日本列島 山だらけ     トップページへ戻る  山だらけメニューへ戻る

(巻機山)御機屋 1,967m 南魚沼市(旧塩沢町・旧六日町境界)
 牛ヶ岳 1,961.6m 南魚沼市(旧六日町)・みなかみ市(群馬県)境界
歩行時間 6時間30分 歩行距離 12km
参考図書 ヤマケイYAMAP 17 日光・那須・谷川岳(山と渓谷社)、山と高原地図 15 越後三山(昭文社)
行程 桜坂駐車場05:56→六合目展望台07:23/07:31→七合目物見平08:03→八合目08:36→九合目ニセ巻機08:53→巻機山避難小屋09:00/09:13→御機屋09:36/09:45→最高点09:52→牛ヶ岳10:09→最高点10:27→御機屋10:37/10:41→巻機山避難小屋10:55→九合目ニセ巻機11:03→八合目11:15→七合目物見平11:35/11:43→六合目展望台12:01→五合目焼松12:25/12:26→四合目12:44→三合目12:57→桜坂駐車場13:07
山遊日 07/09/15

桜坂駐車場






 関越道塩沢石打ICから県道28号線で東に進み、国道291号線を右折し南へ向かい清水の集落に入ったら左折(東へ)し、米子沢に架かる橋を越えた最奥の場所が桜沢駐車場(有料500円)です。
登山道入口 割引沢、ヌクビ沢分岐 井戸尾根方面の指導標
 駐車場の左奥が登山道の入口となっており登山カードのポストも設置されています。北に進むと直ぐに割引沢、ヌクビ沢と井戸尾根の分岐になるので安全コースの井戸尾根を選択し右折(東へ)しました。
 初めは穏やかな登りですが四合目の標識を越えた辺りから傾斜が段々と厳しくなり、ジグザグに急坂を登る井戸ノ壁になります。
 ここでPTAの行事と思しき数十人の親子や爺孫で大渋滞になっていました。五合目で休憩を取ってくれたので一気にごぼう抜きです。お陰でこの辺の写真は取り損なってしまいました。
ブナの純林











 大集団を追い越してほっと一息、辺りを見回したら見事なブナの純林です。
赤土の滑る道 六合目展望台
 赤土の滑りやすい道が少し続いたら、その先が六合目の展望台になります。
天狗岩、ヌクビ沢、割引岳












 左前方(北側)に天狗岩、ヌクビ沢、その先に割引岳が見えます。
右側に御機屋(巻機山)











 その右の北北東には御機屋(巻機山山頂)が見えます。
 ここで絶景を眺めながら小休止です。
ニセ巻機












 灌木地帯に入るとニセ巻機が見えて来ます。
七合目物見平、前方にニセ巻機











 更に一登りして前方が開けてニセ巻機がはっきりと姿を表してくると七合目の物見平になります。
南の谷川岳方面 南西の苗場山方面
 ここはツアーの団体さんが休憩で陣取っていたので写真だけ撮って退散です。南の谷川岳から南西の苗場山方面ですが薄く雲がかかっているのではっきりしません。それでも大きなスキー場が見えるのですが何処なのでしょうか。
イワショウブ ナナカマド アザミ
 9月も中旬となると花も随分と少なくなりますが幾つか写真に納めることが出来ました。この他の花は野の花をご覧下さい。
八号目先の補修地








 八合目の指導標が現れると広大な裸地になります。戦後の登山ブームで荒れた山を1977年よりボランティアの手で保全活動が始まったとのこと、所々が緑に変わっていますので嬉しくなります。
ニセ巻機手前の木道 九合目ニセ巻機
 勾配が緩やかになり木道に変わると直ぐに九合目のニセ巻機山に到着です。
正面北側に割引岳、御機屋












 正面北側に割引岳、御機屋が見えて来ます。
巻機山避難小屋





 少し下って御機屋との鞍部になっている所の左側に巻機山避難小屋があります。
 3年前に改築されたとか、トイレも貸してもらいましたが綺麗で嬉しくなり、浄化装置を動かすために前に20回転、後に10回転の自転車漕ぎをするのですが倍の回数を漕いでしまいました。
正面北側に御機屋







 避難小屋は立地も最高です。右(東)側にお花畑を少し下ると米子沢になり水の便もあり一度は泊まってみたくなりました。
 後続だったツアーの団体さんも到着し休憩を取っています。正面北側のピークを越すと山頂の御機屋です。先を急ぐことにしましょう。
左に割引岳、右に御機屋












