石堂山 280m 経塚山 310.7m 南房総市(旧安房郡丸山町) 歩行時間4時間 歩行距離10km 山遊日07/03/10 参考図書 房総山岳志(崙書房出版) 房総のやまあるき(新ハイキング社) 1/2.5万地形図(安房古川) 行 程 小野忠明生誕の地公園07:10/07:28→宮川橋07:53→八幡宮08:20/08:25→苗木の畑08:39→石堂山09:17→経塚山09:39/09:51→林道方面分岐12:14→アンゴ岩10:38→経塚山10:49→山神社11:02/11:04→国道入口11:23→生誕の地公園11:45 |
![]() 旧丸山町を国道410号線で南下、安房中央ダムを右に見てトンネルを潜り抜けると小野次郎右衛門忠明生誕の地公園の案内標識が見えて来ます。 ここで右側の細い道に入るのですが崩落のために先が通行止めになっていたので、入口手前の路肩に車を停めることが出来ました。 |
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細い道の右側に公園があります。藪椿を眺めながら階段を登りました。 |
![]() この地で生まれた御子神典膳が改名し小野忠明となり小野派一刀流の基礎を作り、柳生宗矩と共に徳川家の指南役を務めたのだとか、確かに、ここの集落名は御子神です。 それにしても、このモニュメントを包丁にしか見えないと感じるのは小生だけでしょうか。 |
![]() 公園の奥には剣道大会の顕彰碑がありました。後に見えるのが御子神の集落です。 |
![]() さて、左(東北東)に見えるこの山が今日の目的地である経塚山なのでしょうか。 |
![]() その右側(東南東)に見える山は石堂山のようです。 |
![]() 生誕の地公園にはトイレも完備され、東屋には電気のコンセントまで付いており出発前の身支度には最適な場所です。 国道に出て、右(南)に進むと右(西)側に風車のある広場が見えて来ます。ここが正規の駐車場なのかも知れません。 |
![]() 左には丸山川が流れています。 |
![]() 旧丸山町は「風車とローズマリーの里」として前から町おこしをおこなっているようで、ここにも風車が飾られていました。 ローズマリーは、この時期ですから見あたらないのですが、その代わりに牛舎が目に付きました。「日本酪農発祥之地」らしく酪農が盛んな町なのです。 |
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三叉路を左に進むと直ぐに宮川橋が見えて来ます。国道は橋を渡ってから右にカーブし南下するのですが、ここでは左折し丸山川沿いを北側に戻ります。介護老人福祉施設リブ丸山の看板が目印になります。 |
![]() 北東方面には介護老人福祉施設の後に石堂山が見えます。 北上の後に道なりに右カーブで東に進み、更に左カーブでまた北に進みます。 |
![]() 介護老人福祉施設を左に見て北上すると川谷(かわやつ)の集落に入り、右カーブで田圃の中を東に進みます。 ローズマリーの栽培地でもあるのでしょうか、田圃の真ん中の十字路に休憩舎があります。 この写真の左側から進んできたのですが介護老人福祉施設の手前で右折し、さらに左カーブで北上すると、この位置に出てきます。後に見えるのは石堂原の集落で、石堂山も近づいてきました。 |
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田圃の十字路を東に進むと直ぐ左(北)に八幡宮へ登る石段が見えて来ます。 |
![]() 立派な本殿です。右側のシュロの陰に、これまた立派な青銅製の手水桶があり、昨今横行している金属泥棒の被害に遭わないかと心配になってしまいました。 |
![]() 参拝を済ましたら引き返し、鳥居の先で右(北)側に石段を下ります。これは石堂原からの裏参道なのでしょう。 |
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北に進むと石堂原集落の東端に出てきます。ここで初めて経塚山への案内標識を見つけました。石堂原の方向に国道410号線の案内があるので地形図をよく見てみたら集落の西側で国道につながっていたのです。ガイドブックは川谷バス停からの案内なので、ここまでの行程でほぼ二倍の遠回りをしたことになります。ここで悔しがっても意味はありません。指導標に従い南東に進みました。 |
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左(北東)側に堰を見ながら進むと山道に入り左にカーブし北東に進みます。思いの外に幅の広い剔れ道です。右手に分岐がありましたから八幡宮の後につながっているのかも知れません。 |
![]() 左側が開けて満開の桃の花が見えて来ました。方向からすると先ほどの堰の方に畑がつながっているように思います。 しばらく放置されたままになっているのでしょうか、ビニールハウスは破れており苗木や観葉植物も伸び放題になっていました。 |
![]() この辺の剔れ道は少し荒れているのですが心配を打ち消すように初めてのマーキングが現れてきました。 |
![]() 左側が開けて北西方向に大日山や宝篋塔山が見えて来ました。 |
![]() 正面(北)には石堂山が間近に見えます。 |
