ちばのやま     トップページへ戻る  やまメニューへ戻る


関大塚山 199.2m 富津市
歩行時間2時間20分(3時間50分) 歩行距離5km(?km) 山遊日07/03/17
参考図書 房総山岳志(崙書房出版) 1/2.5万地形図(鬼泪山)
行 程 姥石バス停08:15→山神社08:26→地蔵堂08:34/08:51→石祠09:05→尾根裾09:14→大塚山09:43/09:45→道間違い発見10:16→県道に脱出11:51→くすがね橋12:01→姥石バス停12:09
姥石バス停







 国道465号線から関尻で県道88号線に入り南東方向に進むと、左側に湊川が見えて来て右にカーブする所に姥石バス停があります。
 上り下り共にバス停の所が広くなっているので駐車が可能です。
太田和橋










 バス停の左手前に商店を角にして左の湊川に向かう道と県道との間に旧道があるのですが左の道を進むとすぐに太田和橋が見えて来ます。
湊川












 橋の上から湊川を眺めてみるとなかなかの渓谷美です。
橋を渡った所で田圃の畦に上がる 畦を抜けて出た村道
 ちゃんとした道は橋を渡ってから左にカーブし逆「コ」の字で、この上に出てくるのですが、田圃に登り畦道でショートカットが可能です。村道に出たら右(南東)に進みます。
山神社 北東に向かう分岐
 直ぐに右側に太田和集会所と山神社が見えて来ます。ここにはトイレもあるし駐車も出来るので、ここをスタート地点にするのも良いかもしれません。更に進んだところで分岐が現れますので左(北東)に進みます。
田圃












 田圃を見ながら進みます。
地蔵堂








 鋭角に北西方向にカーブをする所の右側に地蔵堂が見えて来ました。
 正面に石段の男坂、右になだらかな女坂、左手には裏参道と小さいながらも由緒正しい作りになっています。
地蔵堂本堂 六地蔵
 階段嫌いの小生は恥ずかしげもなく女坂から登り、参拝後は裏参道から下りました。本堂の右手にはトイレもありましたが、この六地蔵は4体も首がもげており可愛そうでした。
地蔵堂の先で右に











 地蔵堂の先で右(東)に入ると聞いていたので、この道を進みました。
畑道




 先で左(北)にカーブし墓地の前を過ぎて猪除けなのかネットの張ってある畑に向かってしまい、先は行き止まりでした。
 戻って来る途中で農作業に向かう地元の方と出会ったので大塚山に向かう道を尋ねたら、地蔵堂の直ぐ先で(ここからは手前)で東に向かう昔の道と、地蔵堂の手前で湊川沿いに南に向かう道があると教えてもらいました。
東に向かう昔の道入口 岩壁に洞穴
 ありました、ありました。あまりにも地蔵堂の直ぐ近くなので見過ごしてしまったのです。これが東に向かう昔の道です。岩壁には横穴式墓地と言われる洞穴が数カ所ありました。
自然林の山道










 自然林の中の山道は思いの外にはっきりとした良い道です。
石祠









 右に谷を見ながら進み道が広くなったところの山側に石祠がありました。
一部崩落で狭くなった山道 尾根道に上がる
 一部崩落で狭くなった山道になりますが、右手に山頂らしき峰が見えて来たところで右カーブし、しばらくしてから左手の尾根道に上がります。
西側に氷室山











 尾根道を南に向かって進んでいますので右(西)側に氷室山が見えて来ます。
北西方向












 右後ろの北西方向には鬼泪山の西端が見えます。
キイチゴ サクラ
 キイチゴと何というサクラなのでしょうか、里では未だ蕾も膨らんでいないのに、もう咲いていました。
北西方向











 段々と高度も上がっているのでしょう。眺めも良くなってきました。
氷室山












 氷室山を少しズームで引っ張ってみました。
大塚山山頂












 正面の南東に延びる尾根の先に山頂が見えて来ました。
南に向かう道 東に向かう道
 赤テープのマーキングに従い急登すると直ぐに山頂です。三角点を真ん中にして左手の東に向かう道と右(南)へ向かう道が続いていました。
東の高宕山方向









