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(三頭山) 東峰 △1,527.5m 中央峰 ・1,531m 西多摩郡檜原村・奥多摩町境界 西峰 1,524.5m 西多摩郡檜原村・山梨県上野原市・北都留郡小菅村境界 歩行時間 3時間24分 歩行距離 6km 参考図書 山と高原地図 23 奥多摩(昭文社) 行程 山作業スペース06:55→登山口07:00→檜原都民の森07:05/07:08→森林館先の分岐07:23→里山の路ベンチ07:43→鞘口峠07:58/08:02→東峰08:59→展望台09:00/09:20→中央峰09:25→西峰09:32/09:40→ムシカリ峠09:51→三頭大滝10:32/10:46→ケヤキ平の東屋10:51/10:54→車道(三頭大滝登口)11:03→山作業スペース11:11 山遊日 10/05/22 |
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圏央道あきる野ICから檜原街道で西に進み檜原都民の森前まで行ったら開園は8時とのことで入れません。ならば先の駐車場と思ったのですが奥多摩周遊道路も夜間通行止めとのことで同じ8時まで通れません。 1時間以上も待っていられないのでやむを得ずUターンし、路肩の駐車場所を探しました。最初に見つかった場所は都民の森職員の臨時駐車場で一般は禁止の表示、さらに、その先で切った木を積んだりするような山作業スペースを見つけたので、邪魔にならないよう端に駐車しました。 |
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都民の森に向かって歩き始めたら右側に三頭山へ向かう登山口がありました。 |
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登り始めた途端に石段に倒木があり先が思いやられたのですが、5分も歩いたら、もう都民の森の前、車道を歩くよりも大分近道になったようです。 |
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車は入れないのですが人間は隙間から入ることが出来ます。 |
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身支度を済ましてから公園的なところを避けて北東の端から鞘口峠に向かう径を北西に進みました。 |
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左(西)に森林館が見えてきたら右側に山へ上る小径が出てきたので、そちらに進みました。 |
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一番右の山道を来たのですが、さっきの径を進もうと、はてまた最初から左の森林館へ向かう広い道を選んでも結局はここへ来るようで、左(北西)へ進むと鞘口峠に向かう最短の道なのですが奥多摩湖の景色を期待して右(北東)に進みました。最初に左側にワサビ田が見えてきます。 |
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今度は右側に黒滝が見えてきました。その先の分岐でも、とにかく登りの径を選びました。 |
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ひぐらしの路を通りツガの路に入りました。 |
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ツガの路と云っても純林ではなくブナやナラ等の広葉樹の方が多い感じです。やっと里山の路のベンチで一番高い場所のようなのですが北の方を見ても樹林が深くて期待していた奥多摩湖は見えませんでした。 |
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西に向かって急降下、さらに左カーブで南西に下り着いた所が鞘口峠です。 |
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三頭山を目指してブナの路を西南西に進みます。三頭山=ブナと思っていましたが純林ではなく、この辺ではナラなどが混じっていました。ここで1,200m、先ほどの里山の路の高さまで戻っていません。 |
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里山の路を振り返って見ましたが、やはり未だ里山の路の方が高いようです。先に進みブナの路と山道の分岐になったので右の山道を進みました。 |
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ブナの路と山道の分岐が何度も現れますが大差は無いとのこと、全て山道を通りました。 |
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尾根歩きが続き、少し飽きてきて「頂上は未だかいな」と思った頃、右側に頂上らしきものが見えてきて右カーブしたと思ったら東峰に向かう分岐でした。 |
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右に展望台を見送り、先ずは東峰山頂へ。三等三角点三頭山と山頂標識をカメラに納めました。普通は石柱の南側に三等三角点と文字が書かれ北側を向いているのですが、これは西側に文字が書かれ東を向いていました。別件の場所で気がつき国土地理院に問い合わせたことがあるのですが不思議なことに、かなり高い確率で、このように不正確なものがあるとのことでした。 |
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東峰山頂は樹木に囲まれて展望がないのでミツバツツジを見ながら東に少し引き返し展望台に行き食事休憩としました。 |
![]() 東から北東にかけて開けた展望台で真東に馬頭刈山、左の真ん中に大岳山、北東に御前山を眺めて、去年の秋に御嶽山から大岳山へ縦走したことが懐かしく思い出されました。 |
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稜線を北西に進むと直ぐに三頭山最高峰の中央峰です。山頂標識の横にベンチとテーブルがありますが眺めは良くないので休まず先に進みました。 |
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西に向かって急降下すると御堂峠です。 |
