ちばのやま     トップページへ戻る  やまメニューへ戻る


烏場山 266.6m 花園金比羅山 121.0m 安房郡和田町・鴨川市境界
歩行時間3.5hr 歩行距離8km 04/12/25
参考図書 千葉県の山(山と渓谷社) 1/2.5万地形図(安房和田)
烏場山・花嫁街道看板







 国道168号線で、鴨川市の南西10km足らずの太平洋に面した和田町花園海水浴 場の北側(山側)に花嫁街道入口の看板があるので、そこから入ります。JR外房線を 越えたところで左折し線路沿いの道を進むと、この看板に行き当たります。ここで右折 し花栽培の温室を見ながら1kmほど進むと花嫁街道入口に着きます。
花嫁街道入口





 この道標の左には狭いながらも数台はとめられる駐車場とトイレがあるので、ここに 車を置いて山に入りました。
朝日に輝く太平洋





 最初の20分間位が急な上り坂ですが、だんだんとなだらかになりマテバシイやユズ リハの繁る尾根道になり、左手に太平洋が見え隠れします。やがて第一展望台に着きま すが、あまり景観は良くありません。
第二展望台と太平洋





 人気のあるコースだけに登山道も良く整備されており、なんと言っても道標が短い間 隔でしっかりと有るのには驚いてしまいます。地元の和田浦歩こう会の方々が管理して いるようで感謝いたします。ほどなく第二展望台に着きますが、ここから見る太平洋は 朝日に輝いて綺麗です。
山と谷 経文石
 尾根道をなだらかに登っていくコースですから歩くのも楽で、県内で一番歩きやすい 登山道ではないかと思います。やがて椎の巨木が岩を抱いた経文石に到着します。
じがい水





 このじがい水という地名は落人伝説にまつわるらしいのですが、よく知りません。こ こからは広葉樹が多くなり、目を楽しませてくれます。
紅葉の山道 紅葉の山と谷
 本当に今年は暖冬なのでしょう。この時期になっても未だ紅葉が楽しめます。新緑の 時期もいいのでしょうね。
五十蔵分岐道標 駒返し 見晴台(カヤ場)
 ここまでは海の方から北側に登ってきたのですが、東(右)に迂回し烏場山に向かい ます。真っ直ぐ行けば五十蔵の盆地に降りますが、そもそも花嫁街道の名の由来は昔、 山間の村から暖かい海辺の村へ花嫁が嫁いだ時に通った道だとのことです。山越えの近 道だったのでしょう、地図で見ると山を避ければ3倍ほどの遠回りになってしまいます から。更に歩を進めると桜の有る開けた所に出ますが、ここからは東南方向(右)に太 平洋が一望出来ます。
第三展望台






 更に進むと第三展望台で丁度、今日のコースの中間点になります。北西方向(左)に 御殿山、伊予ヶ岳、愛宕山などの山々が見えます。条件が良ければ富士山も望めるそう で、烏場山山頂よりもこちらの方が展望がききます。
烏場山山頂 愛宕山
 烏場山の狭い山頂に道標と見える山の案内板が所狭しと立っています。大変、便利な のですが景観からすると、ちょっと多すぎるのではないでしょうか。電波ドームのある 愛宕山ですが、こちらの方角から見るのは初めてです。
旧烏場展望台






 烏場山山頂を過ぎると南に向かうコースとなり花嫁街道から花婿コースと名前も変わ ります。ここからは急な下りとなだらかな登りを繰り返し、だんだんと降りていきます 。旧烏場展望台は東側に視界が開けていて山は見えるのですが景観は今一つです。
見晴台 和田浦方面
 さらに下った見晴台の方が綺麗です。桜の木が繁る台地になっており和田浦方面が一 望出来ます。
金比羅山 黒 滝
 こんぴらさんと言うので神社でも有るのかなと思ったら違いました。よく考えたら、 あれは「琴平」ですね。太平洋を見ながら、さらに下るとうっそうとした茂みになり渓 流に出ます。河原まで降りる途中に黒滝が見られる展望櫓があります。この写真は河原 まで降りて滝壺の所から撮りました。岩壁の渓流を抜けると一気に視界が開けキャンプ 場になっているような花園広場に出ます。こちらにも駐車場やトイレが有り、花嫁街道 入口の所よりも広いので混む時はこちらに車を置いた方が良さそうです。広場の廻りを 通り西へ500mほど進むと花の温室を横目に見ながら出発点に戻ります。

トップページへ戻る  やまメニューに戻る  このページのトップに戻る