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(袈裟丸山) 前袈裟丸山 △1,878.2m 小丸山(小袈裟) ・1,676m みどり市(旧勢多郡東村)・栃木県日光市(旧上都賀郡足尾町)境界 歩行時間 4時間40分 歩行距離 10.5km 参考図書 新・分県登山ガイド 9 群馬県の山(山と渓谷社) 山と高原地図 20 赤城・皇海・筑波(昭文社) 行程 折場登山口駐車場07:08→展望地07:34→つつじ平07:54→展望台08:02/08:07→賽ノ河原08:10→床水08:29→避難小屋09:00/09:03→急坂手前09:32→山頂手前09:49→前袈裟丸山09:56/10:24→山頂手前10:29→急坂手前10:38→避難小屋10:54→小丸山(小袈裟)11:08/11:10→巻き道分岐11:16→床水11:33→賽ノ河原11:45→つつじ平11:52→駐車場12:19 山遊日 09/10/24 |
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遠回りでも高速道路を使った方が早いだろうと思い、日光宇都宮道路経由で向かいました。ところが6時をちょっと廻っただけの早い時間にもかかわらず清滝ICを出る頃から渋滞が始まり、国道120号線(清滝バイパス)から122号線へ抜けるのに30分近くかかってしまいました。中禅寺湖周辺の紅葉が見頃の報道に誘われた方が予想以上に多かったようです。 草木湖北端の沢入(そうり)から林道小中西山線に入り西北西に向かいます。入口に工事中通行止めの看板が立っており慌てたのですが、月末から来年の3月末迄との標示で、ぎりぎりのセーフでした。 塔ノ沢登山口の分岐を右に見送り、さらに先に進むと折場登山口駐車場が見えて来ました。東屋、トイレ完備、沢水も引いてあり快適な環境です。 |
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登り口は関東ふれあいの道「名物」過剰整備の丸太階段道です。天然木使用、コンクリート製の凝木じゃないことで笑って許してあげましょうか。 いきなり北回り(健脚者向)と南廻り(一般向)の分岐ですが、迷わず南回りを選びました。なだらかな階段道でヒメシャラやシラカバの葉っぱは既に落ちているので、遅すぎたのかと思ったのですがミズナラやカエデの黄葉、紅葉は未だ無事に残っていました。 |
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広葉樹林の中を北北東に向かって急登します。北西の樹間には袈裟丸山、北東の樹間に二子山が見えて来ます。 |
![]() 何も慌てて樹間の袈裟丸山を撮る必要はありませんでした。 疎らにシラカバが生えた小ピークに立つと・・・ |
![]() 北西方向の紅葉の先に綺麗に袈裟丸山が見えて来ます。 |
![]() 後を振り返ったらこんな山が。はて何処だろうかな?と、この時には分かりませんでした。 |
![]() 左が笹原、右が広葉樹林の稜線を北東に進みます。 |
![]() 笹原の先は絶景です。遠くに袈裟丸山、手前には紅葉、右には沢にしては急だし、滝と思えばちょっとなだらかな流れも見えます。 |
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再び笹原の中の広葉樹林に入り、しばらく進むとつつじ平になり、ここにはベンチも備えられています。「名物」の階段道がちょっと現れ、ここからは北に向かいます。 |
![]() 黄葉のカラマツ林を抜けると・・・ |
![]() 北西方向に見える袈裟丸山の前袈裟、後袈裟、中袈裟、奥袈裟と全容がハッキリしてきます。 |
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小さな岩原になりケルンがあるのですが賽ノ河原にしてはちゃちすぎるなと思いながら、少し先に進むと展望台が見えて来ました。 |
![]() 展望台に登り案内を見て、やっとこの山が分かりました。赤城山です。見慣れた山なのに気が付かない愚か者でした。ちなみに南に見えるという富士山は今日の薄曇りの天気では無理なようです。 |
![]() 西南西の赤城山の右山裾に山が見えたのでズームで引っ張ってみました。方向からすると子持山辺りでしょうか。 |
![]() 北西には袈裟丸山。 |
![]() 北側にはツツジの紅葉、カラマツの黄葉、先に・1,607mピークが見えます。 |
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展望台地点から北に向かい、少し下ると賽ノ河原になります。関東ふれあいの道はここ迄で、右(東)側の塔ノ沢コースに続くようです。さらに先に進むと賽ノ河原と似たような場所が、また現れました。 |
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疑似賽ノ河原から下り笹原道の最低鞍部から登り返し、黄葉のカラマツ林に入った所が二子山の分岐との事ですが、ハッキリした道とか指導標がある訳でなく分かりません。 ここからは北北西に方向を変え、さらに先に進むと、こんな河原状の道が現れたりと表情が変わり飽きさせません。 |
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登り詰めた小ピークが・1,607m地点で床水と書かれた石柱が立っています。北西に少し向きを変えて下ると鞍部の正面に袈裟丸山が見えてきました。また登り返す時に、こんな笹の深い道もありました。 |