![]() 左側の樹間に宝篋塔山を見ながら進みます。何カ所か分岐が現れるのですが尾根筋をそのまま進むと石堂山です。 残念ながら山頂の少し右側を巻いてしまうのですが何も見るべきものは無いとのことなので藪漕ぎは見送りました。 |
![]() 最近は登る人も少ない経塚山と聞いていたので藪山登りは覚悟をしていたのですが思いの外に道幅も広いし、しっかりしていると感心して歩いていたのですが、突然に狭くなり、しかも左右の分岐です。 右側(北)が登りで左(西)は巻き道のようですので右に登る道を選びました。 マテバシイの自然林から杉林に変わりますが踏み跡を確かめながら慎重に進みました。 |
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少々心細かったのですが、山頂標識を見て一安心、ここまで休憩も取らずに来てしまったのでコーヒータイムです。 |
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尾根道を境にして北西側はマテバシイの自然林、南東側は杉林となっています。 |
![]() 山頂は木立に囲まれているのですが北西の樹間だけが少し広がっており、御殿山の北側にあるコスモクラシックゴルフ場が見えます。 |
![]() 北東に尾根道を進むと北西方向に御殿山、北側に愛宕山が見えるところがあると聞いていたので、そこまで行ってみることにしました。山頂の少し先で急降下します。 |
![]() 左側に待望の御殿山が見えて来ました。 |
![]() しっかりとした道なのですが人間の足跡よりも猪の足跡の方が多く見られます。 ここを通るのは人間よりも猪の方が多いということなのでしょうか。 |
![]() 白いアンテナドームのある愛宕山も見えて来ました。 |
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放置された杉林が多いのですが、ここだけは綺麗に手入れされていました。山頂から30分程の所で引き返すことにしました。 |
![]() こんなしっかりした猪のぬた場がありました。山道の水溜まりもぬた場になっていましたから猪がかなり増えているのかも知れません。 |
![]() 愛宕山の左(西)にある二ッ山でしょうか。 |
![]() 山頂から10分ほど下ったところにあるアンゴ岩とのことですが、行きには気が付きませんでした。 尾根道の北西にある御殿山を気にしていたので東側の小高いところにあるアンゴ岩には目が届かなかったのです。 アンゴとは蛙のことだとのことですが、そう見えなくもありません。 |
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やはりアンゴ岩からは10分で山頂に戻りました。ここからは犬切集落へ下ります。こちらの道は通る人も多いのかマテバシイの自然林にマーキングが多く見られる中をぐいぐいと下ります。 |
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しっかりした山道なのですが一カ所だけ崩落で狭くなった危険箇所があります。しばらく進むと竹藪が混じってきました。 |
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左右の竹林に囲まれるようにして石灯籠が現れてきました。山の神のようです。 |
![]() このように丸い石を祀る神様があるのでしょうか。このようなものを見るのは初めてです。 |
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竹林を抜けると広いT字路になり、右に進むと轍のある林道となります。 |
![]() 林道でジグザグに下る途中で北側に二ッ山、愛宕山の山並みが見渡せました。 |
![]() 犬切の集落まで下りてきました。 |
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あぜ道にはフキ、イヌフグリ、タンポポなどの花が賑わっていました。 |
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集落を西に抜けると国道に出ますので、左折し南に進みます。 |
![]() 国道の右(西)側には安房中央ダムが見えます。 水は茶色に濁っていたのですが赤い橋と菜の花が綺麗でした。 |
![]() 左(東)側に経塚山を振り返って見上げました。 |
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トンネルを潜って進むのですが歩道がないのでちょっと危険を感じます。 |
![]() 右側に御殿山ハイキングコースの案内標識が出てきたので不思議に思ったのですが、よく考えたら、この先の塩井戸から登るコースがあることを思い出しました。 |
![]() 生誕の地公園に戻って、ここで昼食です。登る前に、これが経塚山かと思っていたのですが残念ながら違っていました。この山の陰になって見えないのです。 |
![]() この辺りからは東に見える石堂山が一番目立ちます。太陽が南の空に昇ったのでやっと綺麗な写真が撮れました。 |