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白浜城山(しらはまじょうやま) 144m 南房総市(旧安房郡白浜町)
歩行時間50分 歩行距離1.5km 山遊日07/03/31
参考図書 房総山岳志(崙書房出版)、房総のやまあるき(新ハイキング社) 1/2.5万地形図(千倉・白浜)
行 程 青根原神社12:48/12:52→青木観音堂→13:01→切り通し(虎口)13:09→浅間神社13:19/13:23→山頂13:26→切り通し13:32→青木観音堂13:40→青根原神社13:45
青根原神社











 国道410号線で南国ホテル前の道を北に入ると突き当たりが青根原神社になります。
本殿の右奥に古峯神社 房州里見家二代成義公の墓
 鳥居を潜り、本殿にお参りをしていたら、右奥には古峯神社もありました。神社前に戻ると鳥居の手前左側に房州里見家二代成義公の墓が残っています
神社の西に入る路地 右に折れると芋井戸
 神社の横から西に向かう路地を進み、さらに芋井戸に向かう右(北)の路地に入ります。
弘法大師ゆかりの芋井戸 青木観音堂に向かう路地
 路地の突き当たりを左(西)に曲がると弘法大師ゆかりの芋井戸になります。今でも里芋の葉らしきものが見えますから時々植え替えているのでしょうか。
 そのまま西に進めなくもないのですが民家の庭先のようなので元に戻りました。突き当たりになりますので右折(北に)し青木観音堂に向かいます。
青木観音堂










 三石観音と姉妹菩薩で近郷近在は言うに及ばず銚子から神田、日本橋に至るまでの参拝者があったとか。確かに御利益のありそうな観音堂です。
白浜町城山巡視道入口 草の生えた入口
 観音堂の右(北)側に白浜町城山巡視道入口と書かれた看板があります。草だらけの道なので、あまり人が来てないのかなと思いましたが、草は入口の所だけでした。
ジグザグの急登 岩を削った切り通し
 コンクリート製の凝木で整備?されているので興味をそがれるのですが半崖状態の急登で北に向かってジグザグに登っていきます。
 上部は3〜4m位はありそうな岩を削った切り通しで幅も狭いので「虎口」という言葉がいかにも似合いそうな感じです。
小ピークに登る道 石の土台跡
 登り切ったところは鞍部になっており凝木で整備された道は西へ向かい、北東にも別の道が延びています。
 西に巻いた道は南西に向かうジグザグの登り道となり、ジグザグが終わると左の小ピークに向かう分岐が現れたので、こちらに登ってみたら石の基礎のようなものがありました。
次の小ピークに登る分岐 浅間神社
 巡視道に戻り、少し南西に進むとまた左の小ピークに向かう分岐が出てきました。登り着いた左(北)側に浅間神社の石祠がありました。
南に見える野島崎












 南側は野島崎が見渡せる絶景地です。
野島崎













 少しズームで引っ張ってみました。
野島崎灯台












 さらにズームアップで野島崎灯台と厳島神社が間近に見えます。
城山の山頂








 城山の山頂はもう少し先にあります。巡視道の凝木が無くなったところで少し西に進むと山頂です。この先にも踏み跡は続いていますが下りになってしまいます。
鞍部から南側に切り通しを見る 切り通しの下り道
 安房里見氏が最初に築いたのがこの白浜城とのことですが山頂にしても狭く、ましてや先ほど行った小ピークは、もっと狭く大きな建物があったとは考えにくいので見張り台か何かだったのではないでしょうか。
 それにしても、この急な切り通しを見ると敵が攻めようにも攻められない自然の要塞で、如何にも里見氏の山城らしいと感じてしまうのです。
青木観音堂近くから南に白浜のホテル街を










 青木観音堂の横まで戻ってきました。
 南側には白浜のホテル街が見えます。
白浜城山









 帰りがけに北西方向に城山を振り返ってみました。左の山が城山で二つの山の間の鞍部にある切り通し向かって道が伸びているのですから、白浜城は二つの山を使った山城で小さな建物が分散していたのではないでしょうか。

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