻山、南東に中吾妻山、安達太良山と素晴らしい山並みを見られたのだから良しとしましょう。 |
![]() こちらも朝は駄目だった東側から見る中大巓です。 |
![]() かもしか展望台も天候が回復したようです。西大巓では西北西からガスが湧き出ていたのに、こちらでは西側に飯森山越しの飯豊連峰が見えます。 |
![]() しかし残念ながら北の方は未だ雲が広がっています。北北西に見えるはずの朝日連峰、北北東の蔵王連峰は駄目でした。 |
![]() 飯豊連峰を少しズームで引っ張ってみました。 |
![]() 北望台のリフト乗り場まで戻ってきました。 |
![]() 天候は急速に回復しているようです。一番下のリフトから北北東に、うっすらとですが朝日連峰を見ることが出来ました。 右前方(北)に見えるのは米沢市街地のようです。 |
![]() ゲレンデでは子供達が草スキーでポールの練習をしていました。 躾が良いのでしょう。リフトですれ違う時に「こんにちは」と元気な声を掛けてきます。 |
![]() ゴンドラを下りたらいつの間にか青空になっていました。出発する時には疎らだった駐車場も満杯です。大勢の人が紅葉を楽しんでいるのでしょう。 |
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帰りに西吾妻スカイバレーで錦平の手前にこんなものを見つけました。米沢猪苗代道路開通記念碑は分かるのですが最上川源流の標識も並んで立っていました。地形図を見ると、ここは大樽川の上流で赤滝か黒滝の何れかです。 |
![]() 最上川の源流は松川の上流で大平温泉の近くにある火焔の滝と記憶していたので帰ってから地元米沢の知人に問い合わせてみたら、その通りとのことです。何となく紛らわしいのですが、まぁ、ここも源流の一つと云うことで良しとしましょうか。 |
![]() 錦平の駐車場で露店の親父さんに玉こんにゃくを買い求めながら北北東に見える山を「あれが蔵王だべぇ〜」と尋ねたら「天元台だぁ〜」との返答、「今、天元台から帰ってきたなだぁ〜。その左のうっすら見える大っきな山だずう」と言ったら、「んだんだ、手前が南陽だぁ〜」と確認できました。 |
![]() ちょっと早めの錦平の紅葉です。右後ろの山が西大巓、これも露店の親父さんに確認を取りました。 |
![]() さらに先の白布峠で山形が生んだ童話作家、浜田広介の句碑の前から南側に磐梯山を眺めました。 |
![]() 白布峠は少々樹木が邪魔をしています。もう少し先で磐梯山と檜原湖のビュウーポイントを見つけ今日も満足の一日となりました。 |