日本列島 山だらけ トップページへ戻る 山だらけメニューへ戻る
(高原山) 剣ヶ峰 1,590.0m 矢板市 釈迦ヶ岳 1,794.9m 塩谷町・日光市(旧藤原町)境界 大入道 1,402.4m 矢板市・那須塩原市(旧塩原町)境界 歩行時間 5時間 歩行距離 13km 参考図書 ヤマケイYAMAP P 日光・那須・谷川岳(山と渓谷社)、新・分県登山ガイド 8 栃木県の山(山と渓谷社) 行程 大間々駐車場06:06→登山口06:16→八海山神社06:55/07:01→剣ヶ峰(矢板市最高点)07:09→大入道分岐07:21→1,543mピーク07:33/07:38→山頂前の平坦部08:12→鶏頂山分岐08:33→釈迦ヶ岳08:38/09:20→平坦部09:40→1,543mピーク10:06→大入道分岐10:17→剣ヶ峰(国土地理院地形図)10:18/10:23→大入道11:03/11:05→無名沢11:27→桜沢11:39→小間々キャンプ場11:43/11:56→大間々駐車場12:20 山遊日 07/05/26 |
![]() 東北道矢板ICから県道30号線で北上すると左前方(北西)に高原山が見えて来ます。 この先で左折し県道56号線を北西に塩原方面を目指して進み、山の駅「たかはら」の手前で左折、南西に向きを変え小間々(八方ヶ原)、大間々と進みます。 |
![]() レンゲツツジの名所、大間々の駐車場で行き止まりとなります。 さすがにこの時間ですから駐車してある車も数台のみ、早速身支度を済まして西に進みます。 |
![]() ![]() |
左手にミツモチに向かうやしおコースの分岐が見えてきますが、そのまま西に進みます。薄紫とピンクの間のような色のツツジが咲いています。ミツバツツジとアカヤシオの見分け方よく知らないのですが、雄しべに長短があったのでトウゴクミツバツツジだということにしておきましょう。 |
![]() ![]() |
朱色のヤマツツジは未だツボミの状態です。ミツモチに向かう青空コースと八海山神社、剣ヶ峰に向かう見晴コースとの分岐で登山カードと簡単な地図も用意されています。ミツモチ方面はハイキング、右側の剣ヶ峰方面は登山だからカードを書けということなのでしょうか。 |
![]() ![]() |
最初は階段状で少し歩きにくいのですが傾斜も緩く道幅も広いので快適に歩くことが出来ます。途中にシロヤシオ(五葉ツツジ)も咲いていました。 |
![]() 左の樹間が開けて南側の景色が見えてきます。ミツモチ、尚仁沢、前山でしょうか。 |
![]() 更に進むと灌木や笹の地帯になり正面西側に鶏頂山の頭、釈迦ヶ岳、その手前右に剣ヶ峰が見えて来ます。 |
![]() 快適な尾根歩きから少し傾斜を増して登り着くと八海山神社が出迎えてくれます。 |
![]() 歩き始めて1時間近く、ここは休憩ポイントであると共に絶景地でもあります。 南東の大間々からミツモチです。 |
![]() 南西方向の景色です。薄もやがなければ最高なのですが。 |
![]() 左前方(西)に釈迦ヶ岳と鶏頂山を見ながら北西に少し下ります。 |
![]() ![]() |
木立の中を登り返すと矢板市最高点の剣ヶ峰(1,590mピーク)です。北東の樹間に大入道が見えます。 |
![]() 山頂の少し先に小ピークがあり、その先から急激に下ります。 前方北側に国土地理院地形図に記載された剣ヶ峰(1,540mピーク)、その先に前黒山が見えます。 地元では国土地理院に対して1,590mピークを剣ヶ峰として記載するよう求めているとのことなので小生の表記も、それに合わせました。 |
![]() 下る途中では咲き始めたばかりのムシカリ(オオカメノキ)が綺麗でした。 |
![]() 1,540mピークの左(西)下が大入道との分岐になっていますので、ここからは左(西)に進みます。 |
![]() 先ほどの分岐から少し進んだところで南西の樹間に釈迦ヶ岳が見えて来ます。ここから再び急降下します。 |
![]() やっと登りに変わり、登り詰めたところが1,543mピークです。北側の前黒山やスッカン沢の景色が綺麗なので、ここで小休止としました。 |
![]() 再び上り下りを繰り返しながら尾根道を西に進むのですが、南西に向きを変えた頃から登りに変わり直ぐに急登となります。 |
![]() 先ほどまでは尾根の頂点を歩いていたのですが急登を登り切った所から尾根の右(西)側に移ったようです。平坦な道に変わり、しばらく南に進みます。 この辺りからは高度が増した分だけ季節が後戻りしたように木の葉が芽に変わり春先の様な感じで山桜の咲き始めでした。 |
