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(荒船山)経塚山 △1,422.5m 佐久市・群馬県甘楽郡下仁田町、南牧村境界
歩行時間 3時間59分 歩行距離 8.5km
参考図書 新・分県登山ガイド 15 長野県の山  9 群馬県の山(山と渓谷社) 山と高原地図 21 西上州・妙義山・荒船山(昭文社)
行程 内山峠駐車場06:34→1.1km地点07:03→鋏岩修験道場跡07:22→一杯水07:43→とも岩展望台08:07/08:22→星尾峠分岐08:47→経塚山09:00/09:19→星尾峠分岐09:33→石碑09:46/09:49→とも岩展望台10:00/10:34一杯水10:55→鋏岩11:10→1.1km地点11:23→内山峠11:44
山遊日 10/11/20

内山峠駐車場 登山口
 上信越道下仁田ICから国道254号線で下仁田から西の佐久方面に向かい、つづら折りを登り内山トンネルを抜けた所で左折、逆に戻るようにトンネル上の林道を北東へ進むと右(東)側に内山峠駐車場が見えてきます。
 先に到着し明るくなるのを待っていた1台、出発準備中に到着した1台と都合3組が、ほぼ一斉のスタートとなりました。
南側の巻き径 0.6km地点の道標
 最初は南に向かい谷間に下る巻き径ですが、直ぐに登りに変わります。しばらく登るのかなと思ったのですが、直ぐに下りと変わり上り下りを繰り返しながら南南東へ進みます。
荒れた径 内山トンネルの上
 途中にこんな荒れた径もありますが、きちんとクサリ、ロープなどで対応してあり安心して登れます。国道が見えてきましたので、どうやら内山トンネルの真上に出て来たようです。
1.1km地点 1.6km地点
 巻き径から尾根の上に登り1.1km地点辺りでは細尾根になり、特に左(東北東)側は絶壁なので注意が必要です。
 指導標では山頂(とも岩)まで3.3kmの標示なのに山渓の分県ガイドでは3km未満、特に群馬版では2.5kmと違っているので国土地理院の電子ポータルで地形図を拡大して調べてみました。結果的には3km位で、どっちもどっちっだったのですが、もっと面白いことが分かりました。感じていたことなのですが駐車場からトンネルの真上に出るまでは4つの峰というかコブの右脇を巻き、細尾根に乗ったら1.1km地点(この辺に四等三角点鋏岩1,158.5mがあるはずなのですが気付きませんでした)で、ここでは2つのコブ上を通ったのです。
南側に山並み









 ガスではっきりしないのですが右前方(南)に山並みが見えてきました。
正面に大きな岩壁









 さらに先に進んだら正面に大きな岩壁が見えてきました。
修験道場跡 熊野修験のお札
 修験道場のあった鋏岩です。岩屋には熊野修験のお札も添えられていました。
南側の山並み







 鋏岩からは左カーブで東北東に進むようになります。
 時々ガスが薄くなります。南側の山並みが少しはっきりしてきました。
左前方に岩壁









 左前方に、また岩壁が見えてきました。
右に巻いて先へ 前方にコブ
 岩壁の右側を巻いて進むと、さらに先にもコブが見えます。
一杯水の案内 一杯水
 2つのコブを越して進むと一杯水になります。足場が悪いので、ここで水を飲むのにはそれなりの覚悟が必要です。
大きな岩壁









 その先が大きな岩壁になりハシゴもあります。
谷間の脇を登る 岩壁の脇を橋で渡り登る
 左に谷間を見ながら登ります。この谷間の水が一杯水になっているようです。岩壁の脇を橋で渡り、さらに上に登ります。
マツダランプの指導標 展望台
 平坦な径に変わったら昔懐かしいマツダランプの指導標が見えてきました。この先も平坦な径が続きます。足下注意の横が展望台になっているのですがガスで何も見えません。
山頂分岐 とも岩展望台
 さらに進むと、行塚・星尾、荒船不動尊へ至る、との指導標が出て来ました。左(北)側が「とも岩展望台」ですが、ここもガスで何も見えません。
とも岩展望台









 しばらく待っていたら少しガスが消えてきました。
つづら折りの国道 方位板
 それでも、つづら折りの国道が、ちょっと見えるだけです。これでは方位板を見て山並みを見た「つもり」になるしかありません。
避難小屋 相沢・三ツ瀬分岐
 避難小屋で用事(男女別のトイレがあるのですが女子用は閉鎖)を済ませ、平坦な径を先(南)に進むと相沢・三ツ瀬分岐の指導標が見えてきます。
西側に石祠 崩壊した橋
 さらに先に進むと右(西)側に石祠がありました。その先で小さな沢を渡ります。橋は崩壊していますが水が少ないので何ら問題はありません。
左に石祠 さらに南へ
 今度は左(東)側にも石祠が現れますが、さらに進みます。
左前方に経塚山









