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鬼怒沼山 △2,140.8m 日光市(旧塩谷郡栗山村)・群馬県利根郡片品村境界 歩行時間 7時間33分 歩行距離 20km 参考図書 新分県登山ガイド 8 栃木県の山(山と渓谷社) 山と高原地図 14 尾瀬・燧ヶ岳・至仏山(昭文社) 行程 女夫淵駐車場06:10→鉄階段06:16→鬼怒の中将乙姫橋06:26→二ツ岩橋06:51→水場07:01→八丁ノ湯07:22→加仁湯07:31→日光沢温泉07:43/07:49→丸沼分岐08:03→オロオソロシの滝展望台08:29→下のカラ沢08:50→ベンチ09:02→上のカラ沢09:09→鬼怒沼南端09:46→金沼09:56/10:08→鬼怒沼巡視小屋10:13→尾瀬沼分岐10:36→鬼怒沼山10:47/10:48→尾瀬沼分岐10:55→Y字路11:13→大清水分岐11:16→金沼11:22/11:33→ベンチ12:15→オロオソロシの滝展望台12:31→日光沢温泉12:58/13:05→八丁ノ湯13:23→水場13:42→鬼怒の中将乙姫橋14:08→女夫淵駐車場14:20 山遊日 12/09/01 |
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女夫淵までは県道23号線で西へ進むのですが鬼怒川、川治温泉経由か霧降高原、大笹牧場経由、または戦場ヶ原、山王林道と三つのコースがあり、どうなるかと思ったら小生のナビは霧降高原経由の案内で、ここは赤薙山に行った時の懐かしい道でした。 女夫淵駐車場は八丁ノ湯や加仁湯の送迎バスの発着所も兼ねているためトイレだけでなく休憩所も備わった広い施設です。北にちょっと進み左カーブで西へ向かい鬼怒川の橋を渡るのですが、ここの案内看板は、ちょっと問題です。ガイドブックや昭文社の山地図も、そうなっているのですが、以前はそのまま林道を北に進み左カーブで絹姫橋を越して右折で西に進むのが林道の崩落のため通行禁止、橋を渡り奥鬼怒スーパー林道を1kmほど進み、その後に奥鬼怒歩道に入ると案内されているのです。 |
![]() 橋の上から左(南)に女夫淵温泉を眺めました。 |
![]() 同様に右(北)に鬼怒川の上流方向を。 |
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先ほどの案内とは違って、橋を渡ったら直ぐの右(北)側に歩道入口となる鉄階段が設置されているのです。しばらく先に進んだら左が林道、右が歩道の案内がありました。 |
![]() 西に向かいながらも右(北)側の鬼怒川の河原に近づきながら下っていくと未だ新しい鬼怒の中将乙姫橋橋を渡ります。その先で右(東)へ向かう径が通せんぼになっていますから、これが以前のコースである絹姫橋から向かってくる径なのでしょう。 |
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奥鬼怒歩道は右が断崖絶壁、左に鬼怒川の河原を眺めながら西南西に向かい、緩やかな登りで進むのですが足下には秋の花々が賑わっていました。先ずはテンニンソウにキツリフネ。 |
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アキノタムラソウに赤いミズヒキ、黄色のキンミズヒキ。ミズヒキは細長いのでピントがなかなか合いません。 |
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二ツ岩橋を渡り、左岸から右岸に移ります。左右に見える大きな岩を二ツ岩と名付けたのでしょうか。 |
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直ぐに砥の岩橋を渡り左岸に戻ります。しばらく進んだら右(北)側に水場がありました。 |
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ようやく八丁ノ湯に到着です。本館を右に見送って進むと、いくつもの大きなログハウスが続きますから大きな施設に変わったのでしょう。 |
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小さな木橋を渡り右岸に移ると右前方の頭上に鉄橋、その下の先に見えるのが加仁湯のようです。後から地図を見て分かったのですが奥鬼怒スーパー林道は頭上の鉄橋、さらに北側の奥鬼怒トンネルを経て西へ進み沼田街道の大清水へ続いているのです。 |
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左手に春日野部屋合宿所、右手に加仁湯が見えてきました。 |
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真っ直ぐに進むと加仁湯の敷地に入りそうになったので周りを見てみたら左(東)側が手白澤温泉、右(西)が鬼怒沼となっていますから、そのまま遠慮せずに進んで良いのです。直ぐ先の庭の左横に歩道へ抜ける径がありました。 |
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先は工事中のようです。誘導の方に聞いたら「未だ時間前なので通れる。工事中は左の鉄階段を登る」とのこと、ラッキーです。 |
