日本列島 山だらけ トップページへ戻る 山だらけメニューへ戻る
(七ヶ岳)高倉山 ・1,638m 南会津郡南会津町(旧舘岩村・田島町境界) 一番岳 △1,635.8m 二番岳 約1,590m 南会津町(旧田島町) 歩行時間 5時間 4分(4時間27分) 歩行距離 10km(11km) 参考図書 新・分県登山ガイド 6 福島県の山(山と渓谷社)、山と高原地図 13 日光・白根山・男体山(昭文社) 行程 スキーセンター06:40→アストリアホテル06:50→ホテルアクシオン(ゲート)07:00→カフェテリア07:23/07:27→最上部リフト乗り場07:57→避雷針08:14/08:20→登山口08:29→高倉山(リフト頂上駅)08:52/09:06→登山口09:20→電波塔直下09:43→最低鞍部09:53→黒沢森ルート分岐10:03→平滑沢ルート分岐10:06→七ヶ岳(一番岳)10:09/10/15→二番岳10:18/10:19→一番岳10:24/10:33→黒沢森コース分岐10:38→最低鞍部10:44→電波塔直下10:56→登山口11:15→避雷針11:22→最上部リフト乗り場11:34→カフェテリア11:52→ゲート(ホテルアクシオン)12:08→アストリアホテル12:16→スキーセンター12:24 山遊日 10/10/23 |
![]() ![]() |
東北道西那須野塩原ICから塩原温泉、会津西街道を経て檜枝岐の方へ向かうのは燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、帝釈山・田代山と何度か来ているので慣れた道です。甘く見たのがいけなかったのでしょうか、たかつえスキー場とだけ考えて登り口をちゃんと確認していませんでした。 スキー場と蕎麦祭りの案内を頼りに進み、スキーセンタースペーシアの脇に車を駐めて、おもむろに山地図を眺めてみたら現在地はゲレンデ下端の最南端、登り口は北端のアストリアホテルの北側です。最南端のリフトの前を通り、とにかく北の方に向かって歩いてみました。 |
![]() ![]() |
北側の橋の先にアストリアホテルを案内するアーチが見えてきました。左に大きな駐車場を見ながら建物を目指して北東に進んだらアストリアロッジのようでした。建物の間を東に抜けてアストリアホテル南東側のゲレンデに出ました。 |
![]() ![]() |
アストリアホテルの北東側を西に突っ切ると北端の道路に出てきました。なお、こちらにもアストリアホテルの駐車場があります。最北端のリフトの横を東北東に向かい作業道路が延びているのですがジープでなければ進めないような荒れた砂利道です。 |
![]() ![]() |
しばらく進んだらガスではっきりしないのですが左(北)側にホテルアクシオンが見えてきました。この辺の砂利道は乗用車でも通れるように整備されているので現在ではアクシオンホテルの方から来る道が日常的に使われているのでしょうか。直ぐ先がゲートになっており関係者以外通行止、罰金3万円也の看板が立っています。路肩と云うよりも左(北)に小さいながらも広場があるので、ここに車を駐めての登山が可能なようです。とすると、ここまで20分ほどかかっていますから、全てロスタイムと云うことでしょうか。いやいや山遊びは歩けば歩いた分だけ全てが楽しい出来事なのです。 |
![]() ![]() |
作業道路は一度ゲレンデの中に入り、一回出て、また入り直します。この山小屋風の建物と先のカフェテリアの間にトイレがあり、中に入れるのですが休業期間のためか水は出ませんでした。 |
![]() ガスも消えたので眺めが良くなってきました。 振り返ってみたら南西の雲海の上に燧ヶ岳、会津駒ヶ岳が見えていました。 |
![]() もう少し上の方から西側に駒ヶ岳と会津朝日岳。 |
![]() ![]() |
紅葉も真っ盛りです。最高部リフト乗り場の東側を通り北側に登ります。 |
![]() 作業道路は右カーブ、その後、つづら折りで南東に登ったら絶景地のゲレンデの上に出ました。 南南西に女峰山、太郎山、小真名子山、大真名子山、男体山、日光白根山などの日光連山が見通せます。 |
![]() 西南西には燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、西には会津朝日岳等々が。 |
![]() ヘアピンカーブで北に向きを変える所の先に七ヶ岳登山口がありましたが、ここでは入らずに作業道路でリフト山頂駅を目指しました。 |
![]() 西北西に会津朝日岳、守門岳、浅草岳。一足先に葉っぱの落ちたダケカンバと・1,602m峰の黄葉とのバランスも絶妙です。 |
![]() ![]() |
この辺まで来ると作業道路の勾配もきつくなり四駆なら無理すれば登れないことも無いのでしょうがキャタピラーの跡しか残っていません。右(東)側に電波塔があり、その少し先にリフト山頂駅がありました。 |
![]() そして、そこが絶景地です。南南東に高原山、南の手前に荒海山、南南西に日光連山、右手前に田代山と帝釈山。 |
![]() 南西に燧ヶ岳、西南西に会津駒ヶ岳、三岩岳。 |
![]() 西北西に会津朝日岳、北西に守門岳、浅草岳。 もう一つ余計な物が見えてしまいました。胴長猫背、ガニ股短足がバレバレです。 |
![]() 北東側は樹林が深いのと雲が厚く何も見えません。 |
