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(霧ヶ峰) 車山 1,925m 諏訪市・茅野市境界 蝶々深山 1,836m 諏訪市
歩行時間 2時間30分 歩行距離 5km
参考図書 山と高原地図 32 八ヶ岳・蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰(昭文社)
行程 車山肩06:36→車山07:13/07:21→車山乗越07:42→沢渡分岐07:56→蝶々深山08:06/08:18→沢渡分岐08:28→沢渡09:02→車山肩09:32
山遊日 06/11/03

車山登り口 車山肩バス停、ロイヤルイン駐車場
 中央道諏訪ICから上諏訪経由でビーナスラインに入り車山肩バス停前のロイヤルイン駐車場を利用しました。朝早いのでレストランは未だ開いていません。トイレは霧ヶ峰に入って直ぐの分岐にある大きな駐車場のものが便利です。ビーナスラインを東に横切り、南に向かって大きく迂回しながら車山山頂を目指します。
西側の山並み







 なだらかな山なので直登でも大丈夫と思われるのですが、今度は北に迂回をして進みます。
 左手、西側には写真では見えないのですが微かに雪を被った穂高連峰らしきものが見えます。
山頂のドーム





 再び迂回し南に進みます。「私有地につき立入禁止」の看板にびっくりしたのですが霧ヶ峰高原牧野農業協同組合の名を見て、ここが牧場であったことを思い出しました。
山頂間近







 最終的には東に進み、山頂に向かいます。ここまで来ると直ぐに山頂です。
 真東の蓼科山はよく見えるのですが、八ヶ岳は太陽と雲が邪魔をして見えません。
車山山頂






 広い山頂で気象レーダードームの西側に山頂標識が立っています。
北西の風景








 雲がなければ北アルプスが一望できるのでしょう。今日は八島ヶ原湿原、鷲ヶ峰までははっきり見えるのですが、その先ははっきりしません。
山頂の東側




 二等三角点車沢が有るはずなのですが見つかりません。ドームの東側の方が少し高そうなのでそちらを探すことにしました。
 木道ならぬプラスチックの板で造った道路ですが凍っていて滑ります。どうしてこんなものを作るのか安易な考えを疑ってしまいました。
気象レーダードーム 山頂の祠
 東側には山頂神社があり、こちらにも山頂標識があるのですが三角点は見つけることが出来ませんでした。
蓼科山とリフト








 右にリフトの山頂駅と避難小屋を見ながら急坂を下ります。ここもプラスチックの凝木で作った階段なので滑って歩きにくくなっています。
北へ下る







 写真では見えないのですが北東方向に微かに浅間山が見えます。
 北へカーブを切りながら下ります。ここからは歩きやすくなっています。
車山乗越






 白樺湖へ向かう信濃路自然歩道と合流しますが、八島湿原方向の左(北西)へ進みます。
沢渡分岐








 車山肩へ向かう分岐を左に見送り、そのまま北西に進むと沢渡分岐になりますが、直進し蝶々深山に登りました。
蝶々深山







 なだらかな山ですので直登10分で山頂になります。
鷲ヶ峰、鉢伏山、美ヶ原








 北西に見える八島ヶ原湿原越しの鷲ヶ峰、その右は鉢伏山と高ボッチ山、更に右奥は美ヶ原と思うのですが。
北東の殿城山










 北東に見える殿城山。
南西に車山肩








 南西方向には出発点の車山肩と、なかなかの眺めです。
 ここまで休まずに来たので小休止をとってから下りました。
沢渡分岐







 もときた道を戻り蝶々深山の山裾を巻いて沢渡に向かいます。
車山湿原






 どうも見たことがある景色だと思いましたが、尾瀬と似ているのです。車山湿原ですから、当たり前のことなのでしょうが、花の賑やかな時にでもまた来てみたいと思いました。
蝶々深山を振り返って








 右側に蝶々深山を振り返って見ました。上部はササだけだったのですが下部は見事な湿原です。
刈払いの悪いササの道 ミズナラの自然林
 最初はそうでもなかったのですが途中からササの刈払いが悪く朝露で膝から下がびしょ濡れになってしまいました。
 今までは木立のまったくない道だけだったのですが、後半部はミズナラの自然林になり気持ちを落ち着かせてくれます。
山荘






 しばらく下りが続いたなと思った頃、右に山荘らしきものが見えてきました。
ヒュッテ ジャヴェル 沢沿いの大きなヒュッテ
 さらに、もう一軒右に山荘らしきものを見送ると沢が見えてきます。丁度その場所にヒュッテ ジャヴェルの看板があったので地形図通りにヒュッテの前の道を南東に進んだら行き止まりになってしまいました。
車山肩に登る階段 舗装道路に出てからの指導標
 いつものおっちょこです。ガイドブックを見たら舗装道路に出て草付きの斜面を階段で登り・・・と書いてあるではないですか。手前で曲がってしまったのです。
園地(駐車場)分岐





 ここは間違わずに済んだのですが要注意場所です。左が車山肩で、右に進むと第五園地、自然植物園を経て入口の駐車場(グライダーの前)の方へ行ってしまいます。
車山山頂






 右手にリフトを見ながら、ちょっと滑りやすい道を登り切ると車山肩手前の峠に出ます。
 ここから今日のコースを振り返って見ました。まず最初は車山、相変わらず蓼科山は綺麗に見えますが八ヶ岳は雲の中です。
蝶々深山









 次に登った蝶々深山。
沢渡から峠へ








 蝶々深山の山裾を巻いて下り沢渡へ、左隅真ん中にヒュッテが見えます。
 そこから登り右下に見える道路へたどり着いた訳です。
車山肩を見下ろす






 丁度ここに着いた時に老夫婦が景色を眺めて楽しんでいました。今日初めて出会った人です。「どのように歩いて来たのですか」と尋ねられ、今日のコースを話したら「元気で羨ましい」と喜んでもらえました。
車山肩





 俗化した観光地と思い込み、八ヶ岳とアルプスの景観だけを期待して来てみたのですが思いの外に素晴らしい山でした。次回はもう少し範囲を広げて歩いてみたいものです。
追記 山遊日 11/02/19
北東に浅間山







 車山高原スキー場に行って秋の山では見られなかった山々を眺めることが出来ました。
 先ずは北東に浅間山です。
浅間山をアップで












 浅間山をアップで。
東に蓼科山










 一番近いのは東の蓼科山から北八ヶ岳の山々。
赤岳から、入笠山、南アルプス










 南南東には八ヶ岳最高峰の赤岳から入笠山、その奥に南アルプス。
南西に中央アルプス










 南西には中央アルプスが見渡せます。
赤岳をアップで











 赤岳をアップで。
蓼科山も










 蓼科山も同様に、これでやっと借りを返すことが出来ました。

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