ちばのやま     トップページへ戻る  やまメニューへ戻る


三石山 282.0m 君津市 元清澄山 344.2m 君津・鴨川市境界
歩行時間4.0時間 歩行距離10.0km 山遊日05/11/23
参考図書 千葉県の山(山と渓谷社) 1/2.5万地形図(坂畑)
行 程  三石山07:53/08:25→地蔵峠09:21→清澄山分岐10:03→林道10:11→元清澄山山頂10:29/10:54→清澄山分岐11:24→地蔵峠12:03/12:44→三石山13:33
三石山観音寺山門 三石山観音寺 奥の院入口
 三石山までは横着をして表参道を車で行きました。久留里街道で亀山湖まで行くと案 内看板が出ていますので迷うことはありません。
 駐車場で身支度をしていたら住職さんとおぼしき方から登山なら駐車はご遠慮願いた いと注意を受けてしまいました。参拝をする分には問題が無いのでしょうから、取り敢 えず三石山観音寺詣でです。お堂の奥の階段を上り岩の隙間を抜けると山頂、奥の院に 出られます。
三石山山頂、奥の院











 山田洋次監督、高倉 健と倍賞智恵子が主演の「幸せの黄色いハンカチ」を思い出す のは小生だけでしょうか。
 ここは願い事を一つだけ聞いてくれるのだとか、願掛けのハンカチやタオルが所狭し と結ばれています。
大塚山、亀山湖ゴルフ場






 左前方には亀山湖ゴルフ場、さらにその左には大塚山が見えます。
 やはり今年は紅葉が遅れています。これなら年内一杯ぐらいは楽しめそうです。
観音堂前











 奥の院から右に巻いて階段を下りると先ほどの観音堂の前に降りてきます。三石山の 由来はこの様に大岩が三個有ることから来ているのだそうです。
元清澄山方面への登り口




 三石山は二度目なのですが、前回は境内で食事をしていて「出来ればご遠慮願いたい 」と注意を受け、今回はその旨の案内表示もしてありました。
 小生の今までの経験では神社・仏閣は所有権はともかくとしても公共の場として解放されているものと思っておりました。特に郷里の菩提寺では「上がってお茶でも飲んでいってけらっしゃえ」と声が掛かります。
 所が違うからなのか、時代が変わったのか定かではありませんが寂しく感じました。 しかし、郷に入っては郷に従うしかありません。駐車場から下った所に半ば駐車違反で 車を止めて、三石山観音寺の向かい側にある元清澄山方面への登り口へ戻りました。
清澄山系の山々





 すり減った石段を登ると尾根道に出ます。ここは元清澄山、黒塚番所を経て粟斗へ抜 ける、鴨川方面から三石山観音寺詣での古くからの道です。
 歩き始めて直ぐに左手(東)には石尊山辺りなのでしょうか清澄山系の山々が見えて きます。
建設途中で中止になったゴルフ場、遠くに八良塚、高宕山




 南に向かう尾根道なのですが、尾根の頂点を右や左に巻きながら進みます。面白いこ とに尾根の頂点伝いでも通れるようになっておりトレーニングとして歩くのなら、こち らをお薦めします。
 しばらく進むと右側に奇妙な風景が現れます。何と建設途中で挫折をしたゴルフ場な んだそうです。その奥の山は八良塚や高宕山と思われます。
地蔵峠




 この尾根道は左側が東京大学の演習林、右側が県有林になっており自然林の快適な環境です。
 1時間程で黒滝、東大演習林を経て合流する地蔵峠に到着します。
巨木のある尾根道 清澄山分岐
 更に30分程南進し、枯れたモミの大木のある尾根道を登りきり、下った所が清澄山 から来るコースとの合流地点となります。
合流地点を反対側から見る 凝木の階段 林道から山道へ
 清澄山から元清澄山を経て金山ダムに至るコースが関東ふれあいの道として「整備」 されたために、この様に凝木の階段と手摺り、案内標識が過剰設置になっております。 こんな無駄な金を掛けるのを止めて、林道の端にでも簡易トイレを設置して頂きたいも のです。
尾根上の広場




 ちょっとだけ林道に出て、直ぐに山道に入るのですが、山頂に向かう途中にこんな開 けた所も有ります。
 一本道で迷う心配もない所に、どうして指導標を立てる必要が有るのか理解に苦しみ ます。もしかしたら記念撮影用なのでしょうか。
西側に開けた風景







 ちょうど、この場所は右側(西)が開けており、ちょっと早めの紅葉を眺めることが 出来ました。遠くに見える山は高宕山や八良塚でしょう。
元清澄山山頂 三等三角点元清澄
 二つ三つ尾根のピークを越えて登り切ると山頂に達します。山頂標識の右にある欠け た石は最初に清澄寺を建てたときの基礎石だとか、少々真実味には欠けますが信じてお きましょうか。右にあるのは三等三角点です。
保台ダム方面 元清澄山山頂
 山頂は残念ながら木立に囲まれて展望はありません。ここまで休まずに来てしまいま したのでコーヒーを沸かして一息入れました。
 何処が山頂なのか良く判らないままに登ってしまったので、帰り道に山の形を見るた め振り返って見ました。山の全景は金山ダムの方から見た方が良いのかも知れません。
鴨川方面






 右側(南東)の樹間に海らしきものが見えたので、よく見てみたら鴨川の海でした。 左に清澄山が見えても良いはずなのですが確認出来ませんでした。
地蔵峠先の尾根から見た清澄山系の山々



 地蔵峠まで戻ったら人が異様に大勢います。何と今日は東大演習林の解放日(紅葉の11月後半と新緑の4月後半の数日が一般に解放されて黒滝から地蔵峠まで通ることが出来る)だったのです。
 人混みを避けて尾根に登りランチタイムとしました。この時に野生の鹿を発見、そう言えば尾根道の所々に糞が落ちていました。
尾根道のロープ 登山道入口
 行きの時も確認の意味で二ヶ所程、巻道を離れて尾根道を歩いて見たのですが、何れ もピークを一つ越すだけでした。赤い目印のテープが巻いてある所は少し長そうなので 行ってみたら案の定、ピークを4つ程越えるアドベンチャーコースでした。起伏は激し くとも境界杭が目印になり道もはっきりしています。そうこうしているうちに三石山の 前に来てしまいました。

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