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粟ヶ岳 △1,292.7m 三条市(旧南蒲原郡下田村)・加茂市境界
歩行時間 4時間42分 歩行距離 10.5km
参考図書 新・分県登山ガイド 16 新潟県の山(山と渓谷社) 1/2.5万地形図(粟ヶ岳)
行程 北五百川駐車場(一合目)07:42→林道終点07:53→元堂08:04→八汐尾根(三合目)08:23→藥師の水場08:52/08:55→粟藥師奥の院(五合目)09:05/09:21→ぶなのみち分岐09:26→天狗の水場(六合目)09:42→展望台10:01/10:02→七合目10:10→午の背10:37→九合目10:52/10:54→粟ヶ岳11:07/12:06→午の背12:19→七合目12:33→奥の院13:00→元堂13:29→駐車場13:44
山遊日 11/10/29

東に粟ヶ岳







 北陸道燕三条ICから国道289号線で南東へ進むと北陸道から頭だけ見えていた粟ヶ岳が東の袴腰山越しに全容を表します。
東北東に粟ヶ岳







 国道沿いに流れている五十嵐川の対岸にある、日帰り温泉施設「いい湯らてい」の先(東北東)に見た粟ヶ岳です。
木津商店 左岸を東北東へ
 「いい湯らてい」の先で左折し北へ進み、五十嵐川支流の五百川を渡り、右折で川沿いに東北東へ進むと、左側に「木津商店」があります。向かい側に「ぶなのみち登山道」の小さな駐車場があり、店先には登山カード代わりの受付ノートが下がっています。北五百川の駐車場は右折で左岸に渡り、直ぐ左折で先に進み、その先で再び左折で右岸に移り、少し進んだ所にあります。
北五百川駐車場 登山口(一合目)
 20台ほど駐められる駐車場で、簡易ですがトイレも設置されています。支流の祓川の左岸にある林道が登山口(一合目)になっています。木津商店で受付を済まして来たのですが、ここのポストにもノートが用意してありました。
崩落跡 崩落跡
 9月の台風で崩落があり「ぶなの道登山道」は通行不可との情報をインターネットで得ていたのですが、こちらも崩落の修復をしたばかりのようです。
祓川に流木 林道終点から山径へ
 祓川には未だ流木が残っており、岸辺にも真新しい修復の跡があります。ここで林道が終点となり山径が始まります。
ダイモンジソウ ミゾソバ
 足下にはダイモンジソウとミゾソバが咲いていました。
祓川(二合目) 右岸の杉林
 祓川を鉄の橋で渡り右岸に移ると祓川(二合目)の指導標が現れ、先の杉林から少しづつ登りが始まります。
猿飛の滝








 枝沢から祓川に入る猿飛の滝で、ここは徒渉となります。
元堂 ブナの林
 もう一つの枝沢を徒渉すると元堂になり、ここは昔、女人禁制時代の足止めの場所とのこと、祓川を離れて北に向きを変え、杉林の中の石段を登ります。ホウノキの大きな葉っぱを踏み越えて先に進むとブナの林に変わります。
樹齢400年のブナの巨木












 尾根径の脇に推定樹齢400年というブナの巨木がありました。
粟石跡(四合目) 岩の径
 三合目辺りで右カーブし北東へ向きを変え、尾根径を進むと右後ろ(南)の樹間に守門岳が見え始めます。さらに先へ進むと新潟地震で沢に落ちてしまったという粟石跡(四合目)になり、ここから先が岩の径になります。
南に守門岳









 そこが絶景地で南に守門岳。
西に袴腰山








 西に見えるのは袴腰山でしょうか。
藥師の水場分岐 藥師の水場
 藥師の水場の案内があったので行ってみました。水量は少ないのですが美味しい水でした。
五合目の避難小屋と粟藥師奥の院








 美しいブナの林を抜けると五合目で避難小屋と粟藥師奥の院があり、ここで軽食休憩としました。
ぶなの道登山道分岐 山頂方面
 北に向かってひと登りすると、ぶなの道登山道との分岐になります。ここは右折で山頂へ向かいます。
ブナの尾根径 樹間に山頂
 ブナの尾根径を東南東に進むと、左前方(東)の樹間に山頂が見えてきます。
粟ヶ岳の山頂








 木立が低くなり、さらにはっきりと山頂が見えてきました。
クサリ場 天狗の水場(六合目)
 二ヶ所ほどクサリの下がる岩場がありますが大したことはありません。その上が天狗の水場分岐(六合目)となります。
南南西に守門岳








 ここも絶景地で南南西に守門岳。
西に袴腰山









 西に袴腰山。
南南西に守門岳








 もう少し先に登った所に、それ以上に絶景の展望台がありました。同様に南南西に守門岳
西に袴腰山









 登ってきた西南西方向から西の袴腰山。
西北西に弥彦山、角田山








 西北西の三条市方向、うっすらと弥彦山、角田山も見えます。
粟ヶ岳の北東端









 粟ヶ岳の北東端。
七合目から山頂を









 七合目から見た山頂です。
八合目からの山頂







 前方に近い左前方(東)に山頂を見ながら東南東に尾根径を登って来たのですが八合目では北東に見えるようになります。
午の背








 ちょっと下って午の背になります。
九合目から北北東に山頂








 九合目で左折、北北東の山頂へ向かいます。
東南東に五剣谷岳、御神楽岳








 右の東南東に見えるのは五剣谷岳、御神楽山あたりでしょうか。
山頂標識 二等三角点粟ヶ岳
 二等三角点粟ヶ岳のある山頂に到着です。尾根歩きの場合は登ったり下ったりが多いのですが、ここの下りは、ほんの少しだけ、無駄のない登り一辺倒で、おまけにジグザグがほとんど無い直登コースを標高差1,100mほど登るので「効率的だ」、「苦しい」と意見が分かれているようです。ちなみに分県登山ガイドのコースタイムは2時間45分、小生の歩行時間は3時間4分、登山口に書いてある所要時間は4時間と各々に差がありすぎて何とも云えません。
南に浅草岳から守門岳








 360度に開けた視界を眺めて見ましょう。南には浅草岳から守門岳。
南西に鋸山









 南西に鋸山。
西北西に弥彦山、角田山









 西北西には弥彦山、角田山。
北の加茂コースと權ノ神岳








 北側に延びている加茂コースと權ノ神岳。
北東の日本平山の奥には飯豊連峰








 北東の日本平山などの奥には飯豊連峰。
東には堂ノ窪山、五剣谷岳








 東には堂ノ窪山、五剣谷岳、その後に吾妻連峰、磐梯山。
東南東に御神楽岳









 東南東に御神楽岳。
南南東








 南南東は樹木で、あまり見えませんが、これで一周です。
南に燧ヶ岳







 山座同定に詳しい方がおられて浅草岳と守門岳の間に双耳峰の燧ヶ岳が見えると教えて頂きました。
弥彦山と角田山








 アップで弥彦山と角田山。
御神楽岳









 同様に御神楽岳。
北東の谷









 北東の谷が綺麗なのでズームで引っ張ってみました。
谷間の紅葉









 素晴らしい紅葉です。
混み合う山頂






 山頂が混み合ってきたので降りることにしました。
山頂直下の尾根径









 山頂直下の尾根径です。
八合目を過ぎた辺り








 これは八合目を過ぎた辺りで、一気に休まず駆け下りました。
満車の駐車場






 帰ってきたら駐車場は満車、たかだか1,300mにも満たないのに素晴らしい山だねと、居合わせた名も知らぬ山友と語り合いました。

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