日本列島 山だらけ トップページへ戻る 山だらけメニューへ戻る
高尾山 599.15m 八王子市 小仏城山 670.28m 景信山 727.14m 堂所山 733m 八王子市・津久井郡相模湖町(神奈川県)境界 陣馬山 854.80m 八王子市・津久井郡藤野町(神奈川県)境界 歩行時間 5時間15分 歩行距離 18km 参考図書 山と高原地図 27 高尾・陣馬(昭文社) 行程 高尾登山電鉄清滝駅07:45ケーブルカーで高尾山駅07:55→薬王院08:18→高尾山08:29/08:38→小仏城山09:23/09:38→小仏峠09:54→景信山10:18/10:36→堂所山11:22/11:23→明王峠11:43/11:44→陣馬山12:17/12:53→栃谷13:37→落合(陣馬登山口)14:05→JR藤野駅14:29 山遊日 07/11/23 |
![]() ![]() |
始発の電車に乗っても京王線の高尾山口に着いたのは7時30分になってしまいました。それでも電車賃は千円ちょっとと高速料金よりも安いし地球温暖化防止のためにも電車での山遊びを検討する必要がありそうです。 40年前の学生時代に来たことがあるはずなのですが記憶には何も残っておらず人の流れに乗って高尾登山電鉄の清滝駅に向かいました。始発は8時とのことですが7時45分頃に出発しました。山は何処もそうですが、ここの料金も高くて片道420円也でした。 |
![]() 高尾山駅を出ると直ぐ左に展望台の案内が出ていたので登ってみました。 駅の屋根越し、北側に圏央道の高尾山トンネルの入口が見えます。 |
![]() 東には八王子市街を始めとして大東京が見渡せます。 |
![]() 展望台から薬王院を目指して西側に降りたら茶店の横から左手南側に山並みが見えます。丹沢の前衛の山々なのでしょうか。 |
![]() ![]() |
浄心門を潜り薬王院本殿へ向かうのですが、ここまで来ても40年前の記憶は戻ってきません。はたして本当に来たことがあったのかどうか、それさえも怪しく思われてくるのでした。 |
![]() ![]() |
薬王院本殿、薬王院奥の院と進みます。 |
![]() ![]() |
いつの間にか高尾山山頂に到着していました。広場の真ん中に二等三角点高尾山が鎮座しています。右手(東)に進んだら樹間に新宿の摩天楼が見渡せました。 |
![]() ![]() |
十三州大見晴台の石碑に「嘘つきめ、そんなに見えないじゃないか」、ビジターセンターの営業時間が10時から4時と記載されているのに「夕方の時間は良いとしても朝が遅すぎる、これでは役立たずだ」などと悪たれを突きながら南西に進み始めたら・・・ |
![]() 南から西南西にかけての絶景が目に飛び込んできたのです。 大山、丹沢山、蛭ヶ岳などの丹沢山塊です。 |
![]() 丹沢山塊の右手には富士山が大きく見えます。さらにその右手には塩見岳や農鳥岳などの南アルプスまで見えるとのことです。 |
![]() アップで大室山、加入道山、富士山、赤鞍ヶ岳。 |
![]() ![]() |
見飽きることはないのですが先があるので進むことにしました。山頂から西に降りると「これより奥高尾」の案内標識がありアップダウンの少ない稜線歩きとなりさらに進むと一丁平になります。この間、左手にはずうっと丹沢と富士山がお供をしてくれます。 |
![]() ![]() |
一丁平を過ぎると北西に進むようになり、一登りすると小仏城山の山頂になります。高尾山の薬王院に向かう時に西側に電波塔のある山が見えていたので、あれが城山かなと思っていたのですが、やはりそうだったようです。ここも広場の真ん中に四等三角点小仏城がありました。 |
![]() ここで一番開けているのは東側です。遠く池袋や新宿の摩天楼まで見渡せます。 |
