日本列島 山だらけ     トップページへ戻る  山だらけメニューへ戻る

栗駒山 △1,627.4m 一関市・宮城県栗原市(旧栗原郡栗駒町)分岐
歩行時間 3時間27分 歩行距離 7.8km
参考図書 山と高原地図 6 栗駒・早池峰(昭文社)
行程 須川高原温泉駐車場08:54→賽の碩分岐09:21→自然観察路分岐(苔花台)09:31→昭和湖09:53/09:57→須川分岐(天狗平)10:29/10:30→栗駒山10:46/11:27→須川分岐11:41→昭和湖12:16/12:28→自然観察路分岐12:45→賽の碩分岐12:51→ゆげ山分岐(賽の碩)13:01→駐車場13:25
山遊日 11/09/23

須川高原温泉駐車場 須川高原温泉
 東北道一関ICから国道342号線で西に向かい、厳美渓を左(南)に見送り秋田県境まで進みます。ようやく、たどり着いた須川高原温泉、国道の右(北)側が大きな駐車場になっています。国道を横切り須川高原温泉の一般客用の売店(トイレはここにあります)、食堂の前を南に向かうと露天風呂の入口になります。
温泉の湯気が沸き立つ登山口






 露天風呂の前を左折で東に進むと右前方(南東)に向かう登山口となり、右横は温泉の湯気が沸き立っており、先に鳥居も見えますから温泉神社でも有るのでしょうか。
大岩の下 蒸し風呂
 灌木の下に溶岩が転がる天然の庭園を巡る遊歩道が延びています。大岩の下を通った時、右(西)側に小屋が建っていたので覗いて見たら蒸し風呂の様でした。
ナナカマド ヒロハゴマギ シラタマノキ
 もう、この時期ですから野の花と云うよりも実が目につきます。ナナカマド、ヒロハゴマギ、シラタマノキ。
ムシカリ クロヅル ヤマアジサイ コガネギク
 ムシカリ、クロヅル、花はヤマアジサイ、コガネギク。
賽の碩、名残ヶ原分岐






 右(南西)が賽の碩、左(東)が名残ヶ原の分岐になったので名残ヶ原に向かいました。
湯気か噴煙なのか








 湯気か噴煙なのか分かりませんが岩の間から蒸気が噴き出していました。
ウメバチソウ、オヤマリンドウ、シロバナトウウチソウ キンコウカ、イワイチョウ
 名残ヶ原に入ったら花も見られます。ウメバチソウ、オヤマリンドウ、シロバナトウウチソウ。花殻ですがキンコウカにイワイチョウと湿原は見事なお花畑になるのでしょう。
南に向かう木道








 草紅葉になりかけた湿原の中を南に向かって木道が延びています。
右(西)にゆげ山、須川高原温泉








 右(西)にゆげ山、この右後(北西)が須川高原温泉になります。
右(西)に賽の碩






 右(西)が賽の碩の分岐ですが、ここは直進で、そのまま南に向かいます。
前方に栗駒山








 ガスが切れて前方に栗駒山が見えてきました。
自然観察路分岐(苔花平) 木道と階段径
 苔花平で左(東南東)が自然観察路になりますが、そのまま直進、木道と階段径で南に進みます。
ゼッタ沢









 荒々しい沢が見えてきました。
昭和湖から流れてくる沢








 ゼッタ沢で昭和湖から流れて来るのだそうです。
立入禁止のカラ沢







 ゼッタ沢を仮橋で渡ると左(東)側に硫化ガスが吹き出て立入禁止になっているカラ沢(地獄谷)を見ながら進むようになります。
昭和湖








 登り切ると昭和19年に爆発して出来たという火口湖の昭和湖の前に出ます。
昭和湖








 北側の正面から見るより、先に進んで東側から右(西)に見た方が綺麗に見えます。
須川分岐に向かう山径 整備された山径
 直ぐ先が須川分岐に向かう山径になりますが、良く整備された径です。
左(東)に栗駒山








