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月山 月山神社・1,984m 一等三角点月山△1,979.5m 西村山郡西川町・鶴岡市(旧東田川郡羽黒町)・東田川郡庄内町(旧立川町)境界 姥ヶ岳△1,669.7m 西川町
歩行時間 3時間31分 歩行距離 8.1km
参考図書 新・分県登山ガイド 5 山形県の山(山と渓谷社) 花の百名山登山ガイド 上 (山と渓谷社) 山と高原地図 8 鳥海山・月山(昭文社)
行程 姥沢駐車場07:47→リフト下駅07:59 リフトで上駅へ リフト上駅08:13→姥ヶ岳分岐08:19→牛首08:56→鍛冶屋敷09:30→芭蕉句碑09:37→月山神社09:43/09:50→一等三角点月山09:59/10:13→月山神社10:20→芭蕉句碑10:24→牛首10:50→金姥(湯殿山分岐)11:09→姥ヶ岳11:25/11:31→姥ヶ岳分岐11:45→リフト上駅11:50 リフトで下駅へ リフト下駅12:05→駐車場12:14
山遊日 11/07/16

姥沢駐車場 トイレと宿泊施設
 実家で夕方から行われる法事へ行くついでに、ちょっと早起きをして月山へ寄り道をしました。山形道月山ICで降りて月山湖の所を少し東へ戻り、左折して六十里越街道へ、その先で月山志津線へ入り北上すると姥沢駐車場で終点となります。駐車場の左(西)側に綺麗なトイレがあり、先(北)に宿泊施設などが続いています。
月山環境整備運営協議会のプレハブ タニウツギとリフト下駅
 車両進入禁止となっていますが、何故か道路脇に置かれた通せんぼの中にスキー客などの車が駐車しています。「月山環境美化のために200円の協力金を」との案内があったので月山環境整備運営協議会のプレハブで募金に協力するとシールを頂けます。
 右(東)に姥沢小屋を見送ると、左カーブになり、姥沢沿いには綺麗なタニウツギが咲き誇り、その先に月山ペアリフト下駅が見えてきます。
ニッコウキスゲとリフト下駅 月山ペアリフト乗り場
 今度はニッコウキスゲの群落が見えてきました。リフトの料金は往復で1,000円、片道で560円です。途中で足下にヨツバヒヨドリが見えてきました。さらに驚くことに何とハクサンチドリの群落まで見えてきましたが、動くリフトから撮ることは不可能でした。
上駅の上部 姥ヶ岳分岐
 リフトの距離は1km程あるのでしょうか。速度が遅いので15分近くかかります。北に向かって階段径を進むと姥ヶ岳との分岐になります。
姥ヶ岳の山裾を北へ








 どっちに進むか迷ったのですが前の方が姥ヶ岳の山裾を北に向かったので、そのままついて行きました。
チングルマにイワカガミ ショウジョウバカマ イワイチョウ
 さすが花の百名山、足下に次々と山野草が姿を現してくれます。チングルマにイワカガミ、ショウジョウバカマにイワイチョウ・・・
初めての雪渓越え その先にスキー場
 今日初めての雪渓越えです。雪を踏んでみたら柔らかいので軽アイゼンは省略とし、そのまま進みました。さらにその先には、もっと大きい雪渓がありスキー場になっていました。
雪渓のミニスキー場









 下ったら、その分だけ戻ってこなければと思うと・・・です。
さらに北上 牛首
 さらに北上し、南西の姥ヶ岳からの径と合流すると牛首です。
北西方向の谷







 牛首からは東に進むようになります。
 左後方、北西方向に見える谷です。
山頂から北に延びる尾根









 左前方に見えるのは月山山頂から北へ延びる尾根です。
岩のころがる径 段々と急斜面に
 最初はなだらかなのですが段々と急斜面になっていきます。
雪渓地帯と姥ヶ岳








 後ろを振り返ると通り越してきた雪渓地帯と、その後ろには姥ヶ岳が見渡せます。
延命地蔵尊 鍛冶稲荷神社
 ここに鍛冶小屋があったとのことですが延命地蔵尊と鍛冶稲荷神社が祀られていました。なお鍛冶稲荷神社に生えていた黄色い花はアブラナ科のヤマガラシのようです。
左カーブで北東へ 壊れた階段径
 ここからは左カーブで北東へ進みます。壊れかかった階段径を進むと石碑のようなものが見えてきました。
芭蕉の句碑 山頂広場の北側に月山神社
 慰霊塔か何かかなと思ってみてみたら「雲の峰 幾つ崩れて 月の山」と彫られた芭蕉の句碑でした。この直ぐ先が山頂広場で北側に月山神社や頂上小屋が見えてきます。
ヒナウスユキソウとヨツバシオガマ ハクサンイチゲ ウサギギク ハクサンフウロとミヤマキンポウゲ
 クロユリはもう終わったとのことですがヒナウスユキソウ、ヨツバシオガマ、ハクサンイチゲ、ウサギギク、ハクサンフウロ、ミヤマキンポウゲなどを見ることが出来ました。
月山神社




 月山最高地点は月山神社と聞いていたので500円也(登拝認定書、絵葉書付き)で、お払いを受けて中に入ったのですが神社内は撮影禁止ということで何も記録が残せません。一等三角点月山は神社外の後方にあると宮司さんから教えて頂きました。
神社後方(北側)の岩山