![]() ![]() 山頂直下の急登が始まります。この様にトラロープが張られている場所も何ヶ所かありました。 |
![]() 登りが穏やかになると鶏頂山の分岐で、ここまで来ると山頂はもう直ぐです。 |
![]() ![]() |
一等三角点高原山のある釈迦ヶ岳山頂です。直ぐ側に高原神社が西向きに建てられています。今までの経験からすると南向きの場合と参拝者の集落を向いていることが多いのですが西向きとなると鶏頂山の神社の奥の院ということなのでしょうか。 |
![]() その後(東)側にある、お釈迦様は南を向いていました。 |
![]() 南には前山、西平岳のすそ野。 |
![]() 南西には中岳、西平岳。 |
![]() 西には鶏頂山、間に日光連山。 |
![]() 北西には南会津の山々。 |
![]() 北には前黒山、後の山は日留賀岳でしょうか。 |
![]() 北東には大入道、遙か彼方に那須岳。 |
![]() 東には剣ヶ峰から大間々と360度の視界が広がっています。 |
![]() ![]() |
しばらく山頂を独り占めにしていたのですがやっと後続者が現れたので降りることにしました。北斜面には未だ雪渓も残っており山腹の景色とはかなりの季節差があります。ムシカリは葉と花が同時に開くことを今日初めて知りました |
![]() 山頂下の平坦部の真ん中辺りに展望地があり、右(東)側に剣ヶ峰、後(南)に山頂が見えます。 |
![]() ![]() |
1,543mピークから少し下ったところで二つの剣ヶ峰を見ることが出来ます。左の山桜の向こうの山が地形図上の剣ヶ峰、右の山が矢板市最高点の剣ヶ峰です。ここから下りきって少し登り返すと大入道との分岐になります。 |
![]() ![]() |
大入道分岐から徒歩1分、10mほど左(東)に登ったところが地形図上の剣ヶ峰(1,540mピーク)です。ここからはジグザグに急降下します。 |
![]() ガイドブックにはシロヤシオの名所と書いてあるのですが、なかなか姿を現しません。 大入道との中間点辺りまで下ったら、ありました、ありました。ツツジのオンパレードです。 |
![]() 華やかなツツジも良いのですがハウチワカエデの新緑も最高です。 |
![]() 賑やかなのはやはりこれでしょうか。 |
![]() ![]() |
左(北)のスッカン沢の方は断崖絶壁です。ロープで囲まれた崩落地を見てみたら目が眩みそうで、ここに落ちたら大変なことになってしまいます。 山頂直前だけが登りになりますが大したことはありません。山頂標識と三等三角点があるだけで展望もなく、ちょっとガッカリです。三角点の名称が「剣ヶ峰」となっており、ややこしくなっているところが取り得でしょうか。 |
![]() ![]() |
山頂からは右(東南東)にジグザグに急降下します。少し傾斜が緩くなったところでカラ沢沿いに下ります。やがてカラ沢に水が流れ始め、少し下ると本沢と合流します。この沢を横切って進み対岸を登るのですが、ここだけが少し足場が悪くなります。 |
![]() ![]() |
緩やかな尾根を越すと、また沢が現れますが川幅は広いのに水は流れていません。地形図によるとこれが桜沢のようです |
![]() ![]() |
沢を横切り少し進むと小間々キャンプ場が見えて来ました。大間々に向かう案内標識が見つからないのでベンチで休んでいたカップルに声を掛けたら「左側に管理棟がある」とのことなので行ってみたら建物はトイレと炊事棟だけで肝心の管理棟はありませんでした。 一回りしたので10分程度のロスタイムとなってしまったのですが、お陰様で満開のヤマツツジと出会うことができました。 |
![]() ![]() |
地形図的には右(南西)に行くはずなので探してみたら道は簡単に見つかりました。最初は階段で歩きにくいのですが直ぐに森の中の散歩道のようになります。 大間々が近づくともう公園の雰囲気です。レンゲツツジのツボミは未だ堅く、咲くのにはもう少し時間が必要なようです。 |
![]() 大間々に着いたら駐車場は車で溢れていました。 展望台は未だだったので登ってみました。西に見える、前山から釈迦ヶ岳です。 |
![]() 北西には剣ヶ峰、前黒山、大入道。 |
![]() 北には日留賀岳から那須岳が見えます。 帰りに山の駅「たかはら」に寄って地酒をゲット、山菜が手に入らなかったのと薄いもやがかかり遠景がイマイチだったのが心残りなのですが渋滞にも遭わず、早々に帰宅することができました。 |