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(天狗岳) 西天狗 △2,645.8m 東天狗 約2,640m 茅野市
歩行時間 5時間10分 歩行距離 8.5km
参考図書 ヤマケイYAMAP A 八ガ岳・北八ガ岳・蓼科山(山と渓谷社) 山と高原地図 32 八ヶ岳・蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰(昭文社)
行程 唐沢鉱泉手前駐車場06:24→唐沢鉱泉06:26→西尾根分岐07:10→最初の展望台07:48/07:52→第一展望台07:55/07:58→第二展望台08:24/08:25→西天狗09:00/09:17→鞍部09:23→東天狗09:33/09:38→天狗の奥庭分岐09:50→中山峠10:24→黒百合ヒュッテ10:31/10:37渋ノ湯分岐11:15→唐沢鉱泉12:08→駐車場12:10
山遊日 11/09/18

唐沢鉱泉手前駐車場 唐沢鉱泉
 中央道諏訪南ICから諏訪郡原村を北上し、茅野市に入って右折、東に進みフォーレストCC三井の森の横を抜け、その後、唐沢鉱泉の案内看板を頼りに砂利道を、さらに東北東へ進むと唐沢鉱泉になり、手前の右(南)側に20台程度の駐車場があり、最後の数台のところで無事に駐車することが出来ました。駐車場の東端にトイレが設置されており、先に進むと左(北)側が唐沢鉱泉となります。
西天狗の案内看板 カラ沢状の山径
 思いの外に洒落た建物の唐沢鉱泉まで進むと、右(東)前方に西天狗の案内看板が見えてきます。先に進むと右に見える唐沢を、しゃくなげ橋で渡り、カラ沢状の山径を南東へ進みます。
シラビソの原生林 樹木が少し薄くなり シラタマノキ
 傾斜が増すとジグザグの径になります。シラビソが主体の鬱蒼とした原生林で写真を撮るのも困難、少し樹木が薄くなった所にコガネギクとシラタマノキがあったのですが、ごらんのようなピンボケになってしまいました。
西尾根分岐 尾根径 岩のある径
 ようやく西尾根にたどり着きました。ここから先は東に向かう尾根径ですが急登でジグザグを切る所もあるし、こんな大岩の径もあります。
樹間に青空 目の前に赤岳
 歩き始めた時にはうっすらとガスがかかっていたのですが、いつの間にか消えたようです。樹間に青空が見えてきました。さらに先に進んだら岩の上で何人かが休憩をしており、目の前に赤岳が見えます。
西尾根の東側








 こちらが東です。前方に見えるのが西天狗なのでしょうか。
南南東に赤岳








 南南東に見えるのが赤岳のようです。
南南西には南アルプスから中央アルプス








 南南西には南アルプスから中央アルプスが。
北西には北アルプス








 北西には北アルプスですから第一展望台なのでしょうか。
第一展望台




 ここまで休まずに来てしまったので小休止をとりながら回りの話を聞いていたら、どうも様子が違います。「展望台はもっと綺麗だろう」と言う声が聞こえたのです。
 やはりそうでした。さらに数分ほど先に進んだ所が第一展望台で案内標識も立っていました。
前方の東に西天狗









 前方の東には西天狗。
南南東には赤岳








 南南東には赤岳から権現岳、編笠山。
南南西には南アルプスから中央アルプス








 南南西には南アルプスから中央アルプスの山々。
西には御嶽山から乗鞍岳、北アルプス







 西には御嶽山から乗鞍岳、さらに穂高岳から槍ヶ岳の槍の先っぽまで見えて北西に北アルプスの山々が続きます。
北北西に蓼科山、横岳、縞枯山








 八ヶ岳連峰最北端の蓼科山は頭に雲を被っていますが北横岳、縞枯山はすっきりと見通せます。
北東に丸山、中山








 北東は麦草峠で低くなって、次に続くのが丸山、中山でしょうか。
岩の径 ゴゼンタチバナの実 なだらかな尾根径
 第一展望台から先の西尾根はこんな岩の厳しい径もありますが日当たりの良い所にはゴゼンタチバナがあり、なだらかな尾根径を歩く時はルンルン気分です。
鞍部の先に西天狗







