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朝日岳 2,579m 鉄山くろがねやま 2,531m 金峰山きんぷさん 2,599m  甲府市・川上村(長野県)境界
歩行時間 3時間45分 歩行距離 8km
参考図書 ヤマケイYAMAP H奥秩父・大菩薩・両神山(山と渓谷社)
行程 大弛峠06:45→朝日峠7:13→朝日岳07:45/07:51→鉄山08:13→賽ノ川原08:34→金峰山08:44/09:17→賽ノ川原09:25/09:30→鉄山09:49→朝日岳10:18/10:24→朝日峠10:51→大弛峠11:15
山遊日 06/08/19

大弛峠の駐車場




 快晴と言えないまでも夜明け頃の天気はまずまずだったのですが、高度を上げて大弛(おおだるみ)峠に近づくにつれてガスが出てきてしまいました。
 20台ほど止められそうな駐車場ですが、ほぼ満車状態で空きはわずかしかありません。
 この左後ろに比較的新しいトイレがあるのですが、御池のウオッシュレットと比べたら雲泥の差でがっかりしました。
登山道入り口







 前方(北側)へ僅かに進み、長野県境を越え舗装が切れた所の左手(西側)が金峰山へ向かう入り口となっています。丁度、駐車場の裏手に当たります。
シラビソの尾根道









 大弛峠で、すでに2,360mもあり楽なシラビソの生えた尾根道歩きです。急なのは最初の10分程度だけ、後は穏やかな上り下りを繰り返します。
朝日峠2,425m








 30分ほどで朝日峠(2,425m)に到着、この辺からダケカンバも混じってきます。
突然現れる岩の台地








 しばらく登り続けると岩だらけの場所に突き当たります。もう朝日岳に着いたのかなと思ったら・・・。  岩が積み重なった台地で山頂ではありませんでした。ガスさえ無ければ展望の良い場所なのでしょう。
朝日岳山頂前のシャクナゲの道











 岩からシャクナゲの道に変わり、更にシラビソとダケカンバの道になります。
朝日岳山頂2,579m






 ほどなく朝日岳山頂です。大きな標識には2,581mと表示されており、その下の小さな表示板には2,579mと違った表示になっています。地形図では2,579mとなっていますから地元の関係者はちょっとでも高い表示をしたいのでしょうか。
朝日岳山頂より西側を望む








 山頂の少し先(西側)にベンチがあり西側が開けています。ここからは目指す金峰山が正面に見えるはずなのですが、このガスではどうにもなりません。ここまでで、丁度1時間なので小休止、ガスは切れそうもないので岩の道を下りました。
立ち枯れしたシラビソ





 朝日岳山頂からは下りが続きます。楽なのは良いのですが後のことを考えれば登り返さないといけないということなので、もったいないなぁと感じてしまいます。
 途中で、こんな立ち枯れしたシラビソの生えた道になりました。前にもこんな風景を見たことがあったと思い返したら、蓼科山でした。あそこは、もっと多かったかも知れません。
鉄山(くろがねやま)








 鉄山(くろがねやま)2,531mの標識が出てきますが、ここは山頂ではありません。南側に山頂があるのですが巻き道になっているのです。
シャクナゲの道











 森林限界が近いのでしょうか、シャクナゲの生えた灌木地帯を緩やかに登っていきます。
賽ノ川原











 シャクナゲも姿を消すと賽ノ川原に出ます。ここも絶景地とのことですが残念ながら何も見えません。
金峰山山頂方面











 賽ノ川原で左に直角に曲がり金峰山山頂を目指します。ハイマツが生えた大きな岩がゴロゴロとした道です。
金峰山山頂標識 三等三角点金峰2,595.03m
 あっけなく山頂に到着します。ここの山頂標識にも悩まされてしまいます。後の標識は2,599m、手前の環境庁と山梨県の標識は2,598mと書いてあります。地形図では2,599mとなっており、山頂三角点を調べたら2,595.03mですからやっかいです。
 正解は、この地点が2,595m、正面に見える五丈岩が2,599mなのでしょうか、ここにも高い大岩がありますから、もしかしてここ、でも4mはあるかなぁ〜、???であります。
五丈岩











 取り敢えず気になるので五丈岩に行ってみました。登っている人もいるのですが頂上まで行くのは厳しそうです。
五丈岩から山頂標識方面










 半分までは楽に行けましたが、ここから先は岩登りの技術が必要のようです。
 下を見たら方位盤が見えたので行ってみました。
方位盤






 正面南には富士山、南西に白根三山、鳳凰三山などの南アルプス、西には中央アルプス、北西には八ヶ岳、その奥に北アルプス、右手前に瑞牆山、北に浅間山、東には、先ほど通って来た朝日岳、さらにその奥には国師ヶ岳が見えるとのことですが、想像だけで我慢をするしかありません。
金峰山山頂の岩のトンネル




 山頂標識のあるところまで戻り、ここの大岩の上に登ろうとしたら初老のご夫婦が岩の上で食事中だったので遠慮し、下でビールタイムとしました。
 今日は登りも楽だったし、標高も高いせいか、この間の燧ヶ岳の時よりは美味しく感じません、やはり大汗をかかないと駄目なのかも知れません。体も冷えてきたので山頂の大岩のトンネルを潜り帰途につきました。
山頂方面を振り返る










 賽ノ川原まで戻り最後のチャンスとガスが切れるのを待ったのですが、青空が時々覗くのに切れそうで切れません。
金峰山小屋










 北アルプスや八ヶ岳は無理としても。瑞牆山(みずがきやま)だけでも見たいのですが駄目でした。右下に見える金峰山小屋ですが大岩と抱き合わせに建っているようです。
北側の花崗岩峰











 時々ガスが切れかかった時に何とか北側の花崗岩峰が見えたのが精一杯でした。
朝日岳山頂下から見た北側の花崗岩峰
 朝日岳山頂下の岩の台地でやっと北側から北東にかけての景色を見ることが出来ました。ここで出会った登りのグループの方から「大弛峠の東は晴れていたのに」と聞きました。これでも天候はいくらか良くなりかかっているのかもしれません。

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