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大阿原湿原 1,818m 伊那市(旧上伊那郡長谷村) 入笠湿原 1,734m 諏訪郡富士見町 入笠山 △1,955.1m 諏訪郡富士見町・伊那市(旧上伊那郡高遠町・長谷村)境界
歩行時間 2時間29分 歩行距離 6km
参考図書 花の百名山登山ガイド 上 (山と渓谷社) 新分県登山ガイド 15 長野県の山 (山と渓谷社) 山と高原地図 41 北岳・甲斐駒・南アルプス (昭文社)
行程 大阿原湿原駐車場06:58→テイ沢分岐07:14→テイ沢07:22→テイ沢分岐07:29→大阿原湿原駐車場07:49 車で移動 御所平峠駐車場08:00/08:06→大阿原湿原分岐08:12→山彦荘前08:20→入笠湿原北端08:34→山彦山荘前08:45→大阿原湿原分岐08:52→お花畑南端09:00→駐車場09:03/09:11→岩場回避コース分岐09:23→入笠山09:36/09:59→岩場回避コース分岐10:08→御所平駐車場10:15
山遊日 11/08/27

大阿原湿原駐車場


 中央道南諏訪ICで降り側道を南東に戻り富士見町に入ったら右折で国道20号線を横切り西へ進むと山道に入り、大型車はここまでという沢入登山口の駐車場で、さらに南に向かって先に進むと大阿原湿原の駐車場になります。
 今日は大丈夫なのですが交通規制がある場合は、ここから御所平峠までの無料シャトルバスが出るようです。
大阿原湿原








 大阿原湿原を周回出来るようになっています。
湿原の東端を南へ 車椅子はここまで
 先ずは時計回りで湿原の東端を南に進みます。カラマツ林の中に入っていったら木道となり右カーブで西に向かう所で車椅子はここまでとの案内がありました。
カラマツにサルオガセが












 カラマツには鬱蒼としたサルオガセが垂れ下がっていました。
小さな沢









 小さな沢も流れていました。
ホソバトリカブト テイ沢分岐
 あまり日当たりの良くない樹林帯の淵を進んでいるので花は見えません。西端に着いた所でやっとホソバトリカブトが咲いているのを見つけました。テイ沢の案内があったのでさらに西へ進んでみました。
やっと見えた青空




 テイ沢沿いの山径を西南西に進みます。
 ガスが消えてやっと青空が見えてきました。安定しない天気で南側の山々はガスに包まれていましたが八ヶ岳は綺麗に見えていたので少しは期待もしながら、どうなるのかと思っていたのです。
テイ沢







 テイ沢の縁まで来ました。山径は西に向かって未だ未だ続いていますがキリがないので戻ることにしました。
マルバダケブキ タムラソウ エゾカワラナデシコ
 テイ沢の縁にマルバダケブキ、湿原に戻ったらタムラソウ、エゾカワラナデシコが見つかりました。
湿原の東方向








 湿原の右前方、東側の景色です。
後ろ(西)を振り返って









 後ろ(西側)を振り返って。
アケボノソウ ハナイカリ
 アケボノソウにハナイカリ、南側が湿原なので日当たりが良いため花がグンと増えてきました。
湿原を突っ切って








 最後の方で湿原の中を突っ切るようになります。
サギスゲ アキノキリンソウ
 もう盛りを過ぎているのでワタスゲとの区別もつかないのですが名所と云うことでサギスゲにしておきましょう。最後にアキノキリンソウを見ながら駐車場に戻りました。
マナスル山荘 御所平峠駐車場
 車で仏平峠を経て入笠山の東側を北上します。途中に八ヶ岳の展望所もあったのですが、せっかく晴れてきていたのに、またガスが立ちこめて何も見えませんでした。
 左カーブで西に進むと、行き当たりでT字路になるので左折し南西に進むと右側にマナスル山荘が見えてきます。道路を隔てた反対(南東)側に御所平峠駐車場がありトイレも完備されています。
ゴマナ イヌゴマ ミゾソバ
 入笠湿原を目指して車道を北東に進む途中の道端にゴマナ、イヌゴマ、ミゾソバなどが咲いていました。
大阿原湿原分岐 山彦荘
 大阿原湿原への分岐を右(東)に見送り、そのまま車道を進むと左(北西)側に公衆トイレがあり、その先に山彦荘が見えてきます。
ツリフネソウ ヤナギラン オオマツヨイグサ
 この間にもツリフネソウ、終わりかけのヤナギラン、オオマツヨイグサ(月見草)などを見ることが出来ました。
北東に入笠湿原