![]() 山頂駅で絶景を眺めながら軽食休憩を済ましたので七ヶ岳を目指すことにしました。 昭文社の山地図では、ここから東南東に下り北東に向かう径と合流するように書いてあるのですがそんな径は見つかりません。もしやと思って鉄塔の北横を見たら踏み跡がありました。進んでみたら半回りして登山道へ続いているようですが腰まである笹藪の間を通り朝露に濡れるのも嫌なので安全を期して、さっきの登山口まで下ることにしました。 |
![]() ![]() |
こんなに下るのだっけかなと思いながらも15分ほど下って七ヶ岳登山口から仕切り直しです。ブナ林の黄葉の中を北北東に進みます。 |
![]() 北に向かう尾根上に出たら思わず「わっ」と声が出てしまいました。 尾根東側の紅葉と右前方(北東)に七ヶ岳が見えたのです。 |
![]() 東北東に下岳(七番岳)、雲ではっきりしないのですが二俣山、東に那須岳、東南東に男鹿山塊。 |
![]() 南南東に高原山、南の尾根の先には丸山が見えます。 |
![]() ![]() |
尾根上を上り詰めたと思ったら分岐点がありました。上を見上げたら電波塔、一歩踏み込んで先を見たら目と鼻の先が電波塔だったのです。クマザサを恐れず先に行っていればと悔やんでも後の祭り、これこそ37分のロスタイムです。ここは先に登山口から入って、ここを進みリフト山頂駅に出るか、帰りに寄るかすると間違いが少ないのかも知れません。 そもそも原因となったのは昭文社の山地図です。一つ目は本来登山口に行程区間の○印を置き、なおかつ登山口と記すべきです。二つ目は高倉山(リフト山頂駅)から南南東に下るように記した誤記です。こんな径はありません。三つ目は電波塔の記載がないこと。四つ目は○印〜黒沢森コース分岐間0:25の表記の間違い、電波塔直下分岐と黒沢森コース分岐間が約20分ですから、こんな時間では無理なはずで、電波塔直下分岐と○印を混同しているのかも知れません。出来るだけ早く改訂されることを望みます。 |
![]() ![]() |
高倉山の尾根から降りて東北東の七ッ岳にむかいます。最低鞍部はブナの林でした。 |
![]() 低い樹間のトンネルを登り返すと再び七ヶ岳が見えてきます。 |
![]() 後ろを振り返ると三角形に見える燧ヶ岳、高倉山の尾根上に電波塔が見えます。 |
![]() 黒森沢コースの分岐です。 |
![]() 平滑沢コースの分岐は断崖絶壁です。 その先には男鹿山塊、高原山、日光連山。 |
![]() ![]() |
賽の河原を経て、ひと登りで七ヶ岳(一番岳)で狭い山頂の真ん中に一等三角点七ツヶ岳がありました。 |
![]() 先ずは北側から、先に見えるのは地形図上の・1,532m峰のようです。 |
![]() 北東に下岳(七番岳)、東北東に二俣山。 |
![]() 東には那須岳、東南東に男鹿山塊。 |
![]() 南南東に高原山、南に荒海山、南南西に日光連山、田代山、帝釈山。 |
![]() 西南西には会津駒ヶ岳、三岩岳、西に高倉山、西北西に会津朝日岳、守門岳、浅草岳。 |
![]() 先に降りていった方に大声で呼びかけたら二番岳から手を振って答えてくれました。 |
![]() とりあえず二番岳まで行ってみようと追いかけました。 北に・1,532m峰、北北東に三番岳、四番岳でしょうか。 |
![]() 北東に七番岳(下岳)から二俣山、那須岳。 |
![]() 足下の東側を見たら黄葉の絶景です。 |
![]() 南西に一番岳(山頂)を振り返りました。 |
![]() 山頂は狭いので賽の河原の方へ少し降り、燧ヶ岳を眺めながら昼食休憩としました。 |
![]() 雲ではっきりしなかった那須岳と男鹿山塊を帰りの尾根径で綺麗に見ることが出来ました。 |
![]() 登山口まで降り、これからまた作業道路です。 |
![]() スキー場歩きは人工的だとか単調だと云われるのですが景色さえ良ければそれなりの良さがあります。 こうしてススキを入れ燧ヶ岳、会津駒ヶ岳を見るのもオツなものでしょう。 |
![]() 避雷針の所からリフト山頂駅と電波塔を振り返ってみました。 |
![]() 西北西の会津朝日岳などの山々が少しはっきりしてきたのですが、一つ一つの山を確認するには至りません。 |
![]() カフェテリアまで戻ってきました。この辺がスキー場の中間地点になるのでしょうか。 |
![]() ![]() |
アストリアホテルまで降りてきたら「蕎麦祭りは何処でやっているのですか?」と聞かれてしまいました。小生と反対の間違いをする慌てん坊もいることに同類相哀れむで「スキーセンタースペーシアで」と教えてあげました。やっと到着したら蕎麦祭りは繁盛しているようでした。 |
![]() ![]() |
癪に障るのでアストリアホテル前まで車で戻ってみました。右折をしないで直進すれば良かったのです。そこには登山口の看板が立っており、日帰り温泉「白樺の湯」もありました。一般客は500円なのに旧舘岩村民は300円とアストリアホテルは地域住民サービスも心掛けているようです。 |
追記 山遊日 11/01/08![]() 紅葉時の七ヶ岳の感動が忘れられず、今期の初スキーは「たかつえ」と決め込んでいました。 さっそく高倉山へ、第6リフトは何と昔懐かしいシングルでした。 雲が厚いのですが、何とか東の七ヶ岳山頂(一番岳)の先に那須岳が見えました。 |
![]() その右、東南東には男鹿山塊。 |
![]() 南南東に高原山、南に荒海山、南南西には日光連山、手前に田代山、帝釈山。 |
![]() 南西の燧ヶ岳、西南西の会津駒ヶ岳、さらに西の山々は残念ながら雲が厚くて見る事が出来ませんでした。 |