 鞍部に下りかける所で視界が開け、目の前に西天狗が見えてきました。
右には硫黄岳、横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳







 右(南南東)側には硫黄岳、頭がギザギザの横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳が見えて赤岳に登った時の事が思い出されました。
右後方に南アルプス








 右後方(南南西)には南アルプス、北岳の三角もはっきり分かります。
正面(東)に西天狗







 第二展望台だと思ったのですが、またフライングで、ほんの少し先に案内標識が立っていました。
右(南)に南八ヶ岳








 見える景色に大差はありません。
南アルプスと中央アルプス







 平地が少し広いのと、中央アルプスまで見えるので、こっちが展望台になったのでしょう。
西天狗山頂手前の岩径





 ハイマツの茂る鞍部まで降り、登り返した西天狗山頂手前は厳しい岩径となります。登りはきついのですが手掛かりと足掛かり、案内のマーキングがしっかりしているので、こんな時は休みながら登るのが得策です。
南アルプスと中央アルプス








 後の景色を振り返りながら、ゆっくり登りました。
西尾根と北アルプス








 西尾根と鞍部です。禿げている所の上部が第二展望台です。
蓼科山









 蓼科山の雲も取れました。
山頂直下は穏やかなハイマツの径








 岩径を抜けた山頂直下は穏やかなハイマツの径になります。
西天狗









 西天狗に到着です。
二等三角点東岳 東側の石柱
 山頂標識の後(南)側に回り込んで由緒正しく二等三角点東岳(何と西天狗なのに東岳なのです)を、東側に石柱が幾つか立っているのですが何だかよく分かりませんでした。
北には北八ヶ岳から浅間山






 西天狗は360度の視界が広がっています。
 北側には北八ヶ岳、その右後方には湯ノ丸山、篭ノ登山、高峯山、水ノ塔山、黒斑山、浅間山。
北東に中山、東天狗の山裾








 北東には中山、東天狗の山裾。
東には東天狗








 東には東天狗、その右後が御座山でしょうか。
南東に甲武信ヶ岳、金峰山、根石岳、硫黄岳、横岳、赤岳








 南東に甲武信ヶ岳、金峰山、根石岳、硫黄岳、横岳、赤岳。
南には南八ヶ岳、南アルプス









 南には南八ヶ岳と南アルプス。
南西に中央アルプスと御嶽山









 南西に中央アルプスと御嶽山。
西には乗鞍岳、穂高岳、槍ヶ岳、後立山








 御嶽山の右、西側には乗鞍岳、穂高岳、槍ヶ岳から後立山。
北西に鹿島槍ヶ岳、白馬岳、北八ヶ岳








 さらに、北西に鹿島槍ヶ岳、白馬岳、北八ヶ岳と見渡せました。
東天狗へ







 最高の展望を楽しみながら、おにぎりを食べ、ビールも飲んだので東天狗へ向かうことにしました。
最低鞍部から見た西天狗







 最低鞍部まで降りて西天狗を振り返ってみました。北側は穏やかな山なのですが南側は厳しく切り立っています。



 左(北)側の湯ノ丸山から浅間山を七月の末に高峯山、水ノ塔山、篭ノ登山へ行った時には、ちょっとしか見えなかったなと懐かしく思い返し、目を懲らして眺めたら何と篭ノ登山と水ノ塔山の後に山陰が見えます。どうも根子岳、四阿山、横手山の様ですが、いやはや見えると見えないとでは天と地の差です。
 北八ヶ岳、天狗の奥庭と併せて最高の景色を見させて頂きました。
東天狗








