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(八ヶ岳) 赤岳 2,898.2m 茅野市・南牧村・富士見町・北杜市(山梨県)境界
歩行時間 6時間50分 歩行距離 12km
参考図書 ヤマケイYAMAP A 八ヶ岳・北八ヶ岳・蓼科山(山と渓谷社)
行程 やまのこ村05:44→美濃戸山荘05:52→白河原07:24→行者小屋07:49/08:07→地蔵の頭09:12/09:21→赤岳展望荘09:28→赤岳山頂10:10/10:42→文三郎道分岐11:13→行者小屋12:00/12:15→美濃戸山荘13:42→やまのこ村13:47
山遊日 07/08/11

やまのこ村 赤岳山荘駐車場 北沢に架かる橋
 中央道諏訪南ICからズームラインで東北東へ進み、県道107号線とぶつかった所で左折し、右手に八ヶ岳美術館を見送り北東に進みます。八ヶ岳登山口の案内をみて右折すると美濃戸高原別荘地に入ります。東に進むと右手に八ヶ岳山荘と大きな駐車場が出てきます。山荘の正面(北側)にある砂利道の林道を北東、更に東に進むとやまのこ村が見えて来ます。
 お盆前のこの時期だけに駐車場が満杯になり美濃戸口に戻ることも覚悟していたのですが余裕で駐車することが出来ました。身支度を済まして先に進んでみたら赤岳山荘の駐車場も未だ空いていました。更に先(東)に進みます。一般車が入れるのはこの北沢に架かっている橋まで、この先は美濃戸山荘の宿泊者しか入れません。
東北東に阿弥陀岳










 美濃戸山荘の前に出ると東北東に阿弥陀岳が見えて来ます。
美濃戸山荘








 美濃戸山荘の先が登山口になっています。
登山口(北沢、南沢分岐) 南沢 沢を離れて巻き道へ
 行者小屋経由のコースを採ることにしたので右の南沢沿いに東に進みます。30分ぐらい進むと沢を離れて巻き道を登るようになります。
南沢








 再び南沢沿いの道になります。
正面に横岳










 勾配が緩くなり広い河原ような場所になりましたから、ここが白河原なのでしょう。正面にギザギザの横岳が見えます。
右折しシラビソの林へ









 右側のシラビソの林に入り、白河原と平行に南東に進みます。
待望の赤岳











 待望の赤岳が見えて来ました。
行者小屋の案内看板 朝日で眩しい行者小屋と横岳
 行者小屋の案内看板があったので右の道に入ると直ぐに行者小屋に行き着きます。朝日を浴びながら、ここで小休止です。
南南東に赤岳












 東側は逆光で写真になりません。南南東に見える赤岳です。
その右(南)に中岳












 その右、南には中岳。
南南西に阿弥陀岳












 更にその右の南南西には阿弥陀岳が迫っています。
行者小屋の右(東)横 赤岳鉱泉分岐 いきなりの急登
 休憩中に降りてきた人から時計回りか逆がいいのか聞いてみました。コースタイムが短いのは逆回りの文三郎道、急なのは地蔵の頭コースというので安全優先で時計回りに進むことにしました。
 行者小屋の右(東)横の奥が赤岳鉱泉と地蔵の頭の分岐になっています。いきなりの急登ですが覚悟を決めて登るしかありません。
ハシゴとクサリの道





 女性はザックなしで男性だけが荷物を背負っています。ガイドさん付きかと思ったのですが男女は同年代、どうもフェミニストのグループのようです。  岩壁を左回りがハシゴの道、右側が直登のクサリコース、フェミニストさん達は左の方に進んだので右側を一気に登りました。
お爺さんとお孫さん

 フェミニストグループは遙か下の方なのですが急坂を元気についてくるグループがあります。
 見覚えのある小学高学年位の女の子とお爺さんでした。この三人組は南沢から巻き道に登ったところで追い越した時に親子連れと思っていたのが違っていたので印象に残っていたのです。
 向こうも小生の事を覚えていてくれており「大丈夫かい」と声を掛けたら「平気、平気」とお爺さんを待ちながら元気に登ってきます。この子達だけだったら小生より早いのかも知れません。
ハシゴの道 ハシゴとクサリの道









 ハシゴの道が過ぎたと思ったら今度はハシゴとクサリの道です。
行者小屋を振り返って






 一息入れながら下を振り返って見たら遠くに行者小屋が見えました。
 お孫さんに追いつけず一息入れているお爺さん、といっても60代中頃の若いお爺さんで小生と幾つも違わない筈です。
お地蔵山と階段