 右前方の北東に入笠湿原が広がっています。
鹿避けの扉 入笠湿原の案内板
 鹿避けの柵が施してあり鉄製の扉から入るのですが何故か開けっ放しで固定されていました。土曜の日中で人が多いとの判断でしょうか。
ダイコンソウ サワギキョウ シシウド
 少し時期が遅いのかなと思っていたのですが予想以上に咲き誇っていました。見つけた順番にダイコンソウ、サワギキョウ、シシウド。
アケボノソウ ノコギリソウ エゾリンドウ
 アケボノソウ、ノコギリソウ、エゾリンドウ。
北に向かう木道








 木道を北に向かって進みます。
一番目立つのはサワギキョウとアケボノソウ








 一番目立つのはサワギキョウとアケボノソウです。
マツムシソウ ワレモコウ コバギボウシ ヨツバヒヨドリ
 マツムシソウ、ワレモコウ、コバギボウシ、ヨツバヒヨドリ。
湿原中央分岐







 湿原北端から中央部を突っ切る道と外周道との分岐になり迷ったのですが外周を廻りました。
ウツボグサ コカラマツ クサレダマ ウメバチソウ
 花は未だ続きます。ウツボグサ、コカラマツ、クサレダマ、ウメバチソウ。
車道から東側の遊歩道へ





 花写真撮りに夢中になりながら、あっという間の一周でした。
 車道を通っている時に東側に遊歩道があるのに気付いていたので、帰りはトイレの前から遊歩道に入り南西に戻りました。
遊歩道 キツリフネ
 やはり遊歩道の方が気持ち良く歩けます。キツリフネのオマケもありました。
大阿原湿原分岐 お花畑入口
 大阿原湿原への分岐まで戻りました。ここの車道の南側にもお花畑があります。鹿避けの柵を開けて中に入ります。
クサフジ ハクサンフウロ ヤマオダマキ
 入口のフェンスにクサフジ、中へ入ったらハクサンフウロ、ヤマオダマキ。
クガイソウ アキノキリンソウ、タムラソウ、ツリガネニンジン、クサレダマ カワラマツバ
 クガイソウ、アキノキリンソウ、タムラソウ、ツリガネニンジン、カワラマツバ。
コオニユリの群生 タムラソウの群生
 群生になっているのはコオニユリとタムラソウでした。
出口のフェンス 入笠山登山口
 出口のフェンスを抜けたら御所平峠の駐車場でした。駐車場の西端が入笠山の登り口ですので一休みしてから入笠山を目指しました。
鹿避けのフェンス タムラソウにチョウチョウが
 鹿避けのフェンスの中に入っていったらタムラソウにチョウチョウが留まっていました。
お花畑の西端を南へ








 先ほどの、お花畑の西端を南に向かって進みます。
山径 西に入笠牧場
 お花畑のフェンスを抜けたら山径らしくなります。右(西)側に入笠牧場が見えてきました。
岩場回避コース分岐 岩場に下がるクサリ
 中間点辺りで岩場回避コース分岐との分岐になりますが面倒なので右側の直登コースを採ったのですが大したことはなく一ヶ所に申し訳程度のクサリが下がるだけでした。
トモエシオガマ ノコンギク ヤマハハコ
 山頂近くになったら、またまた草花の宝庫になりました。トモエシオガマ、ノコンギク、ヤマハハコ。
ツリガネニンジン、ハクサンフウロ、マツムシソウ ヤマハハコ、ハクサンフウロ、イヌゴマ
 ツリガネニンジン、ハクサンフウロ、マツムシソウ、ヤマハハコ、イヌゴマ。
イタドリ シナノオトギリ ヤマホタルブクロ
 イタドリ、シナノオトギリ、ヤマホタルブクロ。
山頂標識 二等三角点入笠山
 花畑の先がガレ場になっていて広い山頂となります。山頂標識と二等三角点入笠山。
ガスで何も見えず







 山頂には先着のご夫婦がおられ、山談義をしながらガスが切れるのを待ったのですが、どうにもなりません。
方位板 大きな駐車場
 360度に展望が開けていて北、中央、南の日本アルプス、富士山、八ヶ岳などが見渡せるとのことですが方位板を見て、眺めたことにしました。ゴンドラが動き始めたからでしょうか、帰り道では大勢の人が登ってきました。ガラ空きだった駐車場も、この通りに埋まっており、お手軽で人気の山なのかも知れません。
入笠山






 入笠山を写真に納めようとして国道20号線を少し南下し、西側に眺めたのですが山頂のガスは消えませんでした。車山や蓼科でのスキーの帰りに見た入笠山を思い出すしかありません。
追記 11/09/18
入笠山






 天狗岳の帰り道、諏訪南ICの手前から見た入笠山です。晴れていたのにも関わらず頂上には雲が掛かっていました。ちゃんとした姿を撮ろうと思うと、なかなか難しいものです。

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