 神社内は撮影禁止、後方の石壁に乗ることも危険に付き禁止と書いてあったので精一杯に手を伸ばして神社後方、北側の景色を手に入れました。神社外なので許されるのかなと解釈をした次第です。
 出口の手前に御神酒が供えられておりました。参拝料を奉納しているのでタダで良いのかなと思いましたが賽銭箱が用意されており、少額のお付き合いをしたのですが三杯も飲み、元をとらせて頂きました。
右(東)横を回り込み北側へ





 一等三角点月山を見ないわけにはいきません。月山神社の右(東)横を回り込み北側へ向かいました。
北側から月山神社の裏側を

 羽黒山側から登って来られた方に一等三角点の場所をたずねたら「最高地点は月山神社なので三角点を求める人はいない。何度も来ているが見たことはない」とのこと、その後ろの人に聞いても「知らない」でした。
 こうなったら自分で探すしかありません。神社の直ぐ後ろは立入禁止の看板が出ていたので、もう少し北側から尾根に登ってみました。
 こちらが北側から見た月山神社の裏側です。
タカネイバラ シャクナゲ タテヤマリンドウ
 思いがけない花畑もありました。タカネイバラ、シャクナゲの蕾、タテヤマリンドウです。
一等三角点月山





 岩山の陰(北側)から人の声が聞こえたので行ってみたら、ちゃんと一等三角点月山が鎮座していました。
北側に続く尾根の上に鳥海山







 目指すものは山頂部の北端にあったのです。
 雲が流れて北に続く尾根の上にちょっとだけ鳥海山が姿を現してくれました。
西側の沢









 西側に見える沢です。
北側の尾根








 先着の五人組とビールで乾杯をして鳥海山の雲が切れるのを待ったのですが駄目でした。
尾根から東へ下る 尾根下の巻き径を南へ
 尾根からだいぶ東へ下ります。やはりこうであれば、よほど三角点の事を気にしなければ気がつかないのかも知れません。尾根下の巻き径を南に進みます。
南東の地蔵森山









 南東の地蔵森山方面だったのでしょうか。
月山神社の横で尺八 月山神社入口
 月山神社の東横で尺八を吹いている人がいました。確か曲名は「コンドルは飛んでいく」妙に様になっていました。月山神社に別れを告げて南に戻ります。
山頂小屋を経て芭蕉の句碑へ









 山頂小屋を経て芭蕉の句碑へ向かいます。
牛首から雪渓のミニスキー場を









 牛首から見た雪渓のミニスキー場です。
牛首から姥ヶ岳へ









 牛首から姥ヶ岳を目指します。
石畳の径









 雪渓を見ながら石畳の径を南西へ進みます。
柴灯森から金姥、姥ヶ岳








 この地点が柴灯森なのでしょうか。鞍部にある金姥を経て姥ヶ岳に向かいます。
金姥









 ここが金姥です。
右折で西に進めば湯殿山神社へ









 右折で西に進めば装束場を経て湯殿山神社へ下ります。
牛首から来た尾根径









 こちらが牛首から柴灯森を経て降りてきた尾根径です。
何の実? 白いシャクナゲ 薄いピンクのシャクナゲ
 姥ヶ岳に向かう尾根径も草花が豊富です。これは何の実でしょうか。白いシャクナゲ、薄いピンクのシャクナゲも咲いていました。
ニッコウキスゲの群落を姥ヶ岳へ









 ニッコウキスゲの群落を見ながら姥ヶ岳へ向かいます。
山頂標識 三等三角点姥ヶ岳
 姥ヶ岳山頂も見晴らしの良い広い平地になっています。先ずは北東端に山頂標識、ここは混み合っており人気がない写真を撮るのに少々時間待ちが必要でした。南端には三等三角点姥ヶ岳が傾いて立っており、何故かここは誰もいませんでした。
南に月山湖









 南に月山湖。
南西には朝日連峰









 南西には朝日連峰。
西に湯殿山









 西に見えるのは湯殿山でしょうか。
東に雨告山?









 東に雨告山?、こちらも展望台になっており人がいます。
北東に山頂標識と柴灯森









 北東に山頂標識と柴灯森。
東の景色









 こちらが東側の景色。
南東に地蔵森山、扇平山









 南東ですから地蔵森山、扇平山でしょうか。
南へ木道を下る









 南へ木道を下ります。
雪渓のスキー場 雪渓の下にペアリフト上駅
 こちらの雪渓もスキー場になっており、小さいながらもロープトーが設置されています。雪渓を下ると足下にペアリフト上駅が見えてきました。
姥ヶ岳分岐 ペアリフト上駅
 南東に下ると姥ヶ岳分岐を経てペアリフト上駅になります。
南西に朝日連峰









 右前方(南西)に朝日連峰を見ながら下ります。
下駅と姥沢駐車場 姥沢小屋と姥沢駐車場
 下駅と姥沢駐車場が見えてきました。下駅の窓から見た姥沢小屋と姥沢駐車場です。帰りは山形道月山ICと寒河江IC間をけちって国道112号線を利用、その分を西川町道の駅「月山銘水館」で「冷たい山菜蕎麦」850円也に換えたのは美味しくて大当たりだったのですが調子に乗って地ビールを三本も買う羽目になり大誤算となってしまいました。
北西に月山






 当日は行きも帰りも月山の遠景を撮れずに諦めていたのですが翌朝に実家近くの最上川の土手から見慣れた月山を葉山と共に眺めることが出来ました。

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