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浅間隠山 △1,756.7m 吾妻郡長野原町・東吾妻町(旧吾妻町)境界
歩行時間 2時間23分 歩行距離 4.5km
参考図書 新・分県登山ガイド 9 群馬県の山(山と渓谷社)、山と高原地図 19 浅間山・軽井沢(昭文社)
行程 二度上峠下駐車場06:09→登山口06:11→第1地点06:17→第2地点06:24→第3地点06:30→北軽井沢分岐06:44/06:46→展望地07:25/07:27→わらび平分岐07:34→浅間隠山07:44/08:24→わらび平分岐08:33→北軽井沢分岐08:57→第3地点09:03→登山口09:13→駐車場09:16
山遊日 10/11/03

二度上峠下駐車場 登山口
 関越道前橋ICから国道17号線、406号線で榛名山の南側を西北西に進みます。倉渕温泉の手前で左折、県道54号線を西に進み、北軽井沢に抜ける二度上峠を目指します。
 昭文社の山地図では駐車場が峠に一カ所、その下に三カ所、なおかつ一番下にはトイレ有りと書いてあるのですが、実はトイレは無く、さらにその下に、もう一カ所の駐車場があり、一番上と、この下はロープが張られて閉鎖になっていました。
 上から三番目の駐車場から100m程下った所が登山口で路肩に10台近くは止められそうで、さらに下の路肩も駐車可能ですから閉鎖を解けば100台近くまでは何とかなりそうです。確かめなかったのですがトイレは峠下のはまゆう山荘が利用可能かも知れません。
沢沿いに北へ 第1地点 緩急二通りの山径
 登山口から沢に沿って北に進んだらカラマツに第1地点とペンキで書き込まれていました。ここの山径の面白い所は緩急二通りの径が出来ており自分の体力に合わせて選ぶことが出来ます。少々肥満気味で登りが苦手な小生は当然の如く全コースとも緩い登りを選択しました。
北の樹間に浅間隠山の双耳峰








 北側に上り詰めると安高山の尾根なのでしょうか、東西に延びる尾根上に出ます。
 北の樹間に浅間隠山の双耳峰が見えてきます。
第2地点 岩淵山の山裾 第3地点
 指導標に従い、尾根上を左折し西に進むと第2地点になり、そのまま岩淵山の山裾に向かいます。その先が第3地点で、そのまま真っ直ぐ進むと北軽井沢で、ここは右折しカラマツ林の中の笹原を北に向かいます。
左後ろ(南西)に岩淵山 正面(北)に浅間隠山
 左後ろ(南西)には岩淵山、山裾越しに、ちょっぴり浅間山、正面(北)には浅間隠山が見えます。
西南西に浅間山






 駐車場に車を止める前に回りの様子を見るために二度上峠まで行って浅間山は眺めてあったので、どの辺で全体の姿を現すのか楽しみにしていたのですが、やっとここで左側(西南西)に眺めることが出来ました。
鞍部の笹原 北軽井沢分岐 緩急二つのジグザグ
 いったん鞍部に降り、登り返しと云うよりは平坦な笹原の径を進むと北軽井沢の分岐となります。この先から緩やかな登りが始まり例の如く緩急二つのジグザグ径で北東に向かいます。
南東方面に雨坊主山、角落山、剣ノ峰









 右手、南東方面に朝日を浴びたシルエットが綺麗です。雨坊主山、角落山、剣ノ峰あたりでしょうか。
岩淵山の山裾の先に浅間山 南には鼻曲山
 いつの間にかカラマツ林からミズナラの林に変わっていました。後ろを振り返ると岩淵山の山裾の先には浅間山、南には鼻曲山が見えます。
傾斜の増した登り坂 左側が20分、右側が23分 剔れた急坂
 ミズナラにダケカンバが混じってくると傾斜も増してきます。山頂まで左側で20分、右側で23分という案内標識が立っていました。普通に考えたら所要時間の長い方がジグザグを多く取った傾斜の緩い径と考えるでしょう。小生は、そう考えて右側を進んだら急勾配の剔れ径、試しにと下りでは左側の径を降りたのですが、こっちの方が穏やかな径でした。おまけに20分程度で行ける所はわらび平分岐まで、山頂へはさらに10分が必要でした。
八ヶ岳、南アルプス、鼻曲山、荒船山の上に富士山、妙義山、奥秩父の山々