 お地蔵さんと長い階段が見えて来たら地蔵の頭はもう直ぐです。
地蔵の頭











 地蔵の頭に到着です。ここでたまらず小休止にしました。
北側の横岳







 こちら北側が横岳です。硫黄岳は見えますが蓼科山や浅間山は雲に隠れて見えません。
 小休止中に女の子とお爺さんが登ってきました。「休まないのかい」と声を掛けたら「大丈夫」と先に進んでいきました。お爺さんは「孫に追いつけない」と嬉しそうな、寂しそうな複雑な表情でした。
東側の野辺山方面












 東側の野辺山あたりでしょうか。
南側に赤岳












 こちらが南の赤岳方面です。
チシマギギョウ タカネシオガマ タカネツメクサ
 地蔵の頭から南に向かう地蔵尾根は厳しい岩場ですが同時に見事なお花畑です。チシマギキョウ、タカネシオガマ、タカネツメクサ、ミヤマダイコンソウ等々、その他の花は「野の花」をご覧下さい。
赤岳展望荘








 直ぐに赤岳展望荘に到着します。風力発電かなぁ〜と感心していたら女の子とお爺さんはここで休憩中でした。
 どうもここの缶ジュースがお目当てだったようで美味しそうに飲んでいました。
赤岳を仰ぐ











 それ程の急登でもないのですが地蔵の頭への急登で足に来ているのかも知れません。
赤岳頂上小屋












 目の前に赤岳頂上小屋が見えるのですがなかなか到着しません。
赤岳北峰 赤岳頂上小屋
 ようやく赤岳北峰に到着です。南峰との鞍部に赤岳頂上小屋があります。
頂上小屋と南峰












 もう直ぐ南峰の山頂です。
一等三角点赤岳








 ようやく一等三角点赤岳のある南峰に到着です。こちらが赤岳の山頂なのですが狭いので食事休憩の方は北峰の方が多いようでした。
西に阿弥陀岳








 本来ならここでビールというところなのですが急坂の下りが待っているので今日は持ってきていません。
 食事も軽く取ったことだし帰ることにしましょう。こちらが西に見える阿弥陀岳です。
北に頂上小屋と北峰











 北側には山頂小屋と北峰、暫く待ったのですが雲が消えないのが残念です。
東の野辺山












 東の野辺山方面。
南へ急登を下る






 阿弥陀岳の方に行くのに地形図では三角点の少し北を西に向かうように書いてあるのですが、そんな道は無く探すのに少々時間を無駄にしてしまいました。
 実際には山頂尾根を少しだけ南に下りますがここもハシゴのかかった急坂です。
南西に立場山












 南から南西にかけてのキレット方面と立場山でしょうか。
キレット方面と阿弥陀岳方面の分岐









 キレット方面と阿弥陀岳方面との分岐です。
右(西)側にクサリ場の急坂を下る












 右(西)側にクサリ場の急坂を下ります。
南西方向の立場山












 南西方向に立場山が見えます。その後は南アルプスなのでしょうか。
正面の西には中岳と阿弥陀岳












 正面の西には中岳と阿弥陀岳が見えます。
急降下の岩場を過ぎてほっと一息












 急降下の岩場を過ぎてほっと一息です。
赤岳山頂を振り返る












 赤岳山頂を振り返って見ました。こうしてみると大きな岩の塊です。
中岳、阿弥陀岳と文三郎道の分岐











 中岳、阿弥陀岳と文三郎道の分岐です。ここから北北西に行者小屋を目指して文三郎道を下ります。
文三郎道










 文三郎道と呼ばれる尾根道はガレ場とザレ場をミックスしたような滑りやすい道で岩場よりも怖いくらいです。クサリを頼りに慎重に下りました。
文三郎道の階段




 道の途中で山小屋の方らしき人が道の補修をしてくれていました。お礼を述べると共に「どちらの下りが安全か」と聞いてみたら「梅雨明けは砂利が流れて何時もこうなってしまうのだ。地蔵の方が急だけれど降りるのは楽」と教えてくれました。
 ガイドブックでは時計回りの案内でしたが逆回りの方が正解だったということです。自分の感じでもその通りだと思いました。
行者小屋









 ようやく行者小屋です。
赤岳












 小休止のあと赤岳を見治めて、南沢沿いに戻りました。
美濃戸山荘







 赤岳の下りと比べたら南沢沿いの道はハイキングコースのような道です。山小屋泊まりの人が重い荷物で苦労しながら登ってくるのを脇目に見ながら快調に飛ばして美濃戸山荘に到着です。
やまのこ村







 やまのこ村で車を停める時に今日は今年最高の人出と暑さになると従業員の方と話が一致していたのですがそれ程でもなく駐車場には空きスペースが残っていました。
北八ヶ岳 南八ヶ岳
 帰り掛けに八ヶ岳を振り返って見ました。こうしてみると名前の由来通りに赤岳だけが茶色で見分けがつきます。

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