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岩菅山 △2,295.0m 裏岩菅山 ・2,341m 下高井郡山ノ内町
歩行時間 5時間40分 歩行距離 13km
参考図書 新・分県登山ガイド 15 長野県の山(山と渓谷社)、山と高原地図 17 志賀高原・草津白根山・四阿山(昭文社)
行程 一の瀬(聖平の上)登山口07:02→三郎小屋跡07:11→アライタ沢07:33→中間点08:13→ノッキリ08:48→岩菅山09:32/09:53→裏岩菅山10:36/10:58→岩菅山11:36→ノッキリ12:02→中間点12:26→アライタ沢12:55→三郎小屋跡13:20→一の瀬(聖平の上)登山口13:27
山遊日 09/08/23

一の瀬(聖平の上)登山口 ダケカンバの中の階段
 上信越道の信州中野ICから志賀草津道路(国道292号線)で東南東に進み、志賀高原で左折し奥志賀林道(県道471号線)へ入り北北東へ進みます。一の瀬スキー場を南に見送り左に焼額山を見ながら先に進むと、右側に10台近く停められそうな駐車スペースと登山口が現れます。万が一、ここが満車になったとしても手前の路肩に停められそうです。
 いきなりの急登ですがダケカンバなどの雑木林の中の道で階段状に整備され、ぬかるみ対策でしょうかカーペットまで敷かれていました。
三郎小屋跡 用水路添いの道
 南に向かって登ると10分もしないで右が一の瀬スキー場、左が岩菅山山頂へ向かう三郎小屋跡の分岐になります。
 当然ここは左に進むのですが右に用水路を見て左に沢の音を聞きながら南に向かい、なだらかな道を進みます。頭上ではもうムシカリが赤い実を結んでいました。
タテヤマウツボグサ ダイモンジソウ キンミズヒキ
 水辺では山野草も賑やかでタテヤマウツボグサ、ダイモンジソウ、キンミズヒキ、この他にヤマオダマキなども見ることが出来ました。
武右衛門沢 アライタ沢
 右(南西)から流れてくる武右衛門沢を小橋で渡り、左カーブし南東に進むとアライタ沢になり、ここも小橋を渡ります。
階段状の急登 下り道
 アライタ沢からは東に向かい本格的な登り道となりますが、ここも階段状に整備されています。
10数分も登ると・1,739地点なのでしょうか、ここから下りの道に変わり平らな湿地のような所まで進みます。
東館山 中間点
 登り返して暫く進むと、やっと右後方(南西)に視界が広がり山が見えて来ました。東舘山でしょうか。再び樹林の中に入り一登りすると中間点の指導標がありました。
岩菅山










 ここでやっと岩菅山を拝むことが出来ました。左前方(北東)に山頂が見えます。
寺子屋峰 東舘山
 右後方(南西)には寺子屋峰と東館山も見えます。
北西に焼額山







 暫く進むと今度は左後方(北西)に焼額山が見えて来ました。出発時は晴れていたのに、いつの間にか上空に雲が広がり心配していたのですが焼額山の左後方に北信五岳、北アルプスが見えます。これなら何とかなりそうです。
ゴゼンタチバナの赤い実 ノッキリ
 女峰山でゴゼンタチバナの花を見たのは6月末だったのでしょうか、もうすでに赤い実に変わっています。ようやく寺子屋峰や明石山からつながっている尾根のノッキリに到着です。山頂まで35分の案内を見て、そのまま休まずに左折し北北東へ進みました。
苗場山、佐武流山、白砂山 大高山
 右(東)側を南北に流れる魚野川の谷越えの山は苗場山、佐武流山、白砂山、八間山、そして右手前が大高山となるのでしょうか。
岩菅山山頂










 先ずは岩菅山の山頂を目指します。
ミヤマコゴメグサ シラネニンジン ハクサンシャジン、シナノオトギリ
 最初はなだらかなのですが岩の間の道に変わると勾配がきつくなり一気には登れません。花の写真を撮りながらゆっくりと進みました。
 ミヤマコゴメグサ、シラネニンジン、ハクサンシャジン、シナノオトギリです。この他にもオヤマリンドウ、ウメバチソウなどが咲いていたのですが先週、東吾妻で撮ったのでパスです。
岩とハシゴ 山頂目前の急登
 岩の間にこんなハシゴの場所もありました。さらに進んで山頂目前の急登です。
岩菅大権現(岩菅神社)










 何とか山頂にたどり着くと右(東)側に岩菅大権現(岩菅神社)が迎えてくれます。
北側に岩菅避難小屋










 その先、北側には岩菅避難小屋があります。
山頂標識 一等三角点岩菅山
 避難小屋の手前、右(東)側に山頂標識があり、三角点はと思って探してみたら裏岩菅山に向かう右前方の登山道の左隅に一等三角点岩菅山がありました。
北北東に裏岩菅山