 後ろを振り返ったら急坂の途中に展望地がありました。
 南側に八ヶ岳から南アルプス、鼻曲山、荒船山の上には富士山、さらに妙義山、後ろには奥秩父の山々と続いています。
南東には剣ノ峰、角落山、雨坊主山









 南東には剣ノ峰、角落山、雨坊主山でしょうか。
西南西に浅間山 わらび平分岐
 左後ろの西南西には浅間山、登り切ったらわらび平の分岐で、ここを左カーブで北西に下ります。
鞍部の先に山頂 深い笹の径
 鞍部の先(北西)に山頂が見えます。深い笹の径で足下が見えないので、ちょっと心配になりますが山頂まで一直線です。
山頂の赤いダウン 二等三角点浅間隠シ
 山頂に一番乗りした人の赤いダウンが見えます。二等三角点浅間隠シですが、この時間なら陰が北西に向いているはずですから45度ほど方向がずれて立っているのでしょうか。
山頂標識と石祠




 山頂標識と石祠は浅間山を左後ろにして北東を向いています。山頂標識は県庁所在地、石祠は麓の町や村か真南を向いている場合が多いのですが、地図を広げて見たら東吾妻町や子持山、沼田市の方になります。
 今は二度上峠下登山口がメインですが、もしかしたら浅間隠温泉郷から登るコースが古くからの道なのかもしれません。
西南西に浅間山







 そんなことを詮索するよりも雄大な山岳展望を楽しみましょう。
 一番目立つのは西南西の浅間山、右隣に篭ノ登山、湯ノ丸山。
北西の樹間に四阿山









 北西の樹間に四阿山。
北には草津白根山、横手山、岩菅山、白砂山、右手前にシャクナゲ尾根








 北には草津白根山、横手山、岩菅山、白砂山、右手前にシャクナゲ尾根。
北東に谷川連峰、武尊山








 北東には谷川連峰、武尊山は頭が雲の中、手前に浅間隠温泉郷、右手前の山は竜ヶ岳、笹塒山のようです。
東北東に赤城山、東に榛名山








 竜ヶ岳、笹塒山の先に小野子山、子持山、東北東に赤城山、右手前の東には榛名山。
東南東に関東平野、南東に角落山、剣ノ峰








 榛名山の山裾、東南東には関東平野、真ん中手前に雨坊主山、南東に角落山、剣ノ峰。
 左手前が高倉山、右手前のこんもりとした山はわらび平分岐の峰でしょう。
南南東に妙義山、南に荒船山、後ろに富士山








 南南東には奥多摩、奥秩父の山々、手前に妙義山、南には荒船山、その先に金峰山、さらに奥には富士山まで見えます。
南に鼻曲山、南南西に南アルプス、八ヶ岳、南西に蓼科山








 南に鼻曲山、南南西に南アルプス、八ヶ岳、さらに南西には蓼科山、頭上に雲があるので北アルプスまでは見えません。
山頂の方位板







 山頂に方位板があるので山座同定の確認が出来ます。
下山開始








 一番乗りの赤いダウンのカップルは未だのんびりとしていましたが、ゆっくりと食事休憩も済ましたので別れを告げて降りることにしました。
登山口 峠から下に三番目の駐車場
 下る時に挨拶が面倒なほど人に出会いましたから、この通り駐車場も満杯。簡単に登れて絶景が味わえるので人気の山なのでしょう。

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