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(榛名山)
榛名富士
 △1,390.7m 高崎市(旧群馬郡榛名町)
掃部ヶ岳 ・1,449m 高崎市(旧群馬郡榛名町)・吾妻郡東吾妻町(旧吾妻町)境界
相馬山  ・1,411m 高崎市(旧群馬郡榛名町・箕郷町)・渋川市(旧北群馬郡伊香保町)境界
参考図書 新・分県登山ガイド 9 群馬県の山(山と渓谷社) 山と高原地図 20 赤城・皇海・筑波(昭文社)
山遊日 09/10/31

湖岸から北東に榛名富士を








 未だ暗い内に着いたのでビジターセンター前の大きな駐車場に車を止めて朝食を済まし、夜が明けるのを待ちました。
 榛名湖の東端から北東に榛名富士を拝みました。
西北西に掃部ヶ岳










 湖面には朝霧がたち西北西の掃部ヶ岳(かもんがたけ)が綺麗に映っていました。
沼ノ原から見た相馬山










 沼ノ原から東に見た相馬山ですが、これは帰りがけに撮ったものです。

榛名富士
歩行時間 1時間15分 歩行距離 2.5km
行程 ビジターセンター06:25→ロープウェ−山頂駅07:05/07:07→榛名富士07:12/07:18→山頂駅横の広場07:23/07:28→ビジターセンター07:53

ビジターセンター前から榛名富士を









 先ずは榛名富士からと云うことでビジターセンター前から北に向かう湖畔の車道を進みました。
榛名富士登山口 ブナ、ダケカンバなどの広葉樹林 ミズナラの多い林
 車道の右(東)側に登山口が見えて来ます。ここからブナ、ダケカンバなどの広葉樹林を大きなジグザグを切りながら北東に向かって登ります。ミズナラの純林と思えるほど多くなってきたら山頂は間近です。
西側から山頂駅へ 北側から見た山頂駅
 西側から石段を登ると山頂駅の前に出てきます。北側に廻って構内を覗いてみたら運行開始は9時15分と遅い時間でした。
北側の山頂方向









 山頂は北側になります。電波塔が立ち、手前には小さな祠も祀られており、右(東)側に山頂に向かう砂利道が延びています。
北に向かう砂利道 榛名山神社の鳥居
 砂利道を北に進むと榛名山神社の鳥居が見えて来ます。
四大神の案内 四大神
 石段を登ると、途中の左(西)側にこんな案内があり、先に進むと四大神が並んでいました。
正面から見た榛名山神社 右(東)横から見た榛名山神社
 元に戻り、登り着いた山頂に祀られた榛名山神社ですが手前に何か分からない造形があり、見づらくなっています。横から見るとこんな風になっていました。
北東の展望






 神社の東側は赤城山などが標示された案内板が立つ展望台となっています。
 今日は晴れているのに霞がかかり赤城山は見えません。北から北東に見える山は烏帽子ヶ岳、蛇ヶ岳、臥牛山でしょうか。
東に二ッ岳、水沢山、相馬山








 東には二ッ岳、遠くに水沢山、右に相馬山。
 肝心の一等三角点榛名富士は見事に撮り忘れてしまいました。
南側に山頂駅









 南側の景色は山頂からは見えません。山頂駅の方へ下った方が良さそうです。
西南西に浅間山

 山頂駅東横の広場も南側の案内板が立つ展望台ですが描かれた富士山、雲取、武甲などを今日は見ることが出来ません。
 李ガ岳(すもうだけ)[※分県では杏ヶ岳(すもんがたけ)、高原地図では杏ヶ岳(すももがたけ)となっており、実際、山にあった指導標は杏ヶ岳(すもんがたけ)と訳が分からないのですが、国土地理院の地図は李ガ岳となっており、WEB情報によると、これが正解のようです]の頭上、西南西に、うっすらとながら浅間山が見えました。(これはズームです)
南南西に天目山、氷室山









 南南西の手前に天目山と氷室山、左後が幡矢ヶ岳、右後ろが鏡台山となるのでしょうか。
西に石段を下る 紅葉を透過光で
 霞は消えそうもないので下ることにしました。山頂駅舎の西側にあるトイレを拝借してから石段を下りました。山腹を下る途中で透過光の紅葉を楽しみました。
南に天目山










 南に天目山を見ながら駐車場へ戻りました。

相馬山
歩行時間 1時間12分 歩行距離 3.2km
行程 ヤセオネ峠駐車場08:13→ヤセオネ峠08:15→スルス峠分岐08:30→相馬山08:53/09:17→スルス峠分岐09:36→ヤセオネ峠09:47→駐車場09:49

