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毛無山 △1,945.5m 富士宮市・山梨県南巨摩郡身延町(旧西八代郡下部町)境界 歩行時間 6時間40分 歩行距離 8km 参考図書 山と高原地図 31 富士山・御坂・愛鷹(昭文社) 行程 毛無山有料駐車場05:52→地蔵峠分岐06:07→比丘尼の滝06:18→金鉱石窯跡07:18→金山沢最後の徒渉地点07:35/07:44→地蔵峠08:08→地蔵峠展望台08:21/08/24→富士山展望地08:59→麓分岐09:38→北アルプス展望台09:39/09:41→毛無山09:50/10:16→毛無山最高点or大見岳?10:34→毛無山10:51→麓分岐(九合目)10:59→五合目11:54→不動の滝見晴台12:32/12:34→一合目12:46→地蔵峠分岐12:55→有料駐車場13:06 山遊日 09/09/13 |
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中央道の河口湖ICで降りなければならないのに三ツ峠に行った時と同様に今回もまた間違って東富士五湖道路に入ってしまい山中湖ICから国道138号線・139号線で富士河口湖町まで戻りました。139号線で、そのまま富士山のすそ野を反時計回りで朝霧高原まで進めば良いと思っていたのですが小生のボロナビの案内は鳴沢氷穴の手前で左折し、県道71号線へ入り大室山の山すそを通り南西へ進み朝霧カントリークラブの看板を見て右折し西に進み再び139号線と合流するコースでした。 国道を左折し南に少し進むと朝霧グリーンパークで、ここで右折し東京農大富士農場を右に見ながら北西に進むと麓の集落に入り、ここで左折し少し進むと毛無山有料駐車場で行き止まりとなります。備え付けの封筒に車両ナンバーや駐車期日を記入し1日当たり500円を入れて投函すればOKのシステムになっています。 駐車場入口の右手前が登山口で案内地図、登山カードポストが備えられており道路には車止めのチェーンが張られていました。 |
![]() 杉林の中を西に向かって進むと直ぐ右側に割と新しい麓宮が現れます。 |
![]() マウンテンバイクのコースと交錯しているようで注意が必要です。広い方がマウンテンバイクのコースで指導標に従い細い道の方を通ります。 |
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沢沿いの道を進みます。この道はマウンテンバイクと兼用の様です。案内に従い細い方の道へ左折して進むとカラ沢を渡るようになります。 |
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間もなく金山沢沿いに地蔵峠へ向かって西に進むコースと、九合目へ向かって北西に尾根を直登するコースとの分岐になります。どちらから登ろうかと迷ったのですが、ガイドブックの案内に従い時計回りに左の金山沢沿いに地蔵峠に向かうコースを選びました。 最初は左岸を進むのですが程なくして右岸へ徒渉し、しばらく歩いたと思ったら今度は左岸への徒渉となりました。 |
![]() 左岸をしばらく登ると今度は小さな滝が見えて来ます。 小さいながらも「比丘尼の滝」と立派な名前がついていました。 |
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大きなカラ沢を越えて暫く進むとまた右岸へ徒渉し、その後再び左岸へ移ります。 |
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沢から離れて水の音が聞こえなくなったと思ったら道端にツルニガクサが咲いていました。割と平坦な道になり楽をしていたら今度は尾根道に変わりました。 |
![]() 尾根道の右側に「金鉱石を焼いた窯」の案内標識があり釜戸の跡のような穴が並んで空いていました。 ここの「金山」という名は甲斐金山遺跡の「中山金山」だったのです。 |
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時間も見ないで「そろそろ地蔵峠かな?それにしては傾斜が緩いなぁ」などと思いながらユウガギクを眺めて進んでいたら左側に沢の水音が聞こえ、道が下りになってしまいました。 |
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ロープの下る急坂を降りた先は沢でした。左側から枝沢が下っており左岸の岩に「←」のマークがペンキで描かれているのを小生の節穴のような目は「×」と読んでしまいました。今までの経験で枝沢は通らないものと云うか入っちゃいけない所と思い込んだのです。 本沢の小さな滝状の流れの右側が登れそうなので進んでみたのですが登った先にマーキングは見つかりません。無理をしてこのまま沢登りをしても始まらないので平らな所まで戻り、おもむろにガイドブックを取り出してみました。 「ルンゼ状の沢に詰まりペンキの矢印に導かれ左の岩場を登る」と記してあります。もう一度、廻りを見渡してみたら・・・ ※この時ルンゼ(岩溝)の意味は知らなかったのですが |
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何と、枝沢の右岸にロープが下がっており、ここを登るのでした。上に出たら取って代わったようにルンルンの歩きやすい道で左後ろ(東南東)の樹間に富士山が見えて来ました。 |
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ルンルンの道が何時までも続く訳はなく、間もなくジグザグの急登に変わりヤマトリカブトに慰められながら登り詰めたら地蔵峠でした。 |