 つべこべ言っていないで東天狗へ向かいましょう。こちらは穏やかな登り返しです。
東天狗






 東天狗の山頂はあまり広くない岩山なので混雑していました。
北北東に浅間山









 先ずは北北東の浅間山。
東北東に荒船山、御座山








 東北東に見えるはずの荒船山は、はっきりしませんが東の山は御座山の様です。
南東に甲武信ヶ岳、金峰山、根石岳、硫黄岳、赤岳







 南東に甲武信ヶ岳、金峰山は雲が掛かって来始めました。手前に根石岳、夏沢峠へ下って、その先が硫黄岳、赤岳。
南八ヶ岳に南アルプス









 南八ヶ岳に南アルプス。
西に中央アルプス、西天狗、乗鞍岳









 西には中央アルプス、西天狗、乗鞍岳。
北アルプスと北八ヶ岳









 北アルプスと北八ヶ岳。
浅間山








 もう一度、浅間山と、こちらも360度の視界です。
北八ヶ岳と天狗の奥庭








 北八ヶ岳と天狗の奥庭を見ながら先(北)に進むことにしました。
岩山の左(西)下を








 こんな岩山もありますが左(西)下を通ります。
細尾根









 こんな細尾根もあります。
岩の先に天狗の奥庭と黒百合ヒュッテ








 岩の先に天狗の奥庭と黒百合ヒュッテが見えます。
天狗の奥庭分岐






 天狗の奥庭分岐で、どっちを通ろうかと迷ったのですが天狗の奥庭は急降下のようだったので中山峠への尾根径を選びました。
コガネギク ヤマハハコ タカネナナカマド タカネツメクサ
 岩石地で日当たりが良いからでしょうか。コガネギク、ヤマハハコ、タカネナナカマドの実、タカネツメクサがありました。それにしても9月も下旬近くになると花がすっかりと少なくなりました。もう直ぐ紅葉の季節に変わるのでしょう。
中山と東側の切り立った崖








 先に中山と東側の切り立った崖が見えます。
振り返ったら東天狗と西天狗








 左後ろを振り返ったら東天狗と西天狗が見えました。
急降下の尾根径 中山峠
 尾根径とは云え、こちらも急降下の岩径となってしまいました。中山峠は標高2,410m、ずいぶん降りたと思ったのに未だ250mも下っていません。
黒百合平のテント場 黒百合ヒュッテ
 中山峠からは左(西)に進んだら黒百合平のテント場で、その先が黒百合ヒュッテです。ここで軽食休憩、おにぎりの残り一個を食べました。
岩の下り径 渋ノ湯分岐
 ここからは、ずうっと岩の下り径が続き、思わぬ苦戦をしました。雨上がりのためか滑るのです。ついに失態を単独の女性から見られてしまいました。「滑って歩きにくいですよね。ウフフ」、カメラが壊れなかっただけが救いでした。
傾斜地の山径 腐葉土でフカフカの径
 渋ノ湯分岐を過ぎ、西南西に向きを変えると、少し状況が良くなります。カラ沢状になった岩の径から傾斜地の径になったり、一部、腐葉土でフカフカの径になったりしました。永らく坐骨神経痛のような腰痛や足のしびれが時たま発生し、最近では膝もおかしくなっているので岩の径は応えます。提案、岩の間に間伐材のチップを敷いたら如何でしょうか。
急降下ではジグザグに 樹間に唐沢鉱泉の屋根が
 急降下の所ではジグザグの径に変わります。右前方、西側の樹間に唐沢鉱泉の屋根が見えてきました。
唐沢を丸太の橋で ヤマトリカブト
 唐沢を丸太の橋で渡り、先(西)に進むと唐沢鉱泉で、左(南)側の唐沢との間にヤマトリカブトが咲いていました。
唐沢鉱泉手前駐車場 その先にも駐車
 20台ほど駐まれる駐車場の東、トイレの横にも数台、反対側の道路の北端に10台ほど、西側の道路の両端にも10数台と、およそ50台ほどが(唐沢鉱泉の駐車場は別途)駐車しているようでした。

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