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北北西に向きを変えて登り返した小ピークは、また賽ノ河原のようなところで正面、左に・1,685m地点、右に小丸山が見えていたのに気付きませんでした。この先の鞍部から北の小丸山に向かって登り返さなければならないのに巻き道を北西に進んでしまったのです。 笹原の巻き道で右(北東)側に小丸山が見えたことで気が付き、三歩ほど戻りかけたのですが、帰りに寄る事にして、そのまま進みました。途中にカラ沢状の石ゴロ地帯があり、ここだけはちょっと注意が必要です。 |
![]() 何処で小丸山から下ってくる道に出会うのかなと、右側からの道を気にしながら進んだのですが、何も見つけないままに避難小屋の前まで来てしまいました。 昭文社の山地図では山頂の直ぐ側の標高1,650mの等高線辺りを巻き道として書かれているのですが、実際は避難小屋に続いているのですから1,600mの等高線付近が巻き道だという事でした。 |
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避難小屋は東西に延びる尾根の鞍部にあり、近くにトイレも設置されています。ダケカンバの生えた、なだらかな稜線を西および西北西に進むと・1,685m地点の小ピークになります。前袈裟丸山を見ながらさらに西へ向かい、鞍部まで下り、また登り返します。後(東)側を振り返って見た・1,685m地点です。 |
![]() 上り下りを繰り返しながら西に進むと左後(東南東)側に、ここまで進んできた稜線を見返る事が出来ます。 |
![]() 北側の樹間には鋸山のキザギザ、左後ろに皇海山、右後ろに日光白根山が見えて来ました。 |
![]() ここから南西に延びる稜線は急な登りに変わります。 |
![]() 笹原の急な登りの途中に展望地がありました。 北側には皇海山、鋸山、日光白根山、庚申山、男体山が。 |
![]() 東に見える山は名前が分かりません。 |
![]() 斜度はさらに厳しくなりロープに助けられながら西に向かって登ります。 |
![]() 東南東に延びる、なだらかな稜線に登り着き、西北西に進みます。 左(南西)側には赤城山が見えます。 |
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なだらかな稜線は山頂まで続き、山頂はこんもりとした小平地になっています。 |
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山頂の真ん中辺りに山頂標識と一等三角点袈裟丸山があります。 |
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ここから北に向かう稜線の八反張は「風化が激しく危険で通行禁止」との旧東村の標示があったので、今日はここまでということで、少し先のシャクナゲの茂る道が急降下することを確認するに留めました。 |
![]() 山頂の廻りに樹木が生えているので展望はないのですが、樹間に少しは眺められます。 西南西の赤城山の山裾に見える山は浅間山でした。 |
![]() 北北西には、うっすらながらも武尊山が見えました。 恒例のビールタイムですが茅ヶ岳で懲りたので凍らすのは止めて、氷詰めにしたものを登る直前にタオルで包みザックに収めたら結果良好でした。 |
![]() 軽食休憩も済んだので帰る事にしました。 右前方に見えるのは・1,685m地点と小丸山でしょうか。 |
![]() 右後ろ(南西)を振り返ると赤城山。 |
![]() 右前方の東南東には小丸山、その右側に・1,607mピーク。 |
![]() 急斜面を下る途中で崩落地の横から小丸山を。 |
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避難小屋まで戻ってきました。ここからは東の小丸山へ向かいますが思いの外になだらかな道です。と思ったのですが小ピークで、ここから鞍部へ下ります。 |
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鞍部からはそれなりの急登となります。登り着いた山頂の北側に山頂標識が立っていました。 |
![]() 北側の半分が開けており西北西に袈裟丸山。 |
![]() 北側には皇海山、鋸山、錫ヶ岳、日光白根山、庚申山。 |
![]() 北東には黒檜岳、男体山、半月山、その右奥は赤薙山でしょうか。思いの外に眺めの良い山でした。 |
![]() 山頂付近は南に緩やかに下る稜線なのですが南南東に・1,607mピーク(床水)を見ながら、ここで急降下します。 |
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降り着いた笹道の右側に間違って進んだ巻き道の分岐がありました。複数の道が出来ており、登りの時には西側の道を通っていたので引き込まれたようです。 |
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つつじ平の先の西側が開けた稜線まで戻ってきました。正午近くということで薄曇りながらも光の具合が良くなったのか、登りの時よりも紅葉が綺麗に感じられました。 |
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北回り(健脚者向)コースへの分岐が現れたので、今度はこっちを通ってみたら急降下の階段道でした。駐車場へ降り着いたら車が溢れていました。 帰りは国道122号線を通り、桐生から50号線で佐野藤岡ICへ入ったのですが順調に帰宅、行きにもこちらのコースをとるのが正解だったようです。 |