 左前方(南東)に経塚山が見えてきました。
・1,356m地点 星尾峠分岐
 少し下り、登り返した所ですから・1,356m地点てしょうか、ここから太陽の方(南東)へ進みます。星尾峠まで来ました。ここの指導標でも経塚山ではなく行塚山と書いてあります。
経塚山









 太陽を背にした経塚山に向かいます。
霜柱の立つ北西斜面 急登に
 霜柱の立つ北西斜面です。登るに従い急登になると軽アイゼンを持ってこなかったことを後悔するほど滑ります。登りは何とかなるのですが這いつくばりながら下る場面もあり、登りよりも時間が掛かってしまいました。
最後は巻き径 山頂標識と三角点
 尾根の急登ですが、最後は右から巻いて登ります。狭い山頂の中央に山頂標識と三角点が立っています。
二等三角点荒船山 西南西を向いている石祠
 二等三角点荒船山は40度近くづれて立っていました。さらに石祠は内山氏子中と書いてあるので西北西を向くはずなのに西南西に向かって立っていました。
南東に両神山








 木立に囲まれているのですが葉が落ちているので何とか見通せます。南東に見えるのは両神山のようです。
南は甲武信岳、金峰山









 南には甲武信岳、金峰山。
南アルプス








 雪を被っているので最初は富士山かと思ったのです三角が二つ続いていますから南アルプスの北岳辺りでしょうか。
南西には大ローソク、兜岩山、御岳、その先に八ヶ岳









 南西には大ローソク、兜岩山、御岳、その先に八ヶ岳。
北北西に浅間山









 帰り道では北北西に浅間山が見えます。
石碑の案内板 笹原を石碑の方へ
 山頂台地の真ん中辺に石碑の案内板があったのですが帰路に残しておいたので、早速、笹原を右(東)に入ります。
昭和九年 皇朝最古修武之地
 案内板に昭和初期と書いてあるのですが九年でした。皇朝最古修武之地と記してあります。
西南西に蓼科山、西に内山峠





 とも岩展望台に戻ったらガスは消えて、すっかり見通しが良くなっていました。
 西南西の遠景には蓼科山、西側の目前に内山峠から鋏岩と、こちらに向かってきた尾根径のコブコブがゴジラの背のように見えます。
北西につづら折りの国道、北北西に浅間山








 北西には内山トンネルに向かうつづら折りの国道、物見山、神津牧場、八風山、もちろん背景には北北西に浅間山。
北東に榛名山、右手前に妙義山









 北東には、うっすらと榛名山、右手前に妙義山。
妙義山をアップで








 妙義山の後方に赤城山、さらに後ろに日光連山が見えても良いのですがアップにしても駄目でした。
北東に榛名山









 北東に榛名山。
北北西に浅間山









 何と云っても一番目立つのは北北西の浅間山です。
西に美ヶ原、北アルプス南部の山々








 佐久平越しの西には美ヶ原、その奥に穂高、槍などの北アルプス南部の山々が続きます。
西南西









 西南西、蓼科山の山裾越しの乗鞍岳は見えません。
つづら折り国道沿いの紅葉









 足下に、つづら折り国道沿いの紅葉を眺めました。
とも岩展望台









 絶景を眺めながら昼食休憩も取ったので帰ることにしました。
西へ戻ると







 西へ少し戻ると・・・
小さな展望台









 右(北)側にも展望台があります。額縁効果で、こちらも絵になります。
兜岩山越しに八ヶ岳







 登りはガスで見えなかったために帰り道でも新しい眺めがあります。
 一杯水に降りる手前で南西に見た兜岩山越しの八ヶ岳です。
一杯水の岩壁









 一杯水の先にある岩壁です。
1.1km地点付近の尾根径から見た「とも岩」









 1.1km地点付近の尾根径から見た「とも岩」です。
駐車場






 駐車場に戻ったら20台ほどになり満車、北側の下仁田側にも10台近く駐まっていました。
内山トンネルの東側から見た「とも岩」









 内山トンネルの東側にある駐車場から見た「とも岩」です。
さらに、すこし先から妙義山









 さらに少し東に進んだら妙義山も綺麗に見えました。

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