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(蔵王山) 熊野岳 △1,840.5m 地蔵山 ・1,736m 山形市・上山市境界 歩行時間 2時間53 歩行距離 6km 参考図書 山と高原地図 7 蔵王・面白山・船形山 (昭文社) 行程 樹氷の家09:38→パラダイスペアリフト上駅横10:07→地蔵前10:27/10:30→ワサ小屋跡10:47/10:50→近道分岐10:55→熊野岳11:10/11:19→御釜前11:27/11:28→宮城県避難小屋11:35/11:37→熊野岳11:44/11:46→近道分岐11:56→ワサ小屋跡12:01→地蔵山12:13→地蔵前12:22→パラダイスペアリフト上駅横12:33→樹氷の家12:51 山遊日 13/09/20 |
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高校生の時、兄に連れて行ってもらった暁登山が思い出として残っています。暇になってから由緒正しく蔵王温泉から登ろうと取っておいたのですが、「今時、そんな登り方をする人はいない」、「ドッコ沼まで車で行ける」との情報を得ていたので同学年同窓会で帰省するのに併せて行ってみることにしました。 温泉街を南下、蔵王ラインに入る手前で左折し林道を北東に進んだら、見覚えのあるスキーコースが左右に現れ、パラダイスゲレンデにある「樹氷の家」の前に出ました。コースの確認を含めてフロントで尋ねてみたら「ここからパラダイスゲレンデの山頂を目指して南東に進めばよい。玄関前の駐車場に車を駐めても構わない」との言葉に感謝感激です。 |
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ゲレンデを登り始めたら地蔵山の指導標が現れ、樹林に入るのですが径が少々荒れています。 |
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歩いていたら、しっかりした山径に変わり目印の赤テープも下がっていたのですが、直ぐにゲレンデへ出てしまいました。 |
![]() 右カーブで樹林の横を通りパラダイスペアリフトの横に出ました。 |
![]() 後(北西)を振り返ったら、先程の樹氷の家、蔵王中央ロープウエイの山頂駅がある鳥兜山、その後に瀧山、さらに、遙か彼方の月山まで見えます。 |
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ゲレンデの上部まで行ったら階段径になっていました。樹林帯に入り先に進むと笹原になりパラダイスペアリフト上駅の横に出ました。点検整備で運休になっている蔵王ロープウエイのゴンドラも見ることが出来ました。 |
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ザンゲ坂(樹氷原コース)の左(北)端に階段径が出来ていました。途中でゲレンデから北側に離れて、いかにも登山道という感じの階段径に出ました。温泉→ドッコ沼→ザンゲ坂→地蔵山→熊野岳という記憶が残っていますから、これが旧道なのでしょうか。 |
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直ぐにザンゲ坂に戻ってしまいます。スキーの時、アオモリトドマツに付いた樹氷のエビの尻尾も、また別の意味で懐かしい思い出です。程なくして左(北東)側に、なだらかな三宝荒神山を見たら、地蔵の前に出て来ました。 |
![]() 右(西)側が蔵王山頂駅です。 |
![]() 正面(南)に地蔵山が見えるのですが、この時は何を勘違いしたのか気が付きませんでした。 |
![]() 地蔵尊が西を向いて鎮座しています。 |
![]() 北側に三宝荒神山がありハイキングコースになっているようです。 |
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南南東に進む巻き径を通りながら、何処で右(西)側の高い方へ向かうのかなと、いぶかしく思うのでした。 |
![]() 謎は直ぐに解けました。決して高い方には向かわず、そのまま南南東に進むと鞍部の先に山並みが見えてきて、山頂に避難小屋か神社か定かではないのですが屋根が見えてきたのです。 |
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先の鞍部がワサ小屋後で、近くにヤマンバ様が祀れれていました。また、後を振り返ったら巻き径とは別に地蔵山の山頂に向かう径もあったのです。 |
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石畳の径を先に進んだら近道分岐の案内がありました。ワサ小屋から、この辺りは50年近い過去の記憶なので何も残っていません。 |
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岩に書いてある○や↑の目印を頼りに南へ登ると熊野岳の山頂で鳥居の先に熊野神社と避難小屋が建っていました。 |
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その右(西)側に日本百名山にしては少々貧弱な熊野岳の山頂標識、その近くに二等三角点熊野岳がありました。 |
![]() 山頂は360度の視界が開けた絶景地です。 南東には後烏帽子岳、屏風岳、杉ヶ峰、刈田岳などの南蔵王。 |
![]() 南南西に吾妻連峰。 |
![]() 西には、あまりはっきりしないのですが朝日連峰。 |
![]() 北西には地蔵山、その先に月山、葉山(村山)と続きます。 |
![]() 北東に雁戸山、さらに先へ奥羽山脈の山々が続きます。 |
![]() 北東をズームで。奥羽山脈は子供の時から西から東側に見ていたので、こうして北東を見ても、さっぱり分かりません。 |
![]() 北北西に葉山。 |
![]() 北西に月山。この二つの山は、しっかりと心に刻まれています。 |
![]() 西に朝日連峰。 |
![]() 南南西には吾妻連峰。 |
![]() しっかりと展望を楽しんだので・・・ |
![]() 南蔵王を眺めながら御釜を目指して南東へ下ります。 |
![]() 二年前の南蔵王に引き続いて、今回もエメラルドグリーンの御釜を眺めることが出来ました。 |
![]() 刈田岳をズームで見ながら二年前を思い出しました。 |
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今回は暁登山の思い出探しなので南の馬の背には向かわず北側にある宮城県の避難小屋を目指しました。 |
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避難小屋の内部もしっかりと写真に納めました。ここで本日、二つ目の失敗に気が付きました。熊野神社前の避難小屋の内部を見ていなかったのです。西に向かって戻る途中で、こんな物を見つけました。石組みの格好からして避難小屋跡ではないでしょうか。 |
![]() 地蔵山からの山径が北西に下っています。 |
![]() 熊野岳を目指して尾根径を西へ向かいます。 |
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直ぐに熊野神社前の避難小屋に到着します。無事に避難小屋の内部を眺めることが出来ました。暁登山で夜明けを迎えたのはきっと、この小屋だったのでしょう。また、その時は御釜の水辺まで降りたことも思い出しました。今は降りられないのでしょうか。 |
![]() ワサ小屋跡から、少し先で左の径を進み、地蔵山を目指しました。 |
![]() 石畳で歩きにくいのが難点ですが、展望はこちらの方が開けており気持ちの良い径です。 |
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なだらかな尾根径を進むと地蔵山の山頂になり、先で下ると地蔵前の広場に出ます。巻き径と山頂へ向かう径が並んであったのに気が付かなかったのです。 |
![]() ザンゲ坂(樹氷原コース)から朝日連峰を眺めながら、この先を下りユートピアゲレンデを経て横倉の方へ降りたことなどを思い出しました。 |
![]() パラダイスペアリフト上駅まで来ました。ここから北西へ下ると樹氷の家はもう直ぐです。 |
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途中で見つけた花や実を並べてみました。アザミ、ヤマハハコ、エゾリンドウ。 |
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ナナカマド、ヒロハゴマギ、ウツボグサ。 |
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ウメバチソウ、ハナニガナです。 |