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千枚岳△2.880.3km 丸山・3032km (荒川岳)東岳・3,141km 中岳△3.088.7km 静岡市葵区 小赤石岳・3.044km 赤石岳△3.120.5km 静岡市葵区・長野県下伊那郡大鹿村境界 参考図書 ヤマケイYAMAP I 木曽駒・宝剣・空木・荒川三山・赤石・聖・光(山と渓谷社) 山と高原地図 42 塩見・赤石・聖岳(昭文社) 1日目 歩行時間 6時間 歩行距離 9km 行程 畑薙第一ダム夏期臨時駐車場07:10 送迎バスで移動 椹島ロッジ08:10/08:14→滝見橋08:27→送電鉄塔09:28→岩頭見晴し09:40/09:44→林道10:03→小石下10:28→林道10:48→休憩10:49/11:01→清水平11:49/11:51→蕨段12:36→見晴台12:46/13:04→駒鳥池14:10/14:16→千枚小屋14:56 2日目 歩行時間 9時間24分 歩行距離 14.5km 行程 千枚小屋05:10→千枚岳05:58/06:02→丸山06:55/07:08→東岳07:41/08:03→鞍部08:30→中岳09:17/09:27→荒川小屋10:26/10:47→大聖寺平11:28/11:41→小赤石岳の肩12:43→小赤石岳13:00/13:07→分岐13:18→赤石岳13:40/13:49→分岐14:02→富士見台15:47→赤石小屋16:14 3日目 歩行時間 3時間 8分 歩行距離 5km 行程 赤石小屋05:51→小屋まであと30分06:12→小屋まで3/5地点07:06/07:12→樺段07:33→1/5地点08:26→椹島ロッジ09:05/10:30 送迎バスで移動 畑薙第一ダム臨時駐車場11:30 山遊日 14/07/30〜08/01 |
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新東名新静岡ICから県道27号線で北上、玉川地区で左折、県道189号、60号線で北西に向かい、井川ダムを目指します。さらに進むと畑薙第一ダムになり夏期臨時駐車場が現れます。「臨時」に気を取られ、ここで良いのか悩んだのですが東海フォレストのバスはここから出るとのことなので8時の始発を待ちました。ところが7時前にバスが現れ、乗れるとのこと、大急ぎで登山届けを出し、施設利用券三千円也を購入しました。途中で見える吊り橋やフシグロセンノウ、聖岳、赤石岳等の案内を受けながら1時間で椹島ロッジへ到着しました。 |
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椹島ロッジからは北に進みます。右に神社を見送り、先で左側の急坂を登り切ると椹島ロッジ入口で、さっきバスで通った所に出ます。 |
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左側が赤石岳の登り口、右(北)が滝見橋を経て二軒小屋に向かう車道になります。花の多い山と聞き楽しみにしているのですがバスから見たフシグロセンノウは別にしてカメラに納める第一号はヨツバヒヨドリの咲き始めでした。 |
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車道は滝見橋の手前で右カーブし東に向かうのですが千枚小屋は北に直進します。山径に入ったら二つの滝が落ちていました。 |
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滝を過ぎたら山径も右カーブで北東に向きを変えます。吊り橋を渡ったら岩の急登となりました。 |
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このまま登ったら、どうなるのだろうかと思っていたら右(南)に巻きます。こんどは左カーブで北東に向かう岩の登り径と なりました。この辺で千枚小屋を4時半で出たと云う方に出会いました。さらに5時に出たと後続が続きます。 |
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北に向かう尾根径に出ると、ぐんと楽になります。昭文社の山地図では鉄塔横となっているのですが直下に出ます。ここが最初の休憩ポイントなのでしょうが、全く見晴らしがないので岩頭見晴しまで行くことにしました。 |
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少し下り、岩尾根を登り返すと岩頭見晴しでした。 |
![]() 確かに見えました。ところで赤石岳、荒川岳のどちらなんでしょうか?さっぱり分かりません。 |
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尾根径を進んだら林道に出ました。直ぐ先で鉄階段を登り、再び山径に入ると急登となりジグザグに進みます。 |
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尾根径に変わり先に進むと小石下で三等三角点小石下とベンチがありますが、岩頭見晴しで小休止をしたので、そのまま進みました。 |
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再び林道へ出ます。その先で、今度は下りとなって山径に入ります。巻き径になったら座り心地の良さそうな岩があったので休憩としました。 |
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巻き径の途中に清水平がありました。さっそく水場で顔を洗いペットボトルに水を補給しました。 |
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尾根径に変わり、先に進んだら蕨段で三等三角点蕨段がありました。 |
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さらに、その先の尾根径に見晴台の標識が掛かった大岩があり、その横を登ったら林道の横に出ました。そこにはベンチがあり展望台となっていたのです。 本日最良の展望場所とのこと、早速、恒例のモロキュウとビール、梅干しお結びで昼食休憩としました。 |
![]() 南西に赤石岳。 |
![]() 北西に荒川岳、千枚岳。 |
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二枚目の写真はゴゼンタチバナですが、ちょっと薄暗かったのでピンボケになってしまいました。平らな径になって、しばらく歩いたら駒鳥池でした。千枚小屋まで1時間の案内で一安心、駒鳥池は、ここからちょっと下ると云う事なのでパス、しばしの休憩としました。 |
