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(天城山) 万二郎岳 1,299m 万三郎岳 1,406m 伊豆市・東伊豆町境界
歩行時間 4時間15分 歩行距離 8.5km
参考図書 花の百名山登山ガイド 下(山と渓谷社)
行程 天城高原ゴルフ場06:54→万二郎登山口分岐07:10→沢07:20→崩落地07:29→万二郎岳07:54/08:04→梯子のある岩場08:20→アセビのトンネル08:30→石楠立(はなだて)08:42→ブナの巨木08:54/09:11→万三郎岳09:25/09:41→石楠立10:08→万二郎岳10:43/10:48→ゴルフ場11:48
山遊日 06/05/21

登山者用駐車場



 千葉の山からも見える天城山ですがアマギシャクナゲを求めて行ってみました。距離的にも200km位しかないのですが以外と時間がかかりました。
 100台近く駐車できそうな広い駐車場ですが大型バスも数台止まっており、7時前でも半分以上が埋まっていました。
天城高原ゴルフ場登山口







 駐車場から道路を挟んだ反対側に天城縦走路入口の標識があり、南西に向かって進みます。
右側が檜の林、左が自然林 沢沿いにアセビとヒメシャラ
 左側がゴルフ場なのですがブナやアセビの自然林が緩衝になっており、あまり気になりません。右側がヒノキの植林で緩やかに登っていきます。
 少し、下り始めると万二郎登山口の分岐になり西に向かうシャクナゲコースの方は自然保護のために通行止めとなっていました。
 南に向かって沢まで下り、二三度沢を渡ります。地形図に沢は書かれていないのですが、春だけ流れているのでしょうか。アセビやヒメシャラ、モミジの木が目立ちます。
崩落地






 初めはカラ沢かと思ったのですが崩落地のようです。集中豪雨か何かでやられたのでしょうか、大きな岩がゴロゴロしてます。
 トウゴクミツバツツジの濃いピンクとブナの新緑が荒々しい風景を和らげてくれています。
万二郎岳






 山頂付近が少し勾配が強いだけで、立ち止まって息を整えるようなこともなく、すんなりと万二郎岳の山頂に到着しました。
1,325ピーク









 ここで小休止、木立の間から西の方に1,325ピークが見えました。
下田方面 万三郎岳
1,325ピーク 富士山方面
 山頂からは西に向かいます。少し下ったところに岩場があり、ここからの眺めは最高です。今日は残念ながら雲がかかっており見えないのですが南に下田方面、北西に富士山が見えるのだそうです。
 今から向かう1,325ピークと万三郎岳が、これだけ綺麗に見えるのだから良しとしましょう。
巨大なアセビとヒメシャラ ブナの新緑


 急な下りは直ぐになだらかになり、快適な尾根歩きとなります。
 右(北)側には巨大なアセビとヒメシャラが続きます。庭木で見るアセビは高くてもせいぜい背丈並、ヒメシャラの幹は直径10cmを越えれば大きい方でしょう。全く不思議な光景に感じました。
 左(南)側の急斜面ではブナの新緑が綺麗です。右と左の光景が全く違うのも面白い風景でした。
岩場の梯子 振り返って見た万二郎岳
 梯子のかかった岩場になりました。岩の上から万二郎岳を振り返って見てみました。
南斜面の崩落地







 すぐ先で右側の木立の間から大規模な崩落地が見えました。天城高原ゴルフ場登山口の駐車場も見えますし、後ろに遠笠山らしきものも見えますので先ほど通った崩落地に続いているのでしょう。
アセビのトンネル アセビのトンネル
 ピークを過ぎるとアセビのトンネルに入ります。残念ながら花は終わって新しい葉が出ているのですが、4月頃が見頃だったのでしょうか。代わりにトウゴクミツバツツジが咲いていました。
石楠立(はなだて)





 また梯子のかかった岩場を過ぎると石楠立(はなだて)です。
 右(北)側にシャクナゲの群生が少しずつ現れて来ました。
咲き始めたシャクナゲ









 未だつぼみの木が多いのですが咲き始めたのもあります。来週あたりが見頃となるのでしょうか。
ハウチワカエデ ハウチワカエデ
 巨木、古木の多い天城山ですがカエデの大きいのもありました。ハウチワカエデだと思いますが、こんな大きいのは初めて見ました。
ブナの純林









 更に進むとブナの純林に変わりました。
巨木ブナの案内標識






 カエデにビックリしていたら今度は巨木ブナの案内標識がありました。
巨木ブナ













 もう凄いとしか言いようがありません。根回りも大きくて直径10m位浮き出ていますし、周りにも大きなブナがあり、側でシャクナゲも咲いていました。
万三郎岳









 一登りして到着した山頂はご覧の通りです。何も言うことはありません。はい
一等三角点万城岳







 広場の真ん中に一等三角点が居座っています。
富士山方面








 万二郎岳の下の岩場で見えなかったのですから、ここからも残念ながら富士山は見えません。
カラ沢分岐に向かう道の通せんぼ







 北側のカラ沢分岐に向かうシャクナゲコースは通行止めとのことですから、ここにもご覧の通り「通せんぼ」が張ってありました。
トウゴクミツバツツジ








 周回コースが駄目ならば、もと来た道を戻るしか方法はありません。
 トウゴクミツバツツジのアップ写真を撮り忘れていましたので万二郎岳を下った所でゲットしました。
天城高原ゴルフ場登山口





 登りは殆ど苦労しなくて済んだのですが下りは人を交わすのが大変、特に岩場の梯子では渋滞になってしまいました。
 アマギシャクナゲが人気のこの山に今日来たのだから致し方有りません。おつかれさまでした。
駐車場から見た天城山








 車に戻ってから天城山を振り返って見ました。万二郎岳、1,325ピーク、アセビのトンネルがある馬の背が写っているのに万三郎岳が有りません。あとのまつり、いつものことです。はい
追記
 一人一石ボッカ運動という案内板に途中で気が付きました。山道がえぐれていて荒れているなとは思っていたのですが気づくのが遅すぎました。調べてみたら駐車場の入口に運ぶ石が積んであるそうですが大型バスの陰で見えなかったようです。今度登るときには二個運びます。

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