ちばのやま     トップページへ戻る  やまメニューへ戻る


野見金山(のみがねやま) 180.2m 長生郡長南町・市原市境界 山頂未確認
歩行時間1時間30分 歩行距離4km 山遊日07/01/13
参考図書 千葉県の山(山と渓谷社)、房総山岳志(崙書房出版) 1/2.5万地形図(鶴舞)
行 程 ユートピア笠森09:59→うぐいす橋10:09→観湖台10:19/10:26→ベンチのあるピーク10:35→ユートピア笠森10:54→展望台10:58/11:04→野見金公園11:09→山頂三角点探し11:13/11:37→野見金公園11:40/12:17→ユートピア笠森12:22
ユートピア笠森 観湖台入口
 県道147号線を南下し国道409号線に入り、更に長南町を南下しユートピア笠森を目指しました。ここは宿泊施設と県立自然公園を兼ね揃えていますので駐車場も広く便利で、フロントで聞いてみたら公園案内の地図もいただくことができました。
 早速、いただいた地図を頼りに一回りすることにして蔵持ダムを眺められる観湖台に向かい北上しました。右手に水道施設が見えてきたところで右折します。
通行止めのうぐいす橋 砂岩の地層
 右手にキャンプ場を見送ると蔵持ダムが見えてくるのですが、この辺は水量が少なくダムらしさがありません。右手にうぐいす橋が見えてきたので行ってみたら通行止めになっており水辺を眺めることが出来ませんでした。
 ダムを右手に見ながら左側の山裾を削った道を北上するのですが、砂岩の地層が綺麗な肌を露わにしています。この先で一カ所小さな崩落地があり、しばらく放置されたままのようでした。
観湖台の東屋










 左手に笠森観音に向かう笠森グリーンルートの入口が見えてくるのですが後回しにして東屋のある観湖台に行きました。
蔵持ダム










 ここまで来ると蔵持ダムの水量も多くなりました。右(東)側にゴルフ場のグリーンが見えます。
手入れの悪い東屋 笠森グリーンルートの笠森観音方向
 もう一つ手前の東屋に戻り、ここで蔵持ダムを眺めながらコーヒータイム。ちょっと見上げてみたら、こんな風にベニヤがはげ落ちており、よほど手入れを怠っているようです。
 一息入れたので先ほどの笠森グリーンルートの笠森観音方向への道をちょっとだけ進んでみることにしました。
丸太の階段 左の尾根道は通行止め、右が笠森観音方向
 関東ふれあいの道というとコンクリート製の凝木と思いこんでいたのですが、ここはちゃんと木の丸太を使用しています。どこもこうあって欲しいのですがどうなのでしょうか。
 左(南)に進むユートピア笠森への尾根道は通行止め、元の道を戻るしかないようです。取り敢えず小ピークまで行こうと笠森観音の方向(右北)へ進んでみました。
ベンチのある小ピーク










 直ぐにベンチのある小ピークに到着しました。この先は千葉の山らしく急降下し、急勾配で登っていくようです。
閉鎖の滑り台と営業中止の温泉施設 東屋から展望台入口を見る
 ユートピア笠森に戻り東側にあるアスレチックや展望台を覗いてみることにしました。この時に気付いたのですが温泉施設は休止になっているようです。
 アスレチックの一つの滑り台もロープが張ってあって使用禁止です。あれもこれも通行止めとか使用禁止とか来客数と管理の手数とのバランスが取れていないのでしょうか。
展望台











 展望台までは利用禁止になっていないようなので登ってみました。
北北西の方向、北西に鶴舞、北に笠森観音











 北北西の方向になるのでしょうか。左端が鶴舞、右端が笠森観音の方向となります。
東の一宮方面











 東には九十九里浜が見えると書いてあるのですが、そこまでは見えません。
西側











 西方面です。残念ながらこの天気では富士山は無理なようです。
中之台バス停に向かう関東ふれあいの道 野見金牧場跡(野見金公園)
 展望台を降り南に進むと関東ふれあいの道の指導標が現れます。先ほどの小ピークを通りユートピア笠森を経て、ここから東の中之台バス停までが関東ふれあいの道になっているのです。
 更に南に進むと野見金牧場跡に出るのですが最近、野見金公園として整備され桜の苗木が沢山植えられていますので、もうしばらくすると桜の名所となることでしょう。
野見金山 市原市と長南町の境界尾根
 ちなみに野見金山というのは市原市と長南町の境界を山頂にした広い高原状の山で、この辺一帯と隣の大千葉カントリー倶楽部を含む大きな山なのだそうです。
 山頂三角点(二等三角点水沼)を探してゴルフ場との境界尾根に登り詰めたのですが見つかりません。尾根伝いに南に進んでみたのですが急勾配と藪のため、簡単に進めそうではありませんでした。
ゴルフ場に向かう切り通し 大千葉カントリー倶楽部
 尾根から引き返し西のゴルフ場へ向かう切り通しを抜けてゴルフ場側から南に進めないかと道を探してみました。
三角点峰かもしれないピーク