 しばらく進むと視界が開け、左(東)側に栗駒山を見ながら登ります。
階段径 なだらかな径
 階段径から、なだらかに径に変わると・・・
須川分岐(天狗平) 方位案内板
 その先が須川分岐(天狗平)で東西南北の十字路になっています。
南側








 こちらが南側ですがガスで何も見えません。
天狗岩








 尾根径を東北東に進むようになり、先に天狗岩が見えます。
先が山頂








 天狗岩も通り過ぎました。ガスではっきりしないのですが、直ぐ先が山頂のようです。
ガスが切れて








 ガスが切れて先が見えてきました。やはり山頂のようです。
右(南東)側の景色









 右(南東)側の景色です。
山頂手前のピーク








 見事に騙されました。手前のピークだったようで、山頂はもっと先です。
山頂へ向かう尾根









 山頂へ向かう尾根です。
左(北西)側はガス








 北西の風でガスが運ばれているので左側は何も見えません。
右(南東)側








 右(南東)側の方は、ある程度まで見渡せます。
山頂直前 栗駒山
 二度目の正直で山頂です。風を避けて山頂手前で休憩をしている方もいました。
一等三角点酢川岳 駒形根神社
 一等三角点酢川岳、ここの名前も面白いです。宮城県側を向いて駒形根神社。
中央コース








 宮城県側の南から登ってくる中央コースが見えます。こちらから登って来る人の方が多そうです。
山頂標識 いつの間にか雨が
 山頂標識も宮城県側を向いています。それも、そのはず栗駒山という名称は宮城県栗原郡栗駒町からの由縁で岩手県側からは須川岳、秋田県側からは大日岳と言われているとのことです。
 山頂でノンビリとビールにお稲荷さんの食事休憩をしていたら、いつの間にか雲行きが怪しくなり、遂には降り出して山頂の人々は蜘蛛の子を散らすように降りる羽目になってしまいました。
 山頂から北に下り、笊森への分岐を左折で北西の自然観察路に至る周回コースを考えていたのですが、そちらに向かう人がいなかったので天候も考慮し、安全策で元の径を戻ることにしました。
上から眺めた昭和湖






 須川分岐から昭和湖へ降りる階段径は水溜まりだらけ、履き潰しかけて防水の効かなくなった小生の山靴は、もうグショグショ、恨めしく昭和湖を見下ろすのでした。
昭和湖の北西端にあるトイレ 自然観察路分岐へ
 昭和湖の北西端にあるトイレは貴重な存在です。雨の中でも、湖面の縁のベンチで休憩する方が大勢いました。
賽の碩分岐 落葉樹間の山径
 ゼッタ沢沿いに下る途中、自然観察路分岐の手前では雨も上がり、日も差してきました。僅か一時間余りの風雨でしたが、ちょっと強かっただけに残念でした。賽の碩分岐で左折、南西に進み、湿原を抜けたら山に入り落葉樹のトンネルを潜ります。
ゆげ山と賽の碩手前の湿原








 トンネルを抜けたら湿原でした。先に見えるのがゆげ山と賽の碩でしょうか。
ゆげ山、名残ヶ原分岐







 左がゆげ山、右が温泉・名残ヶ原で、ここが賽の碩との案内になっていたので最短の右コースを選びました。
溶岩の間の湿原








 左右に溶岩を見ながらの湿原歩きと、ここも景色の良い径です。
大日岩






 温泉と名残ヶ原の分岐を左へ進むと、朝に登った径となります。気が付かなかったのですが蒸し風呂小屋の脇にある大岩は「大日岩」でお地蔵さんが祀られていました。
東に延びる温泉の宿泊棟 須川高原温泉
 須川高原温泉はかなり大きな宿泊施設のようで、東に向かって、こんなに延びて建っています。
天然の足湯 満車の駐車場
 登山口の所が天然の足湯になっていました。雨が降ったのにもかかわらず駐車場は満車状態でした。

トップページへ戻る  山だらけメニューへ戻る  このページのトップへ戻る