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(武尊山) セビオス岳 1,870m みなかみ町・片品村境界 中ノ岳 2,144m みなかみ町・川場村・片品村境界 沖武尊 2,158m みなかみ町・川場村境界 歩行時間 6時間20分 歩行距離 15km 参考図書 ヤマケイYAMAPP日光・那須・谷川岳(山と渓谷社) 山と高原地図O谷川岳・苗場山・武尊山(昭文社) 行程 武尊牧場スキー場06:34/06:44→ロッジまきば07:28→三合平入口07:41→三合平登山口07:53→花咲湿原分岐08:28→武尊避難小屋08:51/09:07→セビオス岳09:36→中ノ岳(前武尊岳分岐)10:27/10:34→沖武尊11:01/11:22→中ノ岳11:47→セビオス岳12:32→武尊避難小屋12:58→三合平登山口13:35→リフト乗り場13:49リフトでレストハウス14:15 山遊日 06/10/14 |
![]() 以前、スキーと言えば川場だった時期があり、剣ヶ峰山や沖武尊を眺めていたのですが、そこからではロングコースになるために標高差が少なくて楽だという東俣駐車場からのコースを選択しました。関越道沼田ICから国道120号線を北上、これは通い慣れた尾瀬に向かう道です。尾瀬高校手前の武尊口で左折、花咲の湯の手前で右折し北上、武尊牧場の手前から東俣沢沿いに牧場の東側を迂回した先が東俣駐車場のようです。 牧場前までは順調だったのですが何としたことか落石で通行止めになっています。 |
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先に進める道は牧場に入っていく道しかありません。そのまま進んだら広い駐車場に入っていきました。先着のグループが二組ほどおりましたので様子を伺ったら8時のリフト運転開始を待っているとのことでした。 ガイドブックで調べてみたら歩いて1時間ちょっと、それならば他のコースにしようかとも考えましたが移動も面倒だし、リフトを待つのも嫌なのでここから歩くことにしました。 |
![]() 何の気なしにゲレンデ内に登山道があるものと思い込み行ってみたら、それらしきものは見あたりません。 うろうろしていたら案内看板があり、それによると管理用の舗装道路を登らなければならないようです。それならば、駐車場で直ぐに右に行けば良かったのです。最初からロスタイム、毎度のことであります。 |
![]() ヘアピンカープの舗装道路を歩くのはあまり気持ちの良いものではありません。紅葉が綺麗なので気が紛れたのですが30分ほど歩いたら丁度、止まっているリフトの真下に来ました。 |
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ゲレンデを見上げたら未だ未だ先まで歩かなければならないようです。ずうっと舗装道路を歩くのかなと思っていたのですが、この先で山道を通るようになっていました。 |
![]() 直ぐに舗装道路と合流です。「ロッジまきば」の前を通りキャンプ場の方へ向かいます。 |
![]() 左にリフトを見ながら進むと、リフトの終点のちょっと先が三合平との分岐になっており、ここを左折(西へ)します。 |
![]() 落葉しかかったシラカバの遊歩道ですが、うっすらとガスがかかりロマンチックな雰囲気です。 |
![]() 10分ほどで三合平の登山口となり、入口に登山カードのポストもあります。右に15分ほど行くと東俣駐車場ですから1時間ほど余分にかかったことになります。 |
![]() 木道を歩いていると植生がシラカバからブナに変わってきます。シラカバは落葉が始まっているのですがブナは黄葉の盛りでいい感じです。 |
![]() 登山口から30分ほどで花咲湿原分岐の指導標と熊出没注意の案内が見えてきます。 |
![]() 少しずつ高度を上げるにつれて、また植生が変わって来ます。今度はダケカンバ、コメツガが目立つようになり、ササも多くなります。 |
![]() 右手(北)に小さな武尊避難小屋が見えてきます。扉が壊れているとか汚いとか何かに書いてあったのですが、それなりに管理されており風雨をしのぐためには充分でしょう。ただし、水場もトイレも有りませんが。 ずうっと歩き通しだったので、ここで小休止、所々にぬかるみもあったのでスパッツも着けました。 |
