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大菩薩嶺 2,057m 塩山市・丹波山村境界 歩行時間5.0時間 歩行距離9.0km
参考図書 ヤマケイYAMAP H奥秩父・大菩薩・両神山(山と渓谷社)
行程 福ちゃん荘7:10→雷岩8:27→大菩薩嶺8:36→雷岩8:45→神部岩9:10→親不知ノ頭9:37/10:17→大菩薩峠10:30→熊沢山11:07→石丸峠11:17→林道12:04→沢12:30→上日川峠12:50→福ちゃん荘13:10
山遊日 05/07/17

唐松尾根



 今日は銀座通りを歩く予定なので、人出の少ない早朝のうちに出発しようと思ってい たのですが、さすが山の朝は早い、7時でもかなりの人が登り始めています。
 福ちゃん荘の直ぐ上が唐松尾根、名前の通り唐松の林の中を登っていきます。
唐松林から笹原へ

 一汗をかく頃から唐松と白樺の木立が段々と薄くなり笹原に変わりウスユキソウなど の高山植物も姿を現してきます。
 視界が開けたと思ったら、小さい虫も現れ、まとわりついて離れません。虫除け網を 被ったグループが降りてきて介山荘の山小屋で売っていることを教えてもらいました。 ここではニョウホウチドリの名前を教えてくれた方もおり、早々と山の交流を楽しめま した。
富士山と上日川ダム






 後ろを振り返ると富士山がくっきりと姿を現していました。途中でも木立の間から見 ることができたのですが、ここからはづうっとお供をしてくれます。
雷岩





 福ちゃん荘から1時間ちょっとで雷岩に到着します。この岩の上が展望台のようにな っており、足下に素晴らしい景色が広がっていますので、すこし休憩しましょう。
大菩薩嶺山頂、三等三角点大菩薩





 雷岩で少し休んでから山頂を目指しました。木立の尾根道を10分程で直ぐに着きま す。残念ながら展望はありません。
雷岩から神部岩へ





 雷岩から神部岩にかけて高山植物の宝庫です。ウスユキソウ、ニョホウチドリ、テガ タチドリ、ミヤマキンバイ、コウリンカなどが咲き乱れていました。個々の花について は「野の花」をご覧になって下さい。
賽の河原





 何処の山でも石の原は「賽の河原」と呼ばれているようです。親不知ノ頭のちょっと 手前ですが立派な避難小屋もあります。
 賽の河原から妙見ノ頭を振り返ってみました。
親不知ノ頭から富士山を仰ぐ
 このコースで一番眺めが良いのは親不知の頭だと思います。南側の富士山しか名前を 知らないのですが360度の最高の景色です。
 通りの右側に開けた場所が有ったので、ここで大休止と決め込み缶ビールを1本、あ まりの眺めの良さに10時前なのに昼食タイムにしてしまいました。
親不知ノ頭から大菩薩峠へ


 いくら景色が良いといっても、いつまでもここにいる訳にはいきません。大菩薩峠ま では後わずかです。
 虫が多かったのは唐松尾根の上部だけで、後は悩まされずに済みましたが、何時か尾 瀬で顔がボコボコになったことを思い出し介山荘ショップで虫除け網を買い求めました 。金800円也、山の上だからといって特別に高いことはありませんでした。
熊沢山のピーク


 大菩薩峠を右に折れて福ちゃん荘に向かうのが銀座通りなのですが時間に余裕がある ので、昨日行った石丸峠に出て上日川峠に出る大回りのコースを取ることにしました。
 昨日は気が付かなかったのですが熊沢山の山頂標識の有るところよりも高い所があり ました。笹藪をかき分けて行ってみたのですが、ただの岩山で何もありませんでした。
石丸峠から上日川ダムを見る






 石丸峠から上日川峠までのコースの前半部は左手に上日川ダムを見ながら笹原の緩い 下り道で、なかなかの眺めです。
小金沢山と富士山






 左手には小金沢山が見えますが、昨日見えなかった富士山も雲間に顔を出してくれま した。
林道分岐



 途中から唐松林になり、段々と下りの勾配もきつくなります。更に急勾配になり、階 段を降りると上日川ダムに続いている林道に出ます。
 銀座通りを避けて、南大菩薩縦走コースに出る人は、ここを登り口にしているのでし ょう。数台の車が止めてありました。
沢菊



 林道を横切り再び山道を下ります。木立の中で展望はまったく望めませんので、黙々 と歩くのみです。サワギクが現れて植生が変わったなと思ったら沢にでました。
 沢を横切りしばらく歩くと上日川峠に出ました。ここは大菩薩の入口ですから、人と 車が一杯です。ここに用は有りません、急いで車の置いてある福ちゃん荘まで歩を進め ました。

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