![]() そのまま西に登り切ると三つ目の峰、西峰です。三角点のように花崗岩で作られたと思う石柱があったので後で調べてみたら「宮三角点」と云い宮内庁管理の山にあるのだそうです。 |
![]() 右手、北側の樹間が開けているので眺めてみました。 |
![]() 左手、北北西に東京都最高峰の雲取山。 |
![]() 見にくいので、ちょっと失礼してベンチの上に乗って、やっと足下に奥多摩湖を眺めることが出来ました。 |
![]() 一番目立つのは真北に見える鷹ノ巣山です。 |
![]() 反対側の南西に三ツ峠と富士山が見えました。 |
![]() 南の御正体山はボケてしまいました。 |
![]() 真ん中の南南西に富士山をズームで。 |
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三つある山頂峰の中では、ここの西峰が一番広く樹間の展望もあるので休憩を取っている人が大勢いました。さて、どっちへ進むのかなと思って笹尾根、西原峠、浅間峠と書かれた案内標識を見ていたら、老夫婦の方から「一番近くて、三頭大滝に向かって多くの人が左折をするムシカリ峠の名前が抜けているのよ」と声が掛かりました。 ここで思いがけずに富士山を眺められたので、当初考えていた、富士山の展望地という大沢山を回るコースを変えてムシカリ峠で左折しようか迷っていたので、どっちのコースが良いのかと聞いてみたら30数回も来ているというベテランさんで近回りのコース(ブナの路)を勧めてくれました。南へ急降下し、しばらく稜線を進むと直ぐにムシカリ峠となります。 |
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ムシカリ峠を左折し東に向かって下ります。沢が現れてきたので三頭大滝はもう直ぐなのでしょうか。三頭大滝と書かれた展望台のような所があったので寄ってみたら、沢沿いにある休憩所でガッカリ、さらに下りました。 |
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小橋を渡り大きな休憩舎の横に出る時に熊出没のお知らせを見つけました。西峰で会った老夫婦が「おすすめのコースだが一つだけ問題点がある。つい先日に熊が出た」との話に「是非お会いして記念写真を撮りたい」と冗談を返していたのですが、このことだったのです。 |
![]() 三頭大滝は直ぐ先の右(南)側でした。滝見橋に進みます。 |
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吊り橋の真ん中から右(西)側に見るのですが大きすぎてカメラに収まりきれません。上下二枚になってしまいました。 |
![]() 沢は東に下っています。 |
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吊り橋の南端で行き止まりになっています。入口の側にベンチがあるので一休みをしてから北のケヤキ平に進むのですが間伐材をチップにして敷き詰めたという、この道は柔らかくて香りも良くて嬉しくなってしまいます。 |
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ケヤキ平からけやきの路へ入るのは要注意です。山地図では三叉路のように書いてあるのですが、実は南の山に向かう小径もあり四差路なのです。そのまま幅の広い道を右カーブで進むのが大滝の路で森林館へ向かいます。けやきの路は右手の東屋の方へ降りた小径で南東に下っています。迷いかけて確認するのに少々手間取っていまいました。 |
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先に進むと三頭大滝の下流になるのでしょうか、沢沿いの径に変わり、しばらく進むと奥多摩周遊道路に出ました。水道施設なのでしょうか、こんな小屋と三頭大滝入口の案内標識が目印となります。車を駐めた場所が、ここより上か下か確信はなかったのですが地形図から見ると下のようなので右に進んでみました。 |
![]() 間違いありませんでした。目の前に朝方登った三頭山登山口が見えてきました。 |
三頭山 特別付録
檜原村見て歩き 西多摩郡檜原村 山遊日 10/05/22〜23 |
![]() 山深い檜原村の名物と云えば恵まれた自然と兜造りの大きな民家ではないでしょうか。 正面から見ると二階建てのように見えるのですが・・・ |
![]() 兜家旅館の自給用菜園の上から横を見てみると農作業(養蚕など)スペースの三、四階部分が良く分かります。 |
![]() 渓谷沿いのヤマフジを眺めながら九頭竜の滝を眺めに行きました。 |
![]() 檜原街道から沢に降りると九頭竜の滝がありました。 |
![]() 上段の部分まで行けました。 |
![]() 下段を眺め下ろしました。 |
![]() 九頭竜神社の脇を通り檜原街道を蛇の湯温泉 たから荘の所まで下りました。ここも兜造りの民家を生かした温泉旅館です。 |
![]() 真横から見た、たから荘です。 |
![]() 古民家の宿 山城は藁葺き屋根が銅屋根に葺き替えられており趣がちょっと欠けました。 |
![]() 廃校になった数馬分校が、そのままの姿で保存されており、中に入って見ることが出来るというので行ってみました。 |
![]() 小生の小学生時代と一致する1,959年(昭和34年)に落成し1,999年(平成10年)の春に閉校になったのだとか、中の様子を拝見して場所は違っても遠き故郷の子供時代が懐かしく思い出されました。 |
![]() 数馬分校の詳細については数馬分校記念館のHPをご覧下さい。 |
![]() 檜原村の中心地、役場のある本宿まで下り、さらに大岳山に向かって3kmほど北西に進むと郷土資料館があります。 展示物も充実しているのでお薦めなのですが、研修室で見せてもらった「檜原村歳時記」が素晴らしく払沢(ほっさわ)の滝にも行ってみることにしました。 |
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五日市に向かう檜原街道の交差点の少し手前で浅間林道を右折し西に少し進むと駐車場があり払沢の滝へ続く路が南西に延びています。右に茶店、左に簡易郵便局の格好をした民芸店を見送り渓谷沿いに10分ほど進むと到着します。 日本の滝百選にも選ばれた秋川最大の滝で62mと聞いていたのですが、三頭大滝と比べても小さく感じられます。滝壺の所まで行っても、この通りでたいしたことはありません。 |
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説明標識をよんで、ようやく分かりました。払沢の滝は四段の滝で上部が見えないのです。見えているのは一の滝で26mとのこと、35mの三頭大滝より小さいのです。それでも、よく見てみたら樹間に上部の一部が微かに見えました。 |