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工事中の道路を歩いて通るというのは妙な気分です。木造二階建てで古い姿のまま続いている日光沢温泉です。小生は、こんな建物の方が性に合います。 |
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冷たい井戸水をご馳走になり、ここで小休止としました。渡り廊下の下を抜けて少し登ると根名草山との分岐になります。 |
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鬼怒川の右岸沿いに南西に進むと日光沢温泉の裏側に温泉神社がありました。先に進み筬音(おさおと)橋を渡り左岸に移り左折して先に進みます。 |
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ノシ滝を右に見送り先に進むと吊り橋があり、それは丸沼に向かう径で鬼怒沼は右折で西へ向かいます。 |
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この辺から上りの勾配が厳しくなり、所々が木の階段となっています。その先がオロオソロシの滝展望台でした。 |
![]() 左手の正面(南)にオロオソロシの滝が見えます。 |
![]() 写真で見ると分からないのでズームにしましょう。 |
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ちょっと下ったらカラ沢でした。当然の如く次は木の階段で急登です。 |
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日光白根山が見通せるというベンチです。先にまた別のカラ沢がありました。左に沢を見ながら西に進む径は急勾配が続きます。 |
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右カーブで北西に向きを変え、勾配が緩くなると木道なども現れます。鬼怒沼まで0.9kmの指導標が見えてきました。 |
![]() ようやく鬼怒沼の南端に到着です。 |
![]() 池塘を眺めながら北に進みます。うっすらと鬼怒沼山も見えます。 |
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湿原の花々は、もう盛りを過ぎていますが、それでも一番多いのはキンコウカでした。さらにイワショウブ。 |
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ワタスゲの残骸、イワショウブの赤いのもありました。それとモウセンゴケ。 |
![]() 写真を撮っている間に雲が切れて右前方(北東)の鬼怒沼山がはっきりと見えてきました。 |
![]() ここのベンチには誰もいなかったので。 |
![]() 中央部にある一番大きい池塘の金沼を眺めながらビール休憩としました。 |
![]() さてと、鬼怒沼山に向かうことにしましょう。左前方(北西)に燧ヶ岳が見えます。 |
![]() 北東に向かう木道があったので、こちらの方が近いはずと右折しました。 |
![]() 左(西)側の物見山を撮り損なうところでした。燧ヶ岳とセットで。 |
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やはり、この径で良かったのです。左に東電の鬼怒沼巡視小屋を見送り林の中を北東に向かいなだらかに登ります。 |
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山頂に向かわず東側の山腹を通り北に向かいます。先は下りになっていて、その前方に山頂らしきものが見えます。地形図を見直して良く分かりました。湿原から見えていた山頂らしいところは・2,141m峰で、その右前方(北北東)に鬼怒沼山の山頂があったのです。 |
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最低鞍部まで降りたところが黒岩山を経て尾瀬沼に至る径との分岐で、山頂を案内する指導標に従い北東へ登ります。この径は少し不明瞭なのでマーキングをしっかりと拾って進む必要があります。 |
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山頂標識が針葉樹の木に二ヶ所ほど括り付けられていますが、展望もなく休むような広場もありません。 |
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三等三角点鬼怒沼はと探したら足下の笹の中にありました。後は来た道を戻るだけと思って下ったら、登りの時には気付かなかったのですがY字路に出ました。 |
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登りはショートカットで巡視小屋の脇を通ったのだから、右へ進めば大清水分岐のT字路の筈だと思って進んだら、そのとおりでした。左折で鬼怒沼を南に進みます。 |
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当たり前のことですが、巡視小屋への分岐が見えてきました。ビール休憩を採った金沼横のベンチで、今度は食事休憩です。 |
![]() 少し雲が切れて根名草山は見えたのですが、日光白根山は最後まで見ることが出来ませんでした。 |