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避難小屋の直ぐ先を右に向かう田代湿原への道が広いので誘い込まれそうになりました。ここはあくまでも尾根筋を山頂に向かって真っ直ぐ進みます。 |
![]() ガスと木立のために視界は殆ど開けてなかったのですが、ここに来てやっと山が見えてきました。紅葉の先に見えるのはセビオス岳かも知れません。 |
![]() 多少の上り下りがあっただけで、あまり登ったという意識が少ないのですが三合平で標高1,480m、セビオス岳で1,870mですから400m登ったことになります。 ここには小湿原があるのですが中には入れません。雪解け後はお花畑にでもなるのでしょうか。 |
![]() 中ノ岳が見えてくると今までとはうって変わって厳しい登りとなります。 |
![]() とどめは鎖場です。小生を快調に追い越した方がストックをザックに収めるのに苦労をしています。 余談ですが最近ではストックを使っている人の方が主流で二本ストックの方も多くなりました。小生は写真撮りの邪魔になることと、面倒くさがり屋で手に物を持つのが嫌いなので使っていません。スキーだってノンストックの場合が多くフォームを忘れないように時々ストックを使っている次第です。 |
![]() 中ノ岳を右に見ながら笹原の巻き道を進むのですが、山頂がどこなのかよく分かりませんでした。 |
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前武尊から来る道との合流点で小休止。直ぐ先には笹清水(何故か菩薩界の水と書いてある)と言われる水場があります。塩ビの細いパイプから少しずつ流れているのですが美味しい水でした。 |
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三ツ池と呼ばれる池です。確かに三つありました。ここにも仏教的な言葉の札が下がっていましたが何と書いてあるのか忘れてしまいました。 |
![]() ここまでは登るというよりも下り気味で進み、沖武尊の山頂は未だかと少しいらいらしてくるのですが、やっと見えてきました。あそこから右に登るのかなと思って進んでみたら・・・ |
![]() 残念ながら違っていました。よくガイドブックなどに載っている日本武尊の銅像があり、その右には故清水義二と読めるお墓らしきものがあります。こちらの説明はどこにもありません。はたして何なのでしょうか。 |
![]() 左手にようやく沖武尊の山頂が見えてきました。ここまで来ればもう直ぐです。 |
![]() あまり広くない山頂で三方から登ってくるために満員状態です。頭上を見れば青空なのに四方はガスで何も見えません。富士山はともかくとしても北の至仏山、東の日光白根山、皇海山、南の赤城山、西の谷川岳ぐらいは見たかったのに残念です。 |
![]() ビールを飲んで、しばらく待ったのですが前武尊や剣ヶ峰山も見えない状態ですから仕方がありません。古くなってあんまりはっきりしない方位盤ですが見る意欲も失ってしまいました。 |
![]() 帰り道で渋滞に巻き込まれたくないので早々に帰ることにしました。 |
![]() 帰りがけに見えた中ノ岳です。これで一番綺麗に見えた方でしょう。 |
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京都から来られたという40名の団体さんが鎖場を降りるので大渋滞です。しっかりしたリーダーの方がおり割り込ませて頂いたので手間取りませんでしたが全員が降りるのにどれだけの時間がかかったのでしょうか。 |
![]() 実物は綺麗に見えていた紅葉ですがガスに打ち消されて写真でははっきりしません。 |
![]() 登る時にロッジまきばの西側にあったリフトは動いていません。東側にも別のリフトが平行にあり、そこが動いていました。 片道でも乗れるのかと尋ねてみたら二本乗り継ぎで800円とのこと、少し高いなぁと思いながらも時間を稼ぐことにしました。 |
![]() 土日だけの営業も今週末で最終とか、ガラガラ状態で見守る従業員の方に申し訳ない感じです。 |
![]() 牧場で飼育されているのは乳牛ではなく黒毛和牛でした。 |
![]() 二本目のリフトに乗り継ぎ紅葉見物です。体が冷えてきて寒くなってしまいました。 |
![]() リフトのノロノロ運転で所要時間は26分、歩いて登った時間は1時間足らずだったので下りなら4〜50分、20分稼ぐのに800円也ではちょっと高過ぎでした。 |