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蓬田岳 952m 平田村・郡山市・須賀川市境界
歩行時間 1時間45分 歩行距離 3.5km
参考図書 新・分県登山ガイド6 福島県の山(山と渓谷社)
行程 ジュピアランド前登山口15:40→水場15:51→沢又南コース分岐16:33→山頂16:45/16:51→沢又南コース分岐17:02→水場17:29→ジュピアランド前登山口17:37
山遊日 06/06/03

蓬田岳登山道入口 松並木
 国道49号線から平田村蓬田新田にある「ジュピアランドひらた」を目指して西にはいると右(北)側に大きな石の鳥居が見えてきます。さらに先に進むと左に、この登山道入口の看板があり、その先の右側に「ジュピアランドひらた」の大きな駐車場があるので車を停めて、登山道入口まで戻りました。
 案内に従い鳥居を潜って進むと林道に突き当たります。そのまま林道を横切り赤松の並木道を西に向かって緩く登ります。
鳥居と拝殿 案内標識
 程なくして鳥居が見えてきます。右側に案内標識があったので真っ直ぐ進むべきか、右に進むべきかちょっと迷ったのですが、右側はジュピアランドの広場のようです。
 ガイドブックで確認したら、進路は真っ直ぐとなっていますので鳥居を潜り、小さな拝殿を見送り直進しました。
山津見神 石祠のある水場
 拝殿のすぐ先には山津見神という珍しい名前の石碑がありました。ここは菅布禰(すがふね)神社の参道ですから何なんでしょうか。その直ぐ左隣は水場になっており、石祠が何体かあり御利益が深そうです。
杉並木の登山道







 水場の所からは杉並木に変わります。周りは近年に伐採したようで未だ切り倒した樹木が横たわっていました。
国道沿いの蓬田新田集落








 水場までは緩やかな登りだったのですが、進むにつれて勾配がきつくなっていきます。一息入れて振り返って見たら国道49号線から、こちらに向かった蓬田新田の集落が正面に見えました。
山頂と沢又南の分岐







 普通の山道は勾配のなだらかな所を選んで作るのですが、ここは尾根の鞍部を目指して最短距離で直登するコースのようです。最後の方は数ヶ所ロープが下がる急坂になっていました。
ヤマツツジの茂る尾根道









 沢又南登山口と山頂の分岐の尾根に出てしまえば後は右(北)に向かう楽な尾根道です。おまけにヤマツツジも咲いていて快適な歩行となりました。
大きな花崗岩とヤマツツジ










 大きな岩が所々にありますが、これは花崗岩だそうです。
菅布禰神社 山頂の電波塔
 左に沢又北登山口の分岐を見送れば、直ぐに山頂の菅布禰神社に到着します。ここのご本尊は日本武尊とのこと、祠の後ろに日光男体山と同じように剣が供えられていました。大きさは小さいのですが剣の数は確か5本?、なんと男体山の5倍です。
 本当の山頂は神社の後ろにある電波塔と聞いていたので行ってみたらNHKの中継基地のようでした。
山頂標識





 神社の左横にも山頂標識があり、神社と電波塔の間にある、ここにもこんな標識が立っていたので一等三角点を見逃してしまいました。後でガイドブックを良く読んでみたら電波塔の北側に有るとのこと、電波塔までは行ってみましたが、その先までには行きませんでした。
西側の展望










 西側を眺めるのには電波塔の手前にある大きな花崗岩に登るのが一番です。生憎の曇り空で遠くが見えないのが残念です。
南東側の展望










 東側の展望は神社の前の方が良さそうです。こちらが南東方向の国道から入ってきた蓬田新田の集落です。
東側の展望










 こちらが真東です、空気が澄んでいれば太平洋が見えるとのことです。
沢又北登山口とジュピアランド分岐





 待っていて天候が回復するような兆しもないし、時間も時間ですので登ってきた道を戻りました。
 ここからの下りの急坂にあるロープは大いに助かりました。登りの時には、さして必要性を感じなかったのですが、一ヶ所滑りやすくて長い急坂があったので余計に有りがたく感じました。
蓬田岳





 帰り道で蓬田岳を振り返って見ました。「平田富士」「阿武隈の玉三郎」とも言われるという端正な山なのですが、残念ながら山頂部に雲がかかってしまいました。
 登る前に国道から見た時には綺麗な形だったのですが必死になって入口を探していたために写真を撮る余裕がなかったのです。小生の人生はすべからくこんなものです。

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