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荒海山 ・1,581m 南会津郡南会津町(旧田島町)・栃木県日光市(旧塩谷郡栗山村)境界
歩行時間 5時間19分 歩行距離 10km
参考図書 新・分県登山ガイド 6 福島県の山(山と渓谷社)、山と高原地図 13 日光・白根山・男体山(昭文社)
行程 八総鉱山跡少し先の路肩07:07→砂防ダム堰堤07:18→登山口(徒渉)07:34→砂防ダム07:40→尾根分岐08:13→大岩09:42→荒海山10:14/10:24→大岩10:46→尾根分岐11:55→砂防ダム12:15→登山口12:18→砂防ダム堰堤12.28→鉱山跡手前の路肩12:36
山遊日 13/06/07

八総鉱山跡の少し先 橋を渡って左が林道、右がゲートで塞がれた広い作業場
 東北道西那須野塩原ICから塩原温泉、会津西街道、さらに国道352号線へ入り南西に進み、野岩鉄道会津高原尾瀬口駅から1kmほど先の袋口で案内看板を見て左折するのは七ヶ岳に行った時に確認済みです。
 荒海川沿いに走ると舗装道路から砂利道に変わります。八総鉱山跡のボタ山付近が道幅が広く、ここをガイドブックでは駐車場所と案内しているのですが未だ道路がしっかりしているので、そのまま進み、橋を渡り左岸へ移ったら右側がゲートで塞がれた広い作業場、左側には少し荒れた道路が続いていたので、ここでターンし、広い路肩に駐車しました。
南西に向かう林道 林道脇に登山カードポスト
 南西に向かう林道は少し荒れていますが通行には差し障りはありません。途中に二ヶ所ほどターン・駐車スペースも備えられています。さらに先には登山カードポストが立てられていました。
砂防ダムの堰堤 荒れた林道跡
 林道の終点も車返しになっています。その先で砂防ダムの堰堤を渡り荒海川の右岸に移ります。ここは林道跡と云う事ですが荒れており山径です。途中には崖崩れで山になっている場所もありました。
タニウツギ ラショウモンカズラ
 途中で多く見られたタニウツギ、これは林道の脇にも咲いていました。ラショウモンカズラは、この先の沢でも見られました。
樹間に山並み







 右(西)の樹間に山並みが見えますが荒海山に向かう尾根でしょうか。
荒海川を徒渉 沢の左岸を進む
 マーキングを見て荒海川を徒渉、沢の左岸を西北西に進みます。
砂防ダムの右端を越える 沢を離れる
 砂防ダムの右端を越えて進むと沢歩きになりますが水量が少ないのでカラ沢歩きと変わりません。さらに先で沢を左に見送ります。
岩の急登 沢の登り
 直ぐ先が岩の急登でロープが下がっています。また水が出て小沢の登りとなりましたが、ここにもロープがあります。
ドロの急登 ロープの助けを借りて
 ドロの急登ですがロープがないので木の枝や根っ子を頼りにして登ります。今度はロープの助けを借りて・・・
尾根に到着 ブナの尾根径
 ようやく尾根に到着しました。ここで左折、ブナの目立つ尾根径を南に向かってルンルン気分で進みます。
笹藪 ロープの下がる急登
 しかし、それも長くは続きません。所々にうるさい笹藪、前日に雨でも降ったのでしょうか、膝から下はビショビショです。ロープの下がる急登もあります。ましてや、ここはドロで足が滑ります。
木の根 樹間に荒海山
 木の根だって歩きやすいものではありません。そんな山径で5回も登り下りを繰り返します。それでも何とか登り通すことが出来るのは樹間に見えてきた荒海山や所々に咲いているシャクナゲのお陰でしょうか。
樹間に荒海山








 左前方(南南東)に荒海山がはっきりと見えてきました。
シャクナゲ 途中の大岩
 シャクナゲは先程のロープの下がる急登辺りから現れるのですが一番綺麗に撮れた一枚を、その他に、この辺りから目に付いた樹木はヒノキの葉っぱを大きくしたような自然樹だからアスナロでしょうか。巨木を何本も見ることが出来ました。途中で、こんな大岩も現れました。時間的に推測すると・1380m地点かと思われますがどうでしょうか。
崖のロープ ロープの下がる急登
 右(西)側が崖でロープが張られている所を下ります。その後は、またロープの下がる急登です。
タムシバとツツジ ドロの急登
 タムシバとツツジを眺めてからドロの急登を登ります。
荒海山の肩






 登り着いたところは荒海山の肩のような場所で樹木が灌木に変わり回りが見渡せ、山頂も東側に見えます。
東南東へ








 灌木と腰までの笹を掻き分け東南東の山頂を目指します。
南稜小屋 山頂標識
 左側に南稜小屋が建っています。山頂の北側にあるのに、どうして南稜なのでしょうか、おまけに笹が深くて近寄れません。直ぐに荒海山の山頂で、振り返って北側に山頂標識を写真に納めました。左側の石碑には「大河の一滴ここより生きる/阿賀野川水源の標」と記されています。同時にここは利根川水系の分水嶺でもあるそうです。
南東の芝草山








 南東の芝草山でしょうか。ガスではっきりしません。
東北東の三角点峰








 東北東の三角点峰(二等三角点太郎岳)を目指しました。
笹で進行不能 山頂標識
 ところが直ぐに笹で進行不能状態、山頂標識前に戻り休憩としました。おもむろに山渓の分県ガイドと昭文社の山地図を広げてみたら次郎岳の表記が違います。山渓では南西の・1560m地点、昭文社は三角点峰となっています。どちらが正しいのか両社で話し合ってみたら如何でしょうか。困るのは利用者なのです。
南西に・1560m地点







 南西に・1560m地点、本来なら、この先に田代山、帝釈山が見えるのでしょうか。
北西には黒峠山








 北西には黒峠山。
北に七ヶ岳








 北に七ヶ岳。左手前が登ってきた尾根と思われます。

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