 ゴルフ場の端を通って進むだけでは先ほどの尾根に藪漕ぎで進むしかありません。地形図上から見ると南側に見えるのはこのピークですが、こちらから向かうのにはゴルフ場のフェアウエイを横切るしかなく危険なので諦めました。
野見金公園の高台からユートピア笠森を








 そろそろお昼で、お腹も空いてきましたので野見金公園の高台に登ってランチタイムです。
 北北西にユートピア笠森方面を眺めてみましたがなかなかの景色です。
北東に茂原市街を見る









 北東方向には茂原の市街地が見えます。こうして見ると野見金山は霧ヶ峰のミニチュア版のような山であることが分かります。
北に向かいユートピア笠森に戻る







 ランチを取りながら地形図を見て、野見金公園の南東にある浅間神社の方から山頂を探そうと考えていたのですが、うっかりユートピア笠森から北の方へ進んでしまい、またの機会にということにしてしまいました。
野見金山 再挑戦
歩行時間50分 歩行距離2km 山遊日07/01/28
行 程 林道三叉路08:02→電波塔の東08:18→浅間神社参道入口08:29→浅間神社08:42/08:54→大千葉カントリー倶楽部08:58/09:06→林道三叉路09:15
長南配水池





 二等三角点水沼を逃がしてなるものかと今度は浅間神社の方から向かってみることにしました。
 ユートピア笠森と野見金公園の間の道を中之台バス停の指導標に従い東に進むと右側に長南配水池と書かれた水道施設が見えてきます。
岩撫(中之台バス停方面)・水沼分岐










 その先が岩撫を通り中之台バス停へ向かう道(東へ)と水沼へ向かう道(南へ)との分岐になりますので右に進みます。
水場と崩落地












 南に向かうヘアピンカーブの先に水場があり、後の崖が少し崩落していました。
 ユートピア笠森経由で向かう時はなだらかな野見金山なのですが、この辺から東面にかけては急勾配の厳しい山様です。
滝不動尊 滝不動尊石碑
 ヘアピンカーブの内側にお宮さんがあるので見てみたら滝不動尊とのことでした。
林道三叉路 浅間神社参道入口?
 更に1kmほど南東に進むと南に進む細い道と水沼(東)に向かう道との分岐になります。地形図ではちょうどこの角から北西に浅間神社に向かい、さらに西の野見金山に向かう破線が書かれています。
 交差点の所がかなり広いのでここに車を停めて登り口を探したのですが急な崖で登れそうなところは見つかりません。取り敢えず南に向かう細い方の道を進み右側に入る道を探していたら200mほど先で田圃の縁から入る道を見つけたのですが藪がひどいので引き返しました。
電波塔の東








 他に道がないかと先に進んだら右側(西)の山に電波塔が見えてきました。地形図によるとこれは野見金山の南南西500m位の所にある電波塔のようで、これでは行き過ぎなので車を停めた林道の三叉路まで引き返しました。
浅間神社参道入口







 今度は野見金公園の方へ戻りながら探してみたら100mほど進んだ所で左(西)に入る道を見つけました。車で走っている時には気がつかなかった道で指導標などはありません。
浅間神社参道 参道三叉路 浅間神社道
 浅間神社に向かう参道らしく思いの外に広い道です。地形図上では林道から直ぐの所に神社マークがあるのですが参道を表しているのでしょうか。
 しばらく西に進むと三叉路になりますが左の道はどうも先ほどの田圃の縁から進んだ藪道とつながっているような気がします。さらに進むと右に浅間神社道という石柱があり登りになっており左は巻き道のようなので右に進みました。
浅間神社の鳥居 浅間神社
 直ぐに鳥居が見えて来て浅間神社に到着です。地形図上の破線の切れるところの北に150mから170mをしめす等高線で三重丸になっているところが浅間神社のある峰です。
 社殿の右側に明治41年1月建立の石碑が建っており、750尺の山だとか美辞麗句が書いてあり読んでいると楽しくなります。
樹間から東方向を見る









 ナラなどを中心とした自然林で気持ちの良い峰なのですが展望は東に少し開けているだけです。
南に下る道







 南側に下る道があるので、そのまま進みました。
大千葉カントリー倶楽部











 直ぐ右(西)が大千葉カントリー倶楽部になります。
南西方向に見える電波塔











 グリーンの先、南西方向に電波塔が見えます。
野見金山三角点峰











 西に見えるのが三角点峰のようですがプレー中なので、とても横切って行けそうにはありません。
西に向かう巻き道 浅間神社道分岐
 またもや後100mちょっとのところで引き返すしかありません。ゴルフ場に交渉して早朝か夕方にするか、または休みの日があるのかどうかも聞いてみる必要がありそうです。
 少し藪っぽいのですが峰に登らず東に向かう道があったので、そのまま進んだら浅間神社道の石柱が見えて来ました。やはり巻き道だったのです。
Google地図







 ゴルフ場の情報を仕入れようとして検索している時、偶然にGoogleの地図を見つけました。こんな航空写真とドッキングするシステムとは驚きです。
 青点が前回の山頂探しコース、赤点が今回の歩行コース、黄色の丸が浅間神社のある峰です。

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