千葉の山スペシャル 鹿野山 379.0m 君津市 石射太郎山 258.0m 君津・富津市境界 高宕山 333.0m 君津・富津市境界 魚見塚 110.0m 鴨川市 烏場山 266.6m 和田町・鴨川市境界 花園金比羅山 121.0m 和田町・鴨川市境界 参考図書 千葉県の山(山と渓谷社) 1/2.5万地形図(鹿野山・鬼泪山・坂畑・鴨川・安房和田) 05/12/03 九十九谷公園07:37→白鳥峰→九十九谷公園07:49→高宕トンネル前08:16→石射太郎山08:37→高宕観音09:50→高宕山10:20→尾根道で昼食11:00/11:15→大滝11:40→高宕トンネル12:50→みんなみの里13:30→寿萬亀(亀田酒造)13:55→魚見塚14:40→粟斗温泉15:15 歩行距離7km 05/12/04 花嫁街道入口08:48→烏場山10:39→花園金比羅山→花園広場12:15→オーシャンパーク12:34→寿々女庵13:48 歩行距離8km 咲いていた花 リンドウ、ヤマラッキョウ、ノギク、アザミなど、マユミやトベラの実も綺麗でした |
![]() テニスクラブの仲間と一泊二日の千葉の山ツアーです。千葉県で一番標高の高い愛宕 山は許可を取るのが面倒なので第二位の鹿野山(白鳥峰)をスタート地点にしました。 山頂の日本武尊の石碑を見てNさんが「君さらず 袖しが浦に 立つ浪の その面影 を みるぞ悲しき」と弟橘媛を失った悲しみの歌を披露し、木更津、袖ヶ浦の地名の基 になったとの話に一同が感心。 白鳥神社は日本武尊が病に果てた後に白鳥に姿を変えて故郷の大和に帰ったという逸 話から祀られたのだそうです。 |
![]() 九十九谷公園から、これから行く予定の高宕山と八良塚、さらに後ろに連なる富山、 、伊予ヶ岳、御殿山、愛宕山などの嶺岡山系の山々を眺め、千葉の山の認識を新たにし ました。 |
![]() 高宕第一トンネル前に車を置いて、先ずは石射太郎山を目指しました。 |
![]() 登り道の途中で鹿野山を確認した後、一気に山頂へ。 足下の断崖絶壁に恐怖感を覚えながらも、景色の素晴らしさに満足の様子です。 プライバシー保護のためにボカシを入れてあることをお許し下さい(以下同様) |
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千葉の遅い紅葉も見頃になってきたようです。こうして振り返ってみると断崖絶壁の 凄さを改めて確認出来ます。 |
![]() 長い石段には少々閉口したようですが何とか観音堂に到着、ここで一休み。 巨大な岩の中のお堂と岩を刳り貫いたトンネルには一同びっくりした様子でした。 |
![]() 鎖場や梯子が有ることは前もって知らせてあったのですが、現実を前にすると一味違 うようです。おっかなびっくりで山頂に到着しました。 余裕を見て計画を立てたのですが、渋滞で遅れたことも重なって、ここで1時間の遅 れです。八良塚、監視所の大回りコースを諦めてショートカットで大滝コースに変更し ました。 |
![]() 眺めの良い尾根道が広くなりベンチが置かれた場所があります。集合時間が早かった ので、ここで早めの昼食としました。 コンビニお結びやサンドウィッチ、パンが多い中、Yさんだけが手作りの弁当持参、 小生の案内書に「一日目の弁当は各自で用意のこと」と書いてあったために夜中に一所 懸命に作ったとのことでした。楽しいことの大好きなYさんに、こんな家庭的な面があ ったとは皆びっくりしながらも大笑いとなりました。 |
![]() 紅葉に包まれた石射太郎山と、その後ろに鹿野山が見渡せます。 「へぇ〜あそこから歩いてきたんだぁ」と感激しきり、日頃歩いていない証拠をさら け出し、妙な感心をしていました。 |
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大滝は水が少ないので、ちょっと物足りない様子でした。しかし、見事な紅葉に皆大
喜び、千葉の紅葉も捨てたものではないようです。ここまで来る途中の紅葉も見事だっ
たのですが、厳しい道程の中、足元ばかり見ていて景色には目がいかなかったとのこと
