山崎七面山 約70m 南房総市(旧安房郡富浦町) 歩行時間1時間 歩行距離2km 山遊日07/03/24 参考図書 房総山岳志(崙書房出版) 1/2.5万地形図(那古) 行 程 七面山入口14:32→南無谷架道14:39→七面山登り口14:49→山頂15:03→登り口15:11→南無谷架道15:22→入口15:30 |
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JR内房線富浦駅の西を走っている国道127号線を北上し、トンネルを越し山崎の集落に入ります。右に妙福寺の看板が見えて来た少し先の左側に七面山入口の案内がありました。 さて、車を何処に停めようかと探していたら右手に空き地があったので、そこを拝借し南に戻り、ここから北東に入る路地を進みました。 |
![]() 路地の先はT字路になっており、右角が広場になっていますので、ここにも車を停められそうです。また七面山の山頂近くにある天女堂は妙福寺のものなので国道沿いにある妙福寺の駐車場を借りるのが正しいのかも知れません。 ここでは案内標識に従って左(北)に進みます。 |
![]() 北に進んだ後、右にカーブし東に向かうと左側に刈り込んであるのですが大木の並木が続きます。 正面に海光寺を見ながら右にカーブします。 |
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今度は左にカーブし東に向かい南無谷架道橋を潜ります。道はそのまま東に向かっているのですが左(北)の細い道へ入るように案内標識が出ています。 |
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線路横に出てきました。指導標の矢印に従うと北に進むのですが七面山は東ですからどうも変です。畑で農作業をしている人がいたので聞いてみたら、「山はここからは見えない、線路沿いに南に進む、間に近道もあるが舗装の切れるところで左に曲がり、真っ直ぐ進む。山に向かって電線が伸びているので分かる」と教えてもらいました。 危うく反対に進むところでした。ここが先ほど潜った南無谷架道橋の上です。南に進み舗装が切れるところを左(東)に入るのですが、ここにはハウス栽培のビワ畑がありました。 |
![]() 最奥の集落を左に見ながら進むと確かに電線は山頂へ向かって伸びています。 右手(南)を見ると休耕田にビワの幼木が植えてあり、大きく深く溝が掘られています。ということはビワは水はけが良くないと駄目なのでしょう。山間の傾斜地がビワ畑になっている理由が分かったような気がしました。 |
![]() 大きな石灯籠が一対、側には天女堂の由来が書かれた案内板があり、東に向かって石段が続いています。 |
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石段の右脇に石のお堂と手押しの井戸ポンプがあります。実際に使われているようで試しに押してみたら美味しい水が出てきました。 その右側に女坂なのでしょうか南に向かう迂回路があるので、急な石段は遠慮をしてそちらに進みました。 |
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なだらかな坂道を進むとベンチの前に出ます。分岐になっており右に進むと展望地があるということなので、そちらに向かってみました。途中には岩が削られ、間にはお堂が祀られていました。 |
![]() 突き当たりが展望地になっており南西には大房岬が見えます。 |
![]() 北西方向には南無谷海岸と南無谷崎が見通せます。 |
![]() 展望を楽しんだ後、分岐まで道を戻りました。右手(東)に見える谷は思ったよりも深く、100mにも満たない山なのに趣があります。 |
![]() 分岐からは左(北東)に進みます。途中にはまたベンチがありジグザグの登り道でゆるやかに登れるようになっています。お年寄りや体の不自由な方にも配慮された参道になっているのです。 |
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天女堂の南横から堂の前に出るようになっていました。天女様は入口の扉が閉まっており拝見できないのですが、軒先にはしめ縄が飾られていました。こういう山間の寺には神仏混淆の名残が残されている割合が高いように感じられます。 正面の石段を振り返って見たら、この通りの急坂です。横着をこいて女坂で回り道をしたのは大正解だったようです。 |
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天女堂の右側は庫裏になっているようで台所の雰囲気があります。その右側に石祠があり、さらに右に上に登る石段があり、奥の院の前へ進みます。 |
![]() 奥の院の右横を通り更に東に進めます。展望の開けたところにベンチが設置されており、さらに東に向かって尾根道が続いています。 |
![]() 南西方向には大房岬とさらに先にはうっすらと館山湾、洲崎が見えます。 |
![]() 奥の院まで戻り北西方向に天女堂越しの南無谷海岸、南無谷崎を眺めました。 お堂の前に電柱が見えますから天女堂には電気が通じているのでしょう。 |
![]() 北側の山並みです。 |
![]() 帰りがけに最奥の集落の庭先で八重咲きのツツジを見つけました。 葉は普通の在来種と同じですからシャクナゲとでも掛け合わせたものなのでしょうか。 |