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御正体山 △1,681.6m 都留市・南都留郡道志村境界 歩行時間 4時間35分 歩行距離 8km 参考図書 新・分県登山ガイド 14 山梨県の山 (山と渓谷社) 山と高原地図 27 高尾・陣馬 31 富士山・御坂・愛鷹(昭文社) 行程 池の平駐車場06:35→林道終点07:15→竜の口07:27→上人堂跡08:01/08:06→文台山(大野山)分岐08:28/08:31→峰宮跡08:51/08:53→御正体山09:25/09:45→峰宮跡10:10→文台山分岐10:25/10:30→上人堂跡10:44→竜の口11:05→林道終点11:15→池の平11:45 山遊日 10/11/28 |
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中央道河口湖線都留ICから国道139号線で南西に、富士急大月線東桂駅を右に見送り、鹿留入口と標示のある交差点で左折、県道713号線を鹿留川沿いに南東へ向かいます。フィッシングセンターを過ぎた辺りで11人以上のバス通行止めの標示が現れるのですが、悪路というわけでもなく安心して進めます。 鹿留林道など四方に林道が分岐する所が池の平で珍しい木製のアーチ橋の横に5〜6台が留められそうな駐車場があり、登山口となっています。未だ暗いうちに到着したのですが林道の様子を見てみたら、かなり悪路のようなので夜明けを待って、ここを出発点としました。 |
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東に向かい直ぐ路傍に石仏を見つけました。ここで18番、後で写真を見て気付いたのですが登山口にもありますから、ここが17番、鹿留の神社が1番なのでしょうか。砂防ダムを見ながら橋を渡り、沢の左岸に移ります。 |
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林道前半は何とか車でも大丈夫だったのかなと思える道だったのですが、後半は鋭い角の立った石が転がる悪路、歩きを選んだのは大正解でした。 林道終点に指導標、地図と共に熊注意の看板、最近は何処でも神経質になっているようです。沢を橋で渡り北に向かいます。 |
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もう一つ沢を橋で越すと、東に向かうようになり29番の石仏がありました。 |
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31番の石仏が竜の口にあり、ここが最後の水場となります。この先でヒノキ林に入ると傾斜の急な尾根径となり北東に登ります。 |
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こんな岩の間を登る急な径もあります。要所にはロープが下がり、階段で整備されているのですがプラスチックで作られているのが残念です。32番の石仏が置かれた所で後ろを振り返って、びっくり・・・ |
![]() 南西の樹間に富士山が綺麗に見えていたのです。 |
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ひと登りすると御正体山を開いた妙心上人が堂にこもり即身仏になったという上人堂跡になります。左奥に座禅岩があり、小平地になっています。 |
![]() 樹間に富士山を眺めながら小休止としました。 |
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上人堂跡の上も急登の尾根径でミズナラやブナの林からシラビソでしょうか、針葉樹が増えてきます。 |
![]() 山地図にも記載されていない絶景地がありました。 真新しい文台山(大野山)分岐の指導標が立ちベンチも設置されています。 |
![]() 南西には富士山。 |
![]() 西南西に杓子山と鹿留山。 |
![]() 北西に文台山、その後ろには三ツ峠山が見えます。 |
![]() 三ツ峠山をズームで引っ張ると開運山や御巣鷹山の電波塔まで、はっきりと見えます。 |
![]() 三ツ峠山の左後ろは御坂山塊でしょうか。 |
![]() さらに左は十二ヶ岳、王岳辺りとなるのでしょうか。 |
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これから先は東に向かう尾根径になり、大分楽な登りに変わります。高台にベンチが置いてありました。・1568m地点のようです。 |
![]() ベンチの前も富士山を眺める絶景地になっていました。 |
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尾根径を少し下ると北側の三輪神社から登ってくる細野分岐となり、ここにも真新しい道標が立っていました。 |
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細野からの径の方には古い指導標もありました。峰宮跡は、もう少し南南東の山頂方向に進んだ左(東)側にありました。 |
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先に見えるのが山頂なのでしょうか、いったん鞍部に降ります。最低鞍部にある岩の細尾根を越して登り返します。 |
![]() 左前方(東)に丹沢の山々が見えるのですが写真では、はっきりしません。 |
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尾根径歩きですから何度もニセ山頂に騙されます。コブに登り着くたびに、未だ先がありました。 |
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山頂は何となだらかな登りの先にあり、真ん中にはベンチとテーブルが置かれて、北側には一等三角点御正体山と御正体権現の社が祀られてました。 |
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久々に、ちゃんと北を向いた三角点を見ることができました。なお、ここは三方の分岐点となっていますので指導標もしっかりと立っています。 |
![]() 山頂は樹林に囲まれ展望がないのと風があり寒かったので短めの昼食休憩となってしまいました。 分台山分岐まで戻ったら雲が切れて何と南アルプスまで見通せました。杓子山の後ろだから赤石岳、右に荒川岳、塩見岳から農鳥岳などでしょうか。 |
![]() 西北西には間ノ岳、北岳、鳳凰三山から甲斐駒ヶ岳。 |
![]() 北西の三ツ峠山の右には雲ではっきりしないのですが金峰山、甲武信岳、大菩薩嶺。 |
![]() 北側には雲取山から奥多摩の山々まで見渡せました。 |
![]() 上人堂跡から見た富士山が、はっきりしなかったので撮り直しです。この後も樹間に富士山を眺めながら下ります。 |
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登りの時にも書いてあるのですが、ほぼ中間点にある砂防ダム分岐から先の林道終点までの林道は悪路で特殊な車でしか進入は不可能です(パンクを恐れないのなら話は別ですが)。無理して入っても、ここ迄で止めておくべきです。 最近、昭文社の山地図は不正確で、不親切だと特に感じています。現在の表記では四駆の車なら大丈夫と思ってしまうからでしょう。無理して入ったタイヤ跡もあり、インターネットの山行記でも車を壊したという記載がありました。今後とも気をつけて頂きたいものです。 少々問題があるとしても楽をしたいというならば奥の林道分岐まででしょうか、砂防ダム分岐のちょっと手前で駐車場もありますし、直ぐ横の道路も広くなっているので、かなりの台数でも駐車が可能です。 |
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小生が明け方のウオッチングで、車での走行を止めるように判断したのは、入って直ぐの雨水による剔れ径と、この崖崩れの発見があったからです。 |
![]() 駐車場に戻ったら三台に増えていて、さらに手前の林道にも一台が駐まっていました。 最後に、このコースでは国道沿いのコンビニ、鹿留のフィッシングセンターにしかトイレはありません。くれぐれもご注意下さい。 |