左前方(南)に相馬山を見ながら登山口へ







 ビジターセンター前の道路を東に進み、沼ノ原に出る所で左折し、伊香保の方へ向かって北東に進むと左側にヤセオネ峠の駐車場があります。
 左前方(南)に相馬山を見ながら登山口まで南西へ戻ります。
高崎と渋川の市境 黒髪山神社鳥居
 ここは高崎市(旧群馬郡榛名町・箕郷町)と渋川市(旧北群馬郡伊香保町)の市境になります。黒髪山神社と書かれた鳥居を潜り南に進みます。
榛名から水沢のみち 相馬山登山道 相馬山と書かれた鳥居
 ここは関東ふれあいの道「榛名から水沢のみち」と云うことで、その指導標、一般的な相馬山の指導標と何本も立っています。さらに少し先には相馬山と書かれた鳥居もあります。
相馬山大神と書かれた鳥居 ○○霊神と書かれた神式の墓石 また先に鳥居が
 今度は相馬山大神と書かれた鳥居です。少し先の右側に見えて来た石碑には○○霊神と書かれていますから神式の墓標なのでしょうか。また先に鳥居が見えて来ました。
左に御幣、右にお地蔵様






 これまでは神様の世界でしたので左の御幣は当たり前としても、右側にどういう訳か石のお地蔵様が現れてきました。
 ここは左の階段でも右から廻っても、どちらでも構いません。左折して東の山頂に向かいます。
南側の相馬山と書かれた鳥居 スルス峠・榛名神社、ヤセオネ峠の指導標 神式の墓標
 右折し、西南西に進めばスルス峠を経て榛名神社に至る道のようです。山頂方向が写真に納まらないので少しスルス峠側に下がって撮りました。登り始めの右側にも神式の墓標のようなものが並んでいました。
鎖の下がる急坂 鉄梯子の急坂







 ここからは岩の急坂となり鎖が下がっており、さらに、その上には鉄梯子が掛かっていました。
急坂に鳥居 また鎖が 手の平よりも大きい鎖の輪
 急坂に鳥居も立っています。その上部には、また鎖が下がっていました。ここの鎖の輪が巨大です。決して小さくない小生の手の平と比べても、この通りです。
あと10分の先にある墓標 三笠山刃利大神 鳥居
 あと10分の標識がスルス峠と山頂の中間点でしょうか。ちょっと先の墓標の所が踊り場になり、その先は、また登りに変わり、三笠山刃利大神の石碑、その先に、また鳥居が現れます。
黒髪山大神と石祠 黒髪山神社のお堂
 今度こそ山頂かと思ったら、黒髪山大神と石祠が現れ、その先を一登りした所が山頂で黒髪山神社のお堂が建っていました。
山頂標識と石像、石灯籠 黒髪山開祖千余回登山碑、奥に通行禁止の標識
 お堂の右(東)横に相馬山の山頂標識、後には石像が祀られ石灯籠も配置されています。さらに右奥には黒髪山開祖千余回登山碑があり、その奥に下れそうなのですが通行禁止の標識が立てられていました。
南東の展望









 霞は切れるどころか益々濃くなっているようで南東方向を眺めてもご覧の通りです。
南西の展望








 南西にも三ッ峰山や天目山が微かに見えるだけです。
 北を向いた鳥居が立っているので南側にも登り口があるのでしょうか。
鳥居の南側に崖状の下り道 南西に急降下する尾根道 南斜面に神式の墓標
 鳥居の下、南側が急な下り道と云うよりは崖状になっていて、例の大きな輪の鎖が下がっていました。降りてみたら、さらに、その下に踏み跡状の尾根道が南西に延びているので、山地図には書いていないのですが登り道があるようです。南側の斜面には神式の墓標らしき石碑が幾つも並んでいました。
山頂から西へ下る






 軽食休憩を取りながら(今回は各山間の移動を車にしているので恒例のビールが無いのです)しばらく待ったのですが霞は引かず、下ることにしました。
西の樹間に榛名富士






 西の樹間に見える榛名富士の撮影ポイントがなかなか見つかりません。鉄梯子の上部で、やっと、この程度にしか撮れませんでした。それにしても早朝、北西方向に見た姿とはまるで雰囲気が違います。
黒髪山神社の鳥居 ヤセオネ峠駐車場
 登山口にある黒髪神社の鳥居まで戻ってきました。柱に榛名神社と記載されていますので、黒髪山神社も榛名神社の管轄下にあるようです。右折し、ヤセオネ峠駐車場に戻り、掃部ヶ岳の登り口である国民宿舎榛名吾妻荘へ向かいました。

