ちばのやま     トップページへ戻る  やまメニューへ戻る


人骨山(ひとぼねやま) 292.6m 安房郡鋸南町 歩行時間1hr 歩行距離2.0km 05/06/26
参考図書 東京近郊里山ハイキング(新ハイキング社) 1/2.5万地形図(金束) 山頂未確認
貯水槽 大崩第4加圧所 人骨山入口
 津森山に登った時に他のハイカーから聞いて行ってみたのに入口が判らず諦めていた 、姥捨て伝説が有るという人骨山のコースが東京近郷里山ハイキングという本に載って いたので行ってみました。
 保田→大崩バス停(をくずれ水仙郷)と津森山の時と同じコースです。水仙が終われ ば閑散としていて人を見かけることもない静かな山村になっていました。
 案内書通りに右手に牛舎を過ぎて、同じ右に貯水槽、さらに左に大崩第4加圧所のタ ンクを見ると右手にカーブミラーのある人骨山入口になります。車はその先の右側に数 台止められるスペースが有ったので、そこに置いて戻りました。
紫陽花と犬が迎えてくれた一番奥の農家





 カーブミラーの所から右回りに入っていくと一番奥の農家の紫陽花と犬が迎えてくれ ました。よく見てみたら右側の畑で農家の奥さんらしい人が野菜を採っていたので人骨 山のことを尋ねましたら、「山にぶつかるまで、真っ直ぐ進んで下さい。右や左に入ら ないこと」と親切に教えてくれました。
田圃の中の農道





 農家の前までは簡易舗装の道路なのですが、程なく舗装も切れて田圃の中の砂利道に なります。
 6月も末となると田圃の緑もしっかりとしていました。山側に、あまり人も通ってい ないような草だらけの農道が見えてきました。
草だらけの農道 竹に書かれた人骨山入口案内
 余りにも草だらけなので不安になったのですが、人骨山入口の案内を見つけました。 何と、放り出されたような一輪車の先にある竹杭に書いてあるのです。有ると無いのと では大違い、安心して?草深い左側の農道を進みました。
立木の倒れた農道 観葉植物の畑
 案内書には「観葉植物畑の手前から左に登り・・・」とありますので、またまた立木 の倒れた、心細くなるような農道ですが左に進みました。
杉林のへりの農道








 「杉林のへりを登り、左にカーブすると山頂に出る。」とありますので、左の山道を 登りました。
馬頭観音の石碑 境界杭
 ここからは、ちょっとした登りの山道なのですが、途中の左手に馬頭観音の石碑があ りました。地元信仰として、よくある山道の風景なので安心して登りました。
 程なく頂に到着しました。しかし、有るはずの四等三角点の標石も、素晴らしいとい う展望もありません。あるのは、この境界杭だけ。先に進んで見ましたが、踏み後も見 つかりません。辺り一帯を見渡しても、やはり、ここがピークのようです。
大葉蛇の髭






 途方にくれて、案内書を読み直しましたが、間違ってもいないように思えます。
 ふと足下をみたら木陰に見慣れない花が咲いていました。思うようにいかなくても山 には、また別の楽しみがあります。この様な時にこそ野草の優しさがたまりません。
先ほどのピーク












 気を取り直して杉林のへりまでもどり、今度は農道を右回りに、そのまま進んで見ま した。5分程下ったところで、やっと視界が開けて、先ほどのピークが見えてきました 。
赤升麻






 更に10分程、先に進んで見ましたが下るばかりで頂らしきものは見当たりません。 もう一回、情報を集めて仕切直しと、諦めて戻りました。
 途中でこの赤升麻、白花の擬宝珠、同じく白花の蛍袋、丘虎の尾を見れたのがせめて もの慰めとなりました。
ふるさと峠から見た山田の棚田 ふるさと峠標識
 またしても人骨山にはたどり着けなかったようです。どなたかが小生の間違いを教え て下さる奇跡を信じて、連絡を待つことにしましょう。
 車を止めた所の、ちょっと先から東に見える法明の棚田を眺めて、さらに東に進み、 ふるさと峠から山田の棚田を眺めて帰りましたが、この道は、やはり、のんびりと歩い て通るのが一番かも知れません。

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