 山頂には三角点の他には何もありません。いくらか東方面の樹間が広がっており高宕山の方が見えます。
北西の眺め












 こちらが急登してきた北西方向の眺めです。
三等三角点高溝





 今日は曇りのち晴れの予報だったのに、登り始める前から小雨が時々ぱらついていました。
 おまけに尾根道を歩き始めた頃からはミゾレが少し舞うようになってしまい、まさかの初雪を今頃、こんな所で迎えてしまったのです。
 長居は無用です。三角点を写真に納めて、早々に引き返すことにしました。
北東に見える鬼泪山









 北東に見える鬼泪山です。山頂に向かう時には右後ろに見えていたのですから、今度は左前方に見えなければいけないのに、この時は右側に見えたことをおかしいと気付いていなかったのです。
右後ろに山頂方面













 右後ろに見える山頂方面です。
小ピークの石祠


 間違いに気付き、戻ろうとしましたが途中で不安になり行きつ戻りつを繰り返した時に見つけた小ピーク上の石祠です。
 間違いの素は急いでいたためにコンパスでのチェックを怠ったこと、雨で濡れるので地形図(コピーです。原本はしっかりと濡れないようにして持っていました。)を良く見なかったこと、間違った枝尾根はしっかりとして歩きやすく空のペットボトルが落ちていたり、枝の刈り込みまでしてあって気付くのが遅れたなどでした。
TVアンテナのケーブル 崖を下るアンテナケーブル
 迷ってからは尾根だけを歩き決して下に降りなかったので樹間からの見通しとコンパスの方位で大体の自分の位置は分かっていました。県道らしき道路も下に見えていたので本来の道に戻るのを諦めて、この辺から道路に降りることにしました。問題はどうやって安全に降りられるかです。
 南側に道路の見える方向は急な崖で降りられそうにありません。周りを見渡していたらTVアンテナのケーブルがありました。近くの家につながっている筈だ→伝わって降りられないかと見てみたら東の方に伸びていました。こちらも崖で、下に屋根が見えました。木に掴まればと思って試してみましたが、途中で足が着かなくなり引き返しました。
西側の斜面









 西側の傾斜は大したことがないようです。ちょっと急なところは木に掴まれば大丈夫です。
道路との間にある堰 堰の岸辺
 降りられたのは良いのですが道路との間には堰があります。右側も崖なので間に通れる隙間があるかどうか心配したのですが大丈夫でした。
県道に脱出








 やはり出て来たのは県道のようです。左側には見覚えのある農産物直売所の「山里の市」が見えました。
 ここからは右(北西)へ1kmちょっと進むと姥石のバス停へ戻れる筈です。
枝尾根を振り返って







 それにしても、どうしてここに来てしまったのかと悔しくてたまりません。山頂から北西に進まなければいけなかったのに南西の方向に来てしまったのですから。空しく枝尾根を振り返るのでした。
尾根の向こうに大塚山











 右(北東)方向に大塚山が見えます。尾根の右後ろに見えるのが山頂です。
くすがね橋 くすがね橋から見た大塚山
 さらに進むとくすがね橋になります。蛇行している湊川は左(西)から右(東)へ流れています。渓谷の正面(東)に大塚山が見えます。
姥石バス停











 ようやく姥石バス停に到着です。やれやれ今日は大変な思いをしてしまいました。
堰の北側は崖 TVアンテナケーブルの先は和風レストラン
 車に戻り一息入れれば元気が回復します。先ほどの枝尾根の南端を確認してみたくなって戻ってみました。
 なるほど南端は堰の上につながる崖でした。TVアンテナのケーブルが伸びていた東の急斜面の下に見えてた屋根は、この和風レストランのものでした。どちらにしても、こんな所を無理して降りなくて良かった。くわばらくわばらです。

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