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小屋まで15分の案内を見ると元気になります。オオサクラソウをゲットです。 |
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足下にミヤマキンバイを見つけたら、その先がお花畑になっており、その中に千枚小屋が建っていました。 |
![]() 東南東の冨士山は雲の中ですが、その右側(南東)に笊ヶ岳が見えました。 |
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先ずは受付を済まし、目立った花をカメラに納めました。カラマツソウにトリアシショウマ。 |
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タカネグンナイフウロ、シナノキンバイ。これで安心して乾杯が出来ます。 |
![]() 4時30分の朝食後に表へ出てみたら冨士山がこんなに綺麗に見えました。 |
![]() そんなに天気は期待をしていなかったのですが笊ヶ岳もこの通りです。 |
![]() ご来光のオマケもありました。 |
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身支度を調えて5時過ぎに出発しました。足下はマルバタケブキの群生地で咲き始めでした。 |
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千枚岳を目指して北に登っていたらヤマハハコを見つけました。その先が二軒小屋分岐分岐でした。 |
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分岐から東に進む途中でヨツバシオガマが咲いていました。森林限界を越え右カーブで北に向かったら岩の間にイワツメクサが多くなりました。 |
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千枚岳に到着です。三等三角点上千枚がありました。 |
![]() 東南東に冨士山、そして南東に笊ヶ岳。 |
![]() 南東の笊ヶ岳から南側の山々。 |
![]() 南西方向に聖岳?、赤石岳、そして前岳。 |
![]() 西に前岳、東岳、丸山。 |
![]() 北北西に塩見岳、北には南アルプス北部の山々。 |
![]() 北東には金峰山などの奥秩父の山並みと360度の視界が広がっていました。 |
![]() 次は丸山を目指して北西に進みます。ここは巻き径ですが、この後は足場の悪い岩の間を急降下します。 |
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同時に、そこは山野草の宝庫でした。シロウマオウギにタカネマツムシソウ。 |
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タカネビランジ、タカネコウリンカ。 |
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イブキジャコウソウ、チシマギキョウ、ハクサンシャクナゲ。 |
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葉っぱが違うので何かなと思って撮ったのですが、よく見たらタカネビランジでした。背丈が低いのでキタダケトリカブトかと期待を持ったのですが、それは北岳だけに咲く固有種とのことです。タカネナデシコもありました。 |
![]() やっと安全な場所まで降りてきました。ここからは、なだらかに登るだけです。 |
![]() 丸山の山頂で、後は笊ヶ岳です。 |
![]() 東岳を目指して西に進みます。 |
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ハクサンイチゲ、コイワカカガミ、イワベンケイ。 |
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東岳の山頂です。ここには三角点の代わりにケルンが立っていました。 |
![]() ここも遮る物は何もありません。今度はズームで冨士山。 |
![]() 笊ヶ岳。 |
![]() 聖岳、赤石岳。 |
![]() 前岳、中岳。 |
![]() 中央アルプス。 |
![]() 塩見岳、仙丈ヶ岳。 |
![]() 甲斐駒ヶ岳、間ノ岳、農鳥岳。 |
![]() 奥秩父の山々。 |
![]() 中岳を目指して西南西へ下ります。 |
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左(南)の岩尾根に猿と雷鳥がいました。ズームにしましたが間に合いませんでした。 |
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途中から足場の悪い岩の間の急降下となります。鞍部からは緩やかな登り径に変わります。 |
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途中にウラジロナナカマドとミヤマオダマキが咲いていました。 |
![]() 中岳避難小屋です。 |
![]() 中岳には、もう少し登らなければなりません。 |
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中岳山頂です。三等三角点荒川岳がありました。 |
![]() 東岳を振り返って見ました。真ん中に見える三角形の小さな建物が中岳避難小屋です。 |
![]() 先に進むことにしましょう。 |
![]() 荒川小屋と前岳の分岐まで来ましたが、今日は行程が長いので前岳はパスすることにしました。 |
![]() 左(南)側に急降下します。 |
![]() 赤石岳手前の緑の斜面に荒川小屋の赤い屋根が見えます。 |
![]() 前岳南面下の斜面は巨大な、お花畑になっています。 |
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日本鹿避けの柵が張り巡らされており扉を開けて中に入ります。こちらが、お花畑の上側。 |
![]() 下側だって、この通り、花、花、花です。 |
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白いハクサンイチゲと黄色のシナノキンバイが一番多いのですが今回、初めて見る花だけをカメラに納めました。ショウジョウバカマにアオノツガザクラ。 |
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ミヤマクロユリ、ハクサンチドリとキバナノコマノツメ。 |
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南側の扉を出て先に進んだらハクサンフウロが咲いていました。 |
