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(八海山) 池ノ峰 ・1,298m 浅草岳 標高不明 薬師岳 △1,653.8m 八ツ峰 約1,750m 南魚沼市(旧南魚沼郡六日町・大和町境界) 歩行時間 4時間50分 歩行距離 7.5km 参考図書 新・分県登山ガイド 16 新潟県の山(山と渓谷社)、山と高原地図 15 越後三山・平ヶ岳・巻機山(昭文社) 行程 八海山ロープウェー山麓駅08:00 ロープウェーで 山頂駅前登り口08:09→四合半08:28→漕池分岐08:44→女人堂(八合目)09:01/09:04→祓川09:15→七合目09:27→薬師岳(八合目)09:48→千本檜小屋(九合目)09:55/10:08→地蔵岳10:20→釈迦岳10:42→迂回路分岐10:49→迂回路10:55→新開道分岐11:02→大日岳直下11:07→新開道分岐11:11→月ノ池11:18→千本檜小屋11:48/12:04→薬師岳12:11→七合目12:26→祓川12:35→女人堂12:41/12:44→漕池分岐12:59→四合半13:15→展望台13:34/13:36→山頂駅13:38/13:40 ロープウェーで 山麓駅13:47 山遊日 09/06/20 |
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両親の回忌法要のついでに郷里の葉山(村山)で雪渓歩きを楽しんだ後、週末の天気に恵まれず少々欲求不満に陥っていました。 今週末も諦めていたのですが18日(金)の天気予報で長野、新潟が晴れ時々曇りと聞いたので平標山・仙ノ倉山か八海山辺りと慌てて準備を進めました。 取り敢えずは手前からと、いつもの通りの早起きで平標山の登り口を目指したのですが谷川岳付近の空模様はガスがかかっていて芳しくありません。それならばと関越トンネルの北側に期待を掛けたのですが案の定、こちらは青空の様です。これであっさりと行き先を八海山に変更しました。 |
![]() ロープウェーは北東に延びているのですが八海山の稜線はそこから南東に延びているので山頂は東側になります。 7時前に到着しているので直ぐにでも出発したいのですが八海山ロープウェーの営業開始は8時です。時間前の臨時運行を期待したのですが駄目でした。 薄モヤがかかっており遠景が見にくいのですがロープウェーのガイド氏の話では気温が高いためで今日は消えないとのことでガッカリです。 |
![]() ロープウェーは標高差771m、直線距離で約2kmを7分で運んでくれます(片道1,000円、往復1,800円)。 八海山は信仰の山です。この様な菅笠、地下足袋の山支度を見ると嬉しくなってしまいます。 |
![]() ちょっと登ってから後を振り向いてみたら山頂駅の左奥に雪渓を乗せた山並みが見えます。 山麓駅は南西で、その左ですから南南西の山となると巻機山のようです。 |
![]() すぐ上にある遙拝堂避難小屋で、正面に八海大神が祀られた遙拝堂があり天地人の旗が目立ちます。 六日町に入ったら「直江兼嗣生誕の地」とか「天地人」の旗で賑わっていましたが地元ですからしっかりと盛り上がっているのでしょう。 |
![]() 東に少し登ると右前方(南東)にこれから向かう山頂尾根が見えて来ます。 |
![]() 右(南南西)には巻機山が見えます。 |
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左の大倉口からのコースを迎えると四合半になり、この先では下り道になりますが池ノ峰が何処なのかはっきりしませんでした。 |
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左(東)に越後駒ヶ岳が見えて来ましたから池ノ峰を通り越して右カーブし南東に進んでいるようです。しばらくしたら漕池の案内標識があり右に踏み跡が伸びていました。 |
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最近、横着になって新種の花(野の花に未記載のもの)でないと眺めるだけで写真は省略にしているケースが多くなってしまいました。今回の山遊びは雪渓が融けた後の花盛りの時期なのでイワカガミやタテヤマリンドウ、タムシバ、ベニウツギ、時期の遅れたアカヤシオなどが見られていたのですがパスでした。このシャガの小さいのは無い筈とシャッターを切りました。この辺りから登りが厳しくなってきてハシゴも姿を現しました。 |
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左(東)に越後駒ヶ岳が見えます。右前方の上部に山小屋の屋根が見えますので、また急登を迫られそうです。 |
![]() 急坂を登り切ったら六合目の女人堂です。トイレを探したら山小屋の中にありました。 |
![]() 昔は女人禁制でここで引き返したのだなどと考えながら一休みをした後で、またいったん下り登り返します。 |
![]() ![]() 雪渓の下部が沢になっていました。祓川のようです。愛嬌のあるタヌキ?の表示板ですが首がありません。 ここから先が急な登りになり苦労させられるのですが浅草岳は何処なのかはっきりしません。 |
![]() 登ってきた山頂駅方面を振り返って見ました。 |
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途中にアカモノの群生があり、その先の七合目標柱付近にはタテヤマリンドウが群生していました。 |