掃部ヶ岳(かもんがたけ)
歩行時間 1時間27分 歩行距離 3.5km
行程 市営駐車場10:27→登山口10:33→硯岩分岐10:47→硯岩10:51/10:54→硯岩分岐10:58→湖畔の宿広場分岐11:19→掃部ヶ岳11:29/11:37→湖畔の宿広場分岐11:42→硯石分岐11:53→登山口12:00→市営駐車場12:05

群北第一交通バス停吾妻荘前


 ビジターセンター前やヤセオネ峠では楽に駐車場を探せたのですが、こちらではトテ馬車が走り出したり観光客も増えて混雑が始まり、少々手間取りました。
 県道28号線と榛名湖岸の道路との分岐の南側に国民宿舎榛名吾妻荘を見つけてから少し、行き来をしたのですが、何とか、ここの南側に駐車場を探すことも出来ました。
 群北第一交通バス停吾妻荘前と吾妻荘との間の北側に綺麗な公衆トイレがありました。
北西の頭上に硯岩










 北に向かって進み、吾妻荘の前まで進むと左前方、北西の頭上に硯岩が見えて来ます。
掃部ヶ岳登山口 Vの字に南に戻る 西に向かって登り始める
 丁度その下方に掃部ヶ岳の登山口があり、Vの字型に南の吾妻荘の方へ戻ってから右カーブし、西に向かって登り始めます。
榛名湖ふれあいの郷分岐 小学生の名前入り樹木名プレート 硯岩分岐
 榛名湖ふれあいの郷の分岐を右に見送り、右カーブしながら北に進みます。途中に、こんな小学生の名前とイラストが書かれた樹木名のプレートがあり楽しくなります。一登りすると硯岩への分岐が現れるので、それに従い右(東)に向かって登りました。
北西に烏帽子ヶ岳









 硯石は岩山の展望台になっています。北西には烏帽子ヶ岳。
東に蛇ヶ岳、臥牛山、榛名富士









 東に蛇ヶ岳、臥牛山、榛名富士が見えます。
南東に三ッ峰山、右に天目山










 南東に三ッ峰山、右に天目山。
南に氷室山、幡矢ヶ岳、大鐘原ヶ岳、小鐘原ヶ岳、右に鏡台山









 南に氷室山、幡矢ヶ岳、大鐘原ヶ岳、小鐘原ヶ岳、右に鏡台山。
南西の尾根









 南西に見える尾根は、これから向かう掃部ヶ岳の山裾になるのでしょうか。
硯岩分岐 丸太階段の作業中 丸太の支柱
 先ほどの硯岩分岐に戻ったら作業員の方が丸太を背負って先を進んでいました。左カーブし南西に進む道は急登と云うほどでもないのですが、それなりに勾配のきつい登り道です。少し進んだら、支柱を立てて、そこに丸太を二段から三段積んで階段道を作っていました。階段道がしばらく続き、その先の勾配がきつく木の根で出来た自然階段の所にも支柱が立っていたので、かなりの部分を丸太階段にしようとしているようです。
 関東ふれあいの道でも良くあることなのですが、正直に言って有り難迷惑です。せっかく、金をかけてやってくれた事なのですが、階段道にされてしまうと妙に歩幅が合わずに、歩きにくくなってしまうのです。
湖畔の宿広場分岐 笹深い道 尾根道
 湖畔の宿広場分岐まで登りました。左(南東)に下るこの道は笹が深そうです。ここからは尾根を西に進みます。
東側の展望








 山頂のちょっと手前に岩場のテラス状の所があり後を振り返ったら絶景でした。
 東に榛名富士、相馬山、榛名湖南岸、三ッ峰山、天目山、氷室山。
南側の展望









 南には幡矢ヶ岳、大鐘原ヶ岳、小鐘原ヶ岳、天狗山、鏡台山、さらに右に李ヶ岳。
山頂標識







 山頂に到着したので小休止です。
南東の展望








 山頂は南側しか開けていません。南東に三ッ峰山、天目山、氷室山、幡矢ヶ岳、大鐘原ヶ岳。
南の展望









 南に小鐘原ヶ岳、天狗山、鏡台山、李ヶ岳。
西の展望









 西側に西峰。
東の展望









 東の榛名湖は樹間になってしまいます。
山頂から東に下る 登山口
 山頂から東に向かって下ります。登山口には丸太階段用の資材がいっぱい積んでありました。
駐車場と公衆トイレ 高崎市営無料駐車場入口 大きな市営駐車場
 公衆トイレ横の駐車場は7台しか停められず、行きも帰りも満車でしたから、運が良くないと駄目でしょう。それでも心配はご無用です。車道に出て、少し南に行くと右(西)側に高崎市営の大きな駐車場があり、ここなら余程の事がない限り大丈夫でしょう。

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