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荒川小屋に着いて水を補給しようとしたら小屋にはありません。3分ほど東に下った所に水場があるので、ここを休憩場所にしました。 |
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この近くにも花がありました。シナノオトギリ、ミソガワソウ。 |
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荒川小屋の倉庫前を横切り急斜面をジグザグに登ります。この途中にキバナシャクナゲが咲いていました。 |
![]() 長野県境尾根の左(東)側の巻き径に出ると大聖寺平に向かう穏やかな径になります。 |
![]() 大聖寺平に入ってきました。 |
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大聖寺平標柱の前に広河原小屋分岐の指導標が立っているのですが文字が消えていて読めません。お腹も空いてきたので、ここで昼食休憩を採ることにしました。二日目なので恒例のモロキュウとビールはありません。 |
![]() 大聖寺平からは、なだらかなジグザグで南に登り、ここからは左カーブで東の小赤石岳の肩を目指します。 |
![]() 千枚小屋を出てから約7時間を過ぎて疲れも貯まってきたのでしょうか。小赤石岳の肩に向かう、ここのジグザグが一番辛く感じました。 |
![]() ふう〜、こいつが難敵でした。 |
![]() 後は尾根径なので元気を取り戻しました。ただ赤石岳に雲がかかってきたのが気になります。 |
![]() とにかく前に進みましょう。 |
![]() 小赤石岳に到着。ここで、また昭文社名物の誤記を見つけました。ここに三角点はありません。 |
![]() 赤石岳は雲の中です。 |
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鞍部まで下ったら富士見平や赤石小屋、椹島方面への分岐がありました。 |
![]() とにかく赤石岳に急ぎましょう。 |
![]() 雲が切れる時もあり、一喜一憂です。 |
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赤石岳の山頂には一等三角点赤石岳があります。 |
![]() 南東に赤石岳避難小屋。 |
![]() 西南西へ大沢岳。その左の聖岳は見えません。 |
![]() 北の小赤石岳、北北東に荒川岳が見えます。 |
![]() 東北東方向です。 |
![]() 富士見平分岐まで戻りました。 |
![]() お花畑を横目で見ながらザレた径を急降下します。 |
![]() 小赤石岳を振り返ってみました。確かに赤い石が多いです。 |
![]() 急降下は未だ未だ続きます。 |
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ここでも新しく見つけた花だけ撮りました。ミネウスユキソウ、テガタチドリ。 |
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急降下が終わり黒っぽい岩の多い沢まで降りたのですが砲台休憩所を見つけることが出来ませんでした。巻き径に変わった所で雨が落ちてきてしまいました。その後、雷、大雨に変わり、幾つかの桟橋を渡ったのですが写真はありません。 |
![]() 尾根径に変わり登り下りしていたら富士見平に着きました。赤石小屋まで30分の案内で一安心です。 |
![]() 北の荒川岳は、もちろん見えません。 |
![]() 西の赤石岳と今通ってきた尾根だけは、辛うじて見えます。 |
![]() 南西の聖岳も見えません。 |
![]() ようやく赤石小屋に到着です。 |
![]() 昨日の夕立はこの辺の名物とのこと、もう少し早く小屋に入るべきでした。 今日も晴れて北側に荒川岳が見えました。 |
![]() 西に赤石岳、その右側に富士見平のある尾根が、はっきりと分かります。 |
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赤石小屋からの南東に向かう尾根径は急降下となります。登り返したら・・・ |
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小屋まで30分の案内がありました。山地図にある尾根上の小ピークと思われます。また急降下となります。 |
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歩荷返し、椹島4/5赤石小屋の案内を見て急降下が続きます。 |
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赤石小屋3/5椹島の案内が出て来ました。山地図に聖岳が見える小広場との記載があり、また1時間以上歩いたので休憩にしたのですが何も見えませんでした。さらに下ると樺段となり旧林道が通せんぼになっています。 |
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桟橋がありました。昨日も雨が降り出した巻き径に、いっぱいあったのですが取り損ねたので、ここに載せておきます。その下に、また旧林道の通せんぼが出て来ました。 |
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また急降下したら椹島1/5荒川小屋の案内が出て来ました。勾配はさらに傾斜を増し大きなジグザグをきります。 |
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もう少しで椹島と云う所で斜度は益々増してきて、ジグザグも小さくなり足にきます。その先が鉄階段でした。 |
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降りて左折すれば一昨日の道です。滝見橋分岐を見送り、椹島ロッジ入口から下ります。 |
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9時過ぎに椹島ロッジに着きバスの予約を取ったら次の発車は10時30分とのこと、南アルプス白旗史郎写真館を二百円也で拝見しました。それでも時間が余り売店横のテーブルで休んでいたらシナノナデシコが咲いているとの話を聞きつけテント場に行きました。なるほど背丈が低いナデシコでした。 |
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バスは定刻通りに出発、畑薙第一ダム臨時駐車場に付いたら静岡茶の接待を受け下山届けを提出してお別れです。駐車場の車の台数は出発時と、そんなに変わりませんでした。 |