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日光白根山 2,578m 日光市・片品村(群馬県)境界
歩行時間 6.5時間 歩行距離 10.0km
参考図書 ヤマケイYAMAP P日光・那須・谷川岳(山と渓谷社)
行程 菅沼登山口6:30→弥陀ヶ池8:25→山頂手前ピーク9:41/9:53→山頂10:03/10:12→白根山神社10:25→五色沼11:41/12:23→弥陀ヶ池13:00→菅沼登山口14:30
山遊日 05/09/02

日光白根山登山口


 昨日、男体山で聞いた話、夕方に宿泊した湯元キャンプ場での情報と、迷いに迷った のですが最終的には出発前に考えていたロープウェイに頼らない一昔前の銀座通りを選 択しました。
 6時前の登山口出発を考えていたのですが、夜明け頃に再び寝込んでしまったために 少し遅れてしまいました。平日にもかかわらず駐車場には、もう10台程度並んでいま した。
ロープウェイ宣伝看板




 駐車場から少し歩いた左側に、こんな宣伝看板がありました。ここまで来てからロー プウェイ利用にコースを変える人がいるのでしょうか。それにしても料金が高い、往復 1,800円也、始発時間が8時30分と遅いのも気に入りません。
環境庁案内掲示板





 登山道入口の駐車場からここまでは平坦な砂利道です。廻りにはアキノキリンソウが 一面に咲いていました。
 ここを右折すると、段々と山道らしくなっていきます。
1km地点の指導標





 メジャーな山ですから指導標がしっかりと整備されています。2時間近く針葉樹の林 の中をジグザグに登って行きます。
弥陀ヶ池から白根山を仰ぐ








 平になってきたなと思ったら弥陀ヶ池でした。ここで始めて日光白根山を仰ぐことが 出来ます。少々ガスがかかっておりはっきりしないのですが急勾配の岩山で、遊びがい がありそうです。
 池の右側(西側)はシラネアオイの保護地になっており、鹿から守るために電牧(電 気の通った線を牧柵に張ること)になっていました。今は時期ではないので当然シラネ アオイは見られませんが代わりにオヤマトリカブトの群生地になっていました。
ロープウェイ山頂駅からのコースとの合流地点







 弥陀ヶ池南岸から右折すると西側から登る丸沼高原からのロープウェイ山頂駅コース と合流します。
白根山に向かう急登 日光白根山山頂
 合流地点から左折(南方面に)すると山頂に向かう急登となります。この辺は樹木が 有りますが、直ぐに森林限界を超え岩場になります。
 岩場を1時間あまり登り切ると山頂直前の北峰に出ます。更に一回下り、登り返した 所が山頂になるのですが、狭そうなので北峯で小休止と写真撮りを楽しみました。
奥鬼怒方面



 真ん中に見えるのが弥陀ヶ池ですから、後ろの方(北)から登ってきて池の左岸(西 側)を通り左から回り込んで手前(南)に進んで来たことになます。
 遠景が奥鬼怒の山々、右側が五色沼、沼の後ろの山が五色山でしょうか。ということ は左手前の高い山は座禅山ということになります。
奥に太郎山、真名子山、女峰山、手前が前白根山




 少し右に視点を移し東方向を見ると右手前に禿げ山の前白根山、遠景に太郎山、真名子山、女峰山などが見えます。
 昨夜泊まった湯元から前白根山に登るコースも有るのですが、こちらはちょっと手強 いとの話でした。
男体山と中禅寺湖





 更に視点を右に移すと昨日登った男体山が見えます。もう少しガスが切れていると文 句無しなのですが、見えただけでも良しとしましょうか。
日光白根山山頂、二等三角点白根山









 登る途中で仲良くなったグループと写真を撮ってあげたり撮られたり、単独歩行でも 山頂写真を残している方が多いのは、きっとこういう事だったのかと納得、小生の姿は カメラが壊れる恐れがあるからと言って遠慮しました。
 ちなみに、ここに写っている薄茶色の白根山と書かれたネームプレートは移動式、記 念撮影用なのだと、これも新発見でした。
白根山神社




 昨夕、湯元キャンプ場で一緒だったご夫婦と神社前で再会、「あれぇ〜どうしたの遅いじゃないのぉ〜」、「寝坊がたたり手間取って遅れたぁ〜〜〜」こんな触れ合いも楽しいものです。「お先に失礼」で歩を進めました。
噴火口跡?



 山頂から左廻りに下っていくのですが山頂近くでこんなものを見つけました。まるで 月のクレーターみたいです。火口跡なのでしょうか?
 火山特有の砂礫の道(専門家はザレ場と言うらしい)で歩きにくいので、ゆっくりと 下りました。山頂近くの岩陰でタチフウロ、オヤマリンドウ、ツリガネニンジン、ミソ ガワソウなどを見ることが出来ました。
五色沼南岸から見た白根山

 岩山に変わり、更に森林地帯になり下りきると左折(北側)し、程なくすると五色沼 避難小屋に到着します。更に10分程直進すると五色沼南岸になります。途中の森の中 で鹿の家族連れを発見、熊で無くて良かったぁ〜。
 昼食前に白根山を振り返ってみました。やっぱりこうしてみても岩だらけの山です。 弥陀ヶ池から見た方が綺麗だったのに、ガスがかかっていた、やっぱり現実はこんなも のでしょう。とにかくビールだぁ〜ビール。あっ黄色い花はアキノキリンソウです。
五色沼南岸



 花期を過ぎて赤い実の着いたツガザクラの横で大休止、昼食も半ばの頃、山頂で仲良 くしたグループが到着、追いついたご夫婦は未だ来ないなぁ〜などとボケッとウオッチ ング出来るのも山の良い所です。
 居心地が良いからといっても何時までも長居は出来ません。グループに挨拶をして出 発をしました。
鹿と挨拶





 五色沼南岸から西岸を抜けた所に、ここにもシラネアオイの保護地が有るのですが、 ここで鹿にご対面、向こうも気が付いているのですが逃げる気配はありません。ゆっく りと鹿の写真が撮れました。
弥陀ヶ池南岸


 五色沼から弥陀ヶ池に向かうのにちょっとした山越えになるのですが、ここでご夫婦 と再々会。ビデオ撮りが好きだとは聞いていたのですが何と正体は「茸博士」でした。 小生が見つけて聞いたものは「立派な食用」だとか、せっかくだったのですが面倒なの で遠慮し、追い越して先を急ぎました。
 弥陀ヶ池からは登りの時と同じ道ですので安心して歩みを進めることが出来ます。
登り口近くの指導標

 後の楽しみは車に戻ってからのビールだけです。黙々と歩みを進めました。ここまで 来ればゴールは目の前です。ビール、ビール、ビール。
 車の中で一人宴会、これも至福の一時です。ビールを飲み終えてウツラウツラした頃 にご夫婦がご帰還「すごい猛毒茸を見つけた、1本で確実に死ぬ奴でビデオに収めた」 との話です。「何で持ってこなかったのぉ〜近所に1本づつ配ればいいべぇ」酔っぱら いの返答はこんなものです。「またどっかの山で逢えたらいいねぇ〜」と挨拶を交わし 昼寝の床に着きました。

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