![]() もちろん、ここにも茶店があり西側に構えていました。 |
![]() 茶店の前からは南西方向に相模湖越しに富士山を見ることが出来ます。 |
![]() ![]() |
小仏城山からは北北西に進むようになります。明治天皇、小休、野立などの文字が記された石碑があり、次に「小仏峠山頂」と書かれた標識が現れますが峠を山頂と言うのかと、とぼけた狸の表情と一致して可笑しくなってしまいます。 |
![]() ![]() |
小仏峠から北に中央道小仏トンネルの上を進むのですが今日のコースでここが一番の急坂でジグザグに進みます。 |
![]() 南面から急登すると突然、茶店が現れ、ここが景信山の山頂かと思ってしまいます。 |
![]() 茶店の右横(東)が開けており、ここでも関東平野が一望できます。 |
![]() 左に寄ると杉木立の間から南西方面に富士山を眺めることも出来ます。 |
![]() 山頂は茶店の後(北)側になります。北東に見える山と平野の境界の様子です。 |
![]() 西北西に堂所山に向かう登山道の左(南)側に三等三角点景信山と山頂標識があったのですが境界見出杭と兼ねているのでしょうか頭が赤く染めてありました。 |
![]() ![]() |
ここまで来る途中にも時々巻き道があり、どっちのコースを採っても合流できたのですが堂所山に登るためには、ここだけは峰道を通る必要があるのですが杉の根が張った、こちらに進むのは少数派でした。 |
![]() ![]() |
登り切ると八王子城址分岐になり北に進むと徒歩一分で堂所山となります。 |
![]() 北西に見えるのだから陣馬山、市道山なのでしょうか。 |
![]() 南から南西に、さらに西に向きを変えて進むと明王峠になります。 |
![]() 左前方(南西)の樹間に富士山が見えます。 |
![]() 左(南)には丹沢。 |
![]() 北西に向きを変えて進み、一登りすると陣馬山の山頂になります。 名物の白馬にも記憶はありません。40年前には有ったのでしょうか。 |
![]() 辺りを見渡しても三等三角点陣馬山が見当たりません。茶店に飛び込んで聞いてみたら白馬の前にありました。地面すれすれで目立たなかったので回りの小石を少し取り除きました。 |
![]() 東南東の方向ですから、あれが高尾山なのでしょうか。 |
![]() 真東の新宿は樹間に隠れ池袋から北の方向が見えます。 |
![]() 北から北西にかけては奥多摩の山々、雲取山、甲武信岳、金峰山まで見えると方位盤に書いてあるのですが、どれがどれやら良く分かりません。 |
![]() 白馬は正面に富士山を眺めていました。 |
![]() 当然こちらは丹沢になります。 |
![]() ![]() |
南に下る栃谷尾根を通り藤野に向かうことにしました。稜線を急降下し爪先が痛いほどでした。 |
![]() ![]() |
杉林の稜線を下るのですが一ヵ所だけ南西の方向に開けた展望地があり、さらに下ると杉の間に紅葉も見ることができました。 |
![]() 栃谷の集落も近いのでしょう、茶畑が現れてきました。 雲ではっきりしないのですが富士山の頭もちょっと見えるだけになり、ここでさよならです。 |
![]() 栃谷の一軒目の家が見えて来ました。 紅葉の山腹の裾に柚の黄色、柿のオレンジが似合い、いかにも里山という雰囲気です。 |
![]() 収穫の最中なのでしょうか、柿の木には梯子が掛けてあり干し柿もまだ干したばかりのようです。 |
![]() ![]() |
バス通りの落合まで来ました。バス停で時刻表を見てみたら1時間に1本しか無く35分も待たなければならないので藤野まで歩くことにしました。 中央自動車道の下をトンネルで潜り、踏切を越し右折するとJR藤野駅です。駅前の酒屋で缶ビールとカップ酒、お土産の地酒も買うことが出来、祝杯を挙げながら電車を待ちました。 |