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下部へ降りる道は通せんぼが張ってあり、地蔵峠の標識の下には石仏だか道祖神らしきものが祀れていました。ここからは尾根道を北に向かいます。 |
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西の樹間に雲上の南アルプスが見えますが何処の山なのか見当もつきません。正面(北)の樹間には山頂手前の峰が見えて来ました。 |
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東南東の樹間には富士山が見え隠れします。しばらく進むと、またもや地蔵峠の標識が見えて来ました。先ほどのは富士宮市のものだったのですが今度は山梨県のもので下部へ降りる案内も書いてあります。 |
![]() ここは富士山を眺める展望台になっています。 |
![]() 左裾に見えるのは御正体山と丹沢になるのでしょうか。 |
![]() 右裾に見えるのは愛鷹山のようです。 |
![]() 30分ほど先に進むと山頂まで1.3kの標識が現れます。 |
![]() この右側が富士山の展望地になっています。 いつの間にか雲は消えたのですが、この時間では未だ逆光なので大沢崩れなどは判りません。 |
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地蔵峠で約1,510mですから山頂との標高差が435m程になり尾根道と云えども厳しい登り道になります。先ほどの1.3kからここの1kまでのたった300mで20分もかかってしまいました。さらに先に進み、ようやく麓から直登で来る尾根コース分岐まで来ました。昭文社山地図のコースタイム1時間10分のところを20分近くオーバーしています。
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![]() 直ぐ先の左(西)側に北アルプス展望台と書かれた岩山がありました。 |
![]() 南アルプス展望台の間違いではないかと思ったりもしたのですが、小生でも分かる農鳥岳、間ノ岳、北岳の右側に北沢峠で低くなり甲斐駒、鳳凰三山の右側奥にうっすらと山陰が見えるのです。地図で確認してみたら穂高や槍は南アルプスの陰になりますが鹿島槍、白馬辺りは見えても可笑しくないのです。 その右には当然の如く八ヶ岳が見えます。さらに右側には浅間山と目を懲らしたのですがハッキリしませんでした。 |
![]() 西側に見える南アルプス南部の山々は小生にとって今後の大きな課題です。 |
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展望を楽しんだ後、先に進むと小平地になり奥の方に一等三角点毛無山と山頂標識があります。 |
![]() 山頂は南東方向しか開けていません。 富士山を眺めながらお決まりのもろきゅうとビール、お稲荷さんの昼食です。 |
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せめて最高点ぐらいは行ってみようと思い山頂からいったん下り尾根道を北東に進みました。平坦地になった右側は山頂よりも開けており富士山の眺めが良い筈なのですが残念ながら雲の中に消えてしまいました。 登り返して先に進むのですが最高点は標示も無いのであまりハッキリしません。雨ヶ岳に向かう尾根道の右側に踏み跡がありロープで通せんぼになっていました。ここが最高点と思って帰ったのですが国土地理院の電子ポータルで調べてみたら・1,959mの大見岳から麓に下る破線が引いてあります。これが山頂に書いてあった廃止になった旧道であるならば、ここは大見岳で手前の左側が最高点だったのかも知れません。 |
![]() 山頂に戻る途中で南側に田貫湖、長者ヶ岳、天子ヶ岳が見えました。 |
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山頂から麓分岐(九合目)まではなだらかなのですが、ここから麓へ向かう尾根道は急降下で注意が必要です。 |
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一合目までこの様な手造りの指導標が設置されています。五合目にこんな大昔のものが残っているのにビックリしました。この下には何とレスキューポイントと称してヘリポートまで設置されていました。 |
![]() 二合目のちょっと手前に不動の滝見晴台があり、そこから二段になった大きな滝を眺めることが出来ます。 |
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一合目の指導標を過ぎると杉林になり地蔵峠との分岐はもう直ぐです。カラ沢を渡り右折し沢沿いの道路を進むと麓の案内標識があるので、ここを左折すると麓宮横の道路に入ります。 3台しか停まっていなかった駐車場は満車状態になっていました。2〜30台位は停められるのでしょうか。 |
![]() 毛無山上空ではパラグライダーが乱舞していました。 |
![]() 朝霧カントリークラブの方から西側に毛無山を眺めてみました。午後からなので逆光になってしまいました。 |
![]() 県道71号線沿いの農産物直売所前から富士山を眺めました。こちらは順光ですから大沢崩れまで綺麗に見えます。 |
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さらに先には本栖湖を眺められる展望駐車場があり絶景が眺められました。毛無山から雨ヶ岳、手前に竜ヶ岳、本栖湖、鳥帽子岳、右奥は三方分山でしょうか。 |