![]() ハシゴの上に三本ほど鎖が下がった大きな一枚岩になります。 |
![]() 岩場を抜けると視界が開け、右前方(南南西)に巻機山が再び姿を現します。 |
![]() 左が猿田彦命の祀られた薬師岳の山頂となります。 事前に、ここに三等三角点八海山があることは調べてあったのですが肝心な時に思い出せず写真を取り損なってしまいました。 |
![]() 目前に千本檜小屋が見えます。その先には山頂部の八ツ峰、その左に中ノ岳が見渡せます。 |
![]() 左前方(東)にはムシカリ(オオカメノキ)越しに越後駒ヶ岳が見えます。 |
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千本檜小屋に到着です。こんな所に九合目標柱が傾いていました。ここで早めの軽い昼食を採り大休止です。 |
![]() 何度見ても越後駒ヶ岳を仰ぐこの景色は最高です。 |
![]() 八ツ峰の第一峰である地蔵岳と左奥の中ノ岳を見ながら出発です。 |
![]() 左前方に進み尾根に登りきると左(北西)側が地蔵岳になります。 NHKの大河ドラマ「天地人」のオープニング映像の場所なので「天地人」の紙を広げて記念撮影をしているグループがいました。 |
![]() 先にみえる白装束は二体の石地蔵で登山者ではありません。 |
![]() 地蔵岳で一緒になったご夫婦が不動岳に「転落すれば助かりません」という看板が立っており怖いので迂回路を進むと言っていたので、どうしようかと思いながらも取り敢えず不動岳まで行ってみました。 |
![]() 目の前の岩峰を眺めながら迷っていたのですが岩手から来られたという単独の方が「鎖があれば何とかなるでしょう」と言うので「それもそうだ」と思い岩場に挑戦することにしました。 |
![]() 垂直に近い鎖場の上り下り、切れ落ちた急斜面の歩行と危険ヵ所は写真を撮る間も無いのですが、それなりにステップも刻まれており慎重に通れば大丈夫で恐れる程のことはありませんでした。 |
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途中から左太股前部に少々違和感を感じてはいたのですが、ここまで急ピッチで来たことが災いしたのか加齢による体力の低下か岩場での緊張感か定かでは無いのですが、お恥ずかしいことに左足太股がつってしまいました。 岩手から来られた単独の方には申し訳ないのですが後続のグループもあったので、ここで別れて迂回路を下ることにしました。迂回路と言えども急斜面で、つった足をかばいながら下るのは一苦労でした。 |
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途中に日ノ池がありました。池と言っても水溜まり程度で、おまけに濁っています。雪渓を越えたら迂回路と合流です。 |
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つった足は全然回復していないのですが大日岳を諦められない気持ちも残っていて迷いながらも迂回路を大日岳に向かって進んでみました。新開道への分岐を右に見送り左の急斜面を登ります。 いくらも登れずに大日岳へ向かうハシゴが見えて来た所でギブアップです。左太股だけだったのが右へも、おまけに両方の脹ら脛まで広がってしまいました。 |
![]() つった両足を騙しながら引き返します。先ほどの合流部の雪渓まで戻ってきました。この左先に月ノ池があったのですが写真を撮り忘れていますから余程ヨロヨロ状態だったのかも知れません。 |
![]() ![]() 迂回路と言っても上り下りの大きさが尾根道より少ないだけのことで危険度に大差はありません。この様な急降下や切れ落ちた岩場が続きますので慣れていない人は近づかない方が賢明です。 |
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右側の尾根が見えなくなり、ここを抜ければ直ぐに千本檜小屋です。やっと待望の「もろきゅう」とビールです。ここまで戻れば後は何とかなるでしょう。 |
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足がつった時には塩が特効薬だとか、「もろきゅう」の味噌が効いたのでしょうか。下り道と言うこともあり何事もなく遙拝堂避難小屋まで戻りました。目の前に展望台があるので寄り道をしてみました。 |
![]() 山登りをしない方はここで景色を楽しむのでしょう。さすが展望台と云うだけのことはあります。 左には礼拝堂避難小屋越しの南東方向に山頂尾根、右手前にロープウェー山頂駅が見えます。 |
![]() 山頂駅越しの南南西には巻機山、その左にも雪渓のある山が見えるので朝から気になっていたのですが山名が解りません。 帰りのロープウェーでガイド氏が巻機山の説明をした時に「その左の山の名前は何ですか」と聞いたのですが残念ながら「後で調べてみます」との返答でした。少し手前に見えるのだから南のネコブ山なのでしょうか、下津川山の様にも思えるですが・・・ |
![]() 西は猿倉山越しの六日町から五日町になるのでしょうか。相変わらずモヤが消えずにはっきりしないのが残念です。 |
![]() 六日町を魚野川の近くまで下り東側に八海山を振り返って見ました。八ツ峰の右側後方に見えるのは中ノ岳の頭なのでしょうか。 |