 北北東には二峰越した先に裏岩菅山、その右(北東)に鳥帽子岳、その奥に苗場山が見えます。
 その右手前(東北東)には佐武流山があり、山頂の左後ろには燧ヶ岳、右後ろには至仏山が見えます。
東に白砂山








 東の白砂山の左後ろに日光白根山や男体山が見えるとのことですが今日は雲に隠れて見えません。その代わりに右側の八間山との間に赤城山が見えました。右手前の山が大高山でしょうか。
南には奥秩父の山の後に富士山







 南のオッタテ峰から明石山の後に甲武信岳、国師ヶ岳、北奥千丈岳、金峰山などの奥秩父の山々が一体となり、その後に富士山が見えます。その右の横手山、草津白根山の後には浅間山、その右奥には八ヶ岳まで見えます。
四阿山の後に中央アルプス、その右に御岳、乗鞍、奥穂、槍









 横手山の右、南南西には根子岳と四阿山の間の後に中央アルプス、さらにその右に御岳、乗鞍岳、奥穂高、槍ヶ岳から後立山と続きます。
西に白馬山、その右手前に北信五岳、さらに手前に焼額山









 西には白馬三山、その右手前に飯縄、戸隠(高妻を含む)、黒姫、妙高、斑尾の北信五岳、さらに手前には焼額山。
北北西に丸山、又七山、台倉山










 北北西に見えるのは丸山、又七山、台倉山あたりでしょうか。
西南西の東館山から西館山










 スキー場をアップで見てみましょう。西南西の東館山から西館山。
西に五輪山










 西の五輪山、右奥に見えるのは竜王山でしょうか。
西北西には焼額山










 西北西には焼額山です。
裏岩菅山へ








 360度の絶景を堪能し、少し休憩を取ってから裏岩菅山を目指しました。
一つ先の峰から見た焼額山









 岩菅山では少し樹木が邪魔をしていた焼額山ですが一つ先の峰から見ると綺麗に見渡せます。
裏岩菅山の山頂










 岩菅山からは裏岩菅山の山頂が見えなかったのですが二峰越すと見えて来ます。
裏岩菅山山頂






 岩菅山の案内標示では35分、昭文社の山地図では1時間と差があったのですがゆっくり歩いて43分かかりました。1.5kmの緩やかな尾根道歩きですからこんなものでしょうか。
南の浅間山から南西の北アルプス南部まで









 裏岩菅山も360度の視界が開けた絶景地です。
 南の浅間山から南西の北アルプス南部まで。
西に北アルプス、北信五岳、焼額山









 西に北アルプスから北信五岳、手前に焼額山。
北西に奥志賀から野沢温泉の毛無山











 北西に奥志賀から野沢温泉の毛無山。
北の鳥甲山










 北の鳥甲山は残念ながら頭上が雲に包まれていました。
北東に鳥帽子岳、苗場山









 北東には鳥帽子山、先に苗場山。右奥に中ノ岳から平ヶ岳、さらに右に燧ヶ岳、至仏山。右手前の東には佐武流山。
南東には白砂山、八間山、大高山










 南東には白砂山、八間山、大高山。
南には奥秩父の山の上に富士山








 南には奥秩父の山の上に富士山が。
 ここで絶景を眺めながら、お決まりのもろきゅうとビール、おいなりさんの食事休憩です。
岩菅山の一つ手前の峰




 岩菅山から奥岩菅山の山頂が見えないと云うことは奥岩菅山からも岩菅山の山頂が見えないと云うことです。奥岩菅山の山頂から少し下り先に出ても見えるのは岩菅山の一つ手前の峰です。
 奥岩菅山まで来るのは少数派のようですが、この尾根道歩きは快適です。景色も良いので是非ここまで来ることをお薦めします。
岩菅山 ノッキリ
 岩菅山に戻ったら静かだった山頂はいつの間にか大勢の人で賑わっていました。8時のリフト運行を待って、そこから3時間ちょっととなると、こんな時間になるのでしょうか。ノッキリに下る道でも多くの人と出会いました。
 昭文社の山地図ではノッキリと山頂間を登りで30分、下りで20分と書いてありますが、写真を撮りながらゆっくりとはいえ登りで44分、普通に下って26分ですから少々違っていると思います。(裏菅山までは60分、帰り50分と逆に長くなっている)(岩菅山の案内標識では登り35分、下り20分となっていました。小生が遅いのかな?)
底清水 一の瀬(聖平の上)登山口
 三郎小屋跡近くに底清水という用水路の岩の間から清水の湧く場所があることを忘れていましたが帰りがけに思い出し、飲んでみたら美味しいのでペットボトルに詰めてお土産にしました。
 登山口に戻ったら出掛ける時には4台だったのが満車状態になっていました。混まない内にと直ぐに帰ったのですが上信越道で横川の先から花園まで渋滞に巻き込まれてしまいました。これも夏休みの影響なのでしょうか。それでも先週のお盆大渋滞よりは大分マシでした。

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