 右側が山頂ですが左に割引岳も見えます。
織姫ノ池越しの御機屋 左側に崩落地
 織姫ノ池越しの御機屋です。左側に崩落地がありますがここもその内に補修の手が入ることでしょう。
巻機山山頂御機屋 最高点へ向かって
 一登りすると巻機山山頂の御機屋です。ここの西北西の割引岳、東北東の牛ヶ岳を総称して巻機山と呼ぶのだそうです。
 山頂で恒例のビールタイムを取っていたらツアーの団体さんが登ってきたので最高点、牛ヶ岳を目指して東方向へ出発です。
最高点 栂ノ頭、米子沢ノ頭を経て朝日岳へ向かう道の分岐
 直ぐに1,967mの最高点へ到着します。さらに先に進むと上越県境を栂ノ頭、米子沢ノ頭を経て南に進み柄沢山、朝日岳と続く道との分岐になりますが牛ヶ岳に行くためには左の道を北東に進みます。
牛ヶ岳









 時々、笹が生い茂って足下が見えなくなるのですが木道を頼りに北東に一下りして再び登り返すと牛ヶ岳の山頂になるのですが、なかなかガスが消えてくれません。
牛ヶ岳の山頂標識と三等三角点









 牛ヶ岳の山頂標識と三等三角点です。
西に最高点







 牛ヶ岳も360度の展望地とのことですがガスが消えなくてはどうにもなりません。
 台風の影響なのでしょうか南東の風が強く吹いていたので何時か消えるはずだと期待をしていたのですが最高点がもう少しというところでいくらかガスが薄くなってきました。
南に米子沢ノ頭、柄沢山、大源太山、万太郎山、右手前にニセ巻機





 最高点を過ぎたらすっかりガスが引いて展望が効くようになってきました。
 風上の東から南東にかけては雲がかかっていますが南から西にかけて見渡せます。
 南に米子沢ノ頭、柄沢山、その奥にあるはずの朝日岳やその右の谷川岳は雲の中ですが大源太山や万太郎山が確認できます。右手前の山がニセ巻機です。
ニセ巻機の上に仙ノ倉山、平標山










 ニセ巻機の上に見えるのが仙ノ倉山、平標山だとすると、その右に見えるのは白砂山や佐武流山、さらにその右が苗場山になるのでしょうか。
真西に大きなスキー場、その右に御機屋、北西に割引岳









 真西の遠くに大きなスキー場が見えます。石打辺りなのでしょうか。
 その右手前には山頂の御機屋、北西には割引山が見えます。
御機屋









 山頂の御機屋まで戻ったら五合目で追い越したPTAの行事らしき大集団が到着していました。
越後三山








 北側の景色を見ていなかったので覗いてみたら絶景です。北西には塩沢から六日町の平野が広がっており、北北東には八海山、魚沼駒ヶ岳、残念ながら中岳は半分雲の中なのですが越後三山を見ることが出来ました。
南に避難小屋、ニセ巻機、谷川連峰










 賑やかな山頂に長居は無用です。南に避難小屋、ニセ巻機、谷川連峰を眺めながら戻ることにしましょう。
八合目から七合目に戻る途中で南側を




 八合目から七合目に戻る途中で南側を見てみました。
 登る時にはそんなに急に感じなかったのですが、こうしてみるとなかなかの下り道です。
 左に見える沢が米小沢、人気の沢登りコースだったらしいのですが事故が多発したために現在は通行禁止になっているとのことです。右に隠れて見えないのがヌクビ沢コースで登りと同じ真ん中の尾根道を下ります。
五合目焼松







 PTAの行事らしき大集団が休憩をしていたために写真を撮る間も無かった五合目の焼松です。
 ブナの純林の中なのに何故このような名前が付けられたのでしょうか。
南に見える大源太山と万太郎山











 ここが登り始めて最初の展望地になります。
 南に見えるのは大源太山と後が万太郎山だと思うのですが。
東には米子沢ノ頭











 東には米子沢ノ頭。
北北東には米子沢












 北東方向には米子沢とニセ巻機、真ん中後方に見えるのは牛ヶ岳なのでしょうか。
井戸ノ頭の急坂 三合目辺りの雑木林 桜坂駐車場
 五合目からブナの純林になると思っていたのですが帰り道で確認してみたら四合五勺までが美しいブナの純林でした。
 その下は雑木林になるのですが四合目辺りから傾斜が緩やかになるのに最後の30分が偉く長く感じてしまいました。

トップページへ戻る  山だらけメニューへ戻る  このページのトップへ戻る