ちばのやま     トップページへ戻る  やまメニューへ戻る


羽黒山 170.3m 夷隅郡大多喜町 歩行時間30分 歩行距離500m 05/04/17
参考図書 なし 1/2.5万地形図(大多喜)
羽黒山




 シーズン終了宣言をした口も乾かない内に羽黒山という名に惹かれて登ってしまいま した。
 市原から国道297号線を南東に進み、大多喜の町に入る直前にある連続ヘアピンカ ーブのちょっと前の左側にある、山砂取りのために無くなりかかっている山です。
山砂取りに登る道路











 本当は立ち入り禁止なのかも知れません。早朝のため誰もいないのを幸いにして、山 砂取りの道路を登りました。
 草も生えていない土埃のする山を歩くのは、あまり気持ちの良いものではありません が、ここを通るしか山頂に向かう方法は無い様子でした。
道路右側の急な斜面 斜面というよりは崖
 先ほどの道路の右側が、未だ削り取られていない山頂に向かう斜面です。かなりの急 勾配なので慎重に登らなくてはなりません。途中からは急斜面というよりは崖です。草 の根や木に掴まりながら、それこそ這いつくばってよじ登りました。
境界杭




 よじ登った上も勾配はきついのですが、山道らしき踏み後と境界杭が有りました。こ ういうものが見つかるのは誰かが来ているという証拠です。
目印のテープと山道








 踏み後を探しながら進んでいったら、目印のテープを巻いた木が見つかり、踏み後も はっきりした山道に変わってきました。間違いなく山頂に向かう道でしょう、これで一 安心です。
南東方向の景色






 程なく尾根道になり勾配も穏やかになったところで、藪が深いのですが、右(南東) 側に大多喜の街並みの手前にある田圃風景が見渡せました。
藪の深い尾根道










 尾根道が先の方に続いているので山頂の三角点を探して、さらに進んでいきました。
測量杭


 三角点を発見と思ったら残念ながら、ただの測量杭でした。大きさも違うのですぐに 判ります。
 道は続いているのですが、この測量杭の先は下りになってしまいます。廻りを見渡し ましたが、ここより高い所は有りません。周辺に三角点が有るはずなのですが藪が深く てなかなか見つかりませんので探すのを諦めました。
大多喜方面






 もと来た道をそのままUターンで戻りました。急斜面の下りは登りよりも危険です。 十分に時間をかけて慎重に下って一息、ここからの景色が一番良い様です。
電波塔  こちらが南です。お薦め出来るような山では有りませんが、無くなる前に登って見た いという奇特な方はこの電波塔を目印にすると良いと思います。ただし、ガイドブック に書いてある山ではありません、全て自己責任であることをお忘れ無いよう願います。

後日談
 三角点にも引っ越しが有るのです。先日、国土地理院のHPで調べてみたら、この電 波塔の少し左に有る右折の道路角に移動になっていました。山砂取りで無くなってしま うために移動したのではないでしょうか。残念なことです。(三等三角点羽黒)
削り取られた羽黒山
追 記 05/12/17





 山が壊されるのは思ったよりも早く進んでいました。久しぶりに大多喜に行ったので 様子を見てみたらこの通りでした。
 かろうじて山頂部は残っていましたが、これも時間の問題のようです。

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