でした。 小糸川の支流になるのでしょうか、渓谷沿いの高宕林道を歩いている途中でFさんが 足を痛めてしまいました。寒さと急な上り下りが応えたようです、少し休んで携帯懐炉 で暖めたら回復しましたが、テーピングの勉強をしておけば良かったと思いました。 |
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ショートカットにしたのは正解だったようです。当初予定の1時間前に無事駐車場ま
で戻ることが出来ました。 ここも関東ふれあいの道の一つなのですがご多分に漏れずトイレがありません。国道 410号線を南下し道の駅みんなみの里へ、ここで大急ぎで駆け込みました。 今夜の楽しみを仕込む必要もあります。長狭街道を鴨川に向かって進み、造り酒屋の 寿萬亀(亀田酒造)へも寄りました。試飲が出来ればもっと売れるだろうにというのが 皆の意見でしたが同感です。 |
![]() 1時間程、余裕が出来たので魚見塚に寄りました。眺めが良いだけではなくて嶺岡山 系東端の、この位置から西方面を見ると正面に嶺岡山系、長狭平野を挟んで右方向に清 澄山系と千葉の山の概要を説明しやすいのです。 |
![]() 清澄山を見てみたら清澄寺や仏舎利塔も確認出来ました。 Mさんが観音崎灯台が見えると大騒ぎをしています。確かに南の方向に微かに灯台が 見えるのです。野島崎かと思い方位板で確認してみたら野島崎の方向は南西ですから、 山の陰になり見えません。伊豆の石廊崎と勘違いをして、小生も「そうだね」と答えて いたのですが、後で地図を調べてみたら石廊崎も南西の方向にあり、野島崎の先になり ます。八丈島の方向に見えたのですから、蜃気楼だったのでしょうか。 |
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3時過ぎに粟斗温泉に到着。早速、温泉三昧です。硫黄泉と聞いていたので少しは濁
りがあるのかなと思っていたのですが無色・透明、無味・無臭です。それでも入ってい
ると肌がすべすべとしてきます。 お風呂を出れば宴会と相場は決まっています。夕食前にちょっとのつもりが、この通 り山形土産も寿萬亀で仕入れたものも空になってしまいました。 |
![]() 7時の朝食にして頂いたお陰で朝風呂に入っても8時半には歩き始めることが出来ま した。 昨日、足を痛めたFさんは、用心をして花園広場でスケッチとのこと、その為にスタ ート地点、昼食の場所を花園広場に変更しました。 |
![]() 昨日の岩の多いコースと比べて今日は歩きやすい山道、海が近いためか植生も少し違 っており、マテバシイやユズリハ、トベラが茂る南国的なムードに昨日の山との違いを 気付いてくれたようでした。 |
![]() 天気予報では夕方まで保つとのことだったのですが、雲が厚く何時降ってもおかしく ないような空模様です。 それでも、ここまでは海が見えていました。 |
![]() 第三展望台で嶺岡山系の山々を眺めていたら、ついにポツリポツリと雨が落ちてきま した。 降ったり止んだりだったのですが、山頂に着いた頃から少しずつ降っている時間が多 くなってしまいました。 |
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雨脚も段々と強くなってきました。花婿コースを足下に注意をしながら黙々と降りる
しかありません。小生のお気に入りの見晴台も今日は海が見えません。大きなマテバシ
イの下で雨宿りです。 金比羅山、黒滝も足早に通り越して花園広場に到着、のんびり東屋でスケッチの色付 けをしていたFさんと合流、ここで昼食としました。 |
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粟斗温泉で用意してくれたおにぎりは、もう冷たくなっています。やはり、暖かいも
のも欲しいということで、お土産買いも兼ねて鴨川に向かう海沿いにある道の駅「鴨川
オーシャンパーク」に寄りました。干物は買えたのですが、ご希望の蕎麦は立ち食いの
み、先を探すことにしました。 長狭街道の寿萬亀の先、長狭中学校の向かいに寿々女庵というお蕎麦屋さんを見つけ ました。蕎麦というといくら寒くても「もり」か「板」しか食べない小生は変人と見ら れたのでしょうか、それにしても偶然に見つけた店にしては以外と美味しい蕎麦でした 。 |