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大真名子山 △2,375.4m 小真名子山 △2,322.9m 日光市
歩行時間 5時間36分 歩行距離 11km
参考図書 新・分県登山ガイド 8 栃木県の山(山と渓谷社)、山と高原地図 13 日光・白根山・男体山(昭文社)
行程 志津峠(志津乗越)06:17→最初の展望地06:45→三笠山神07:45→千鳥返し08:03→大真名子山08:11/08:23→鷹ノ巣09:07→小真名子山09:48/10:04→富士見峠10:41→工事現場休憩所11:25→馬立分岐11:38→林道分岐11:54→ゲート12:04→志津峠12:21
山遊日 10/10/20

志津峠(志津乗越)






 日光「竜頭の滝」の紅葉見頃は20日までのニュースを聞き、未だ登っていない大真名子山、小真名子山へ行くことにしました。志津峠(志津乗越)までと富士見峠以降は女峰山と同じですのでご参照下さい。

※参照 女峰山 09/06/27
大真名子山登り口 守久霊神
 志津峠へ向かう時に先を走っていた車も習志野ナンバー、駐車時に聞いてみたら船橋の方で男体山に登るとのことでした。普段は女峰山の方へ、もう1kmほど進めて、そこにゲートがあるのですが工事中のため、女峰山へ向かうという、もう一組の方もここに車を駐めなけらばなりません。小生は大真名子山へと、それぞれ三方に別れての出発です。カラマツ林を北北東へ登り始めると直ぐの左(西)側に守久霊神の石柱が祀られていました。
さらに先に和真霊神、八海山神像






 さらに先には和真霊神など三体の石柱が祀られ、八海神像へ導く指導標がありましたが、パスで山頂へ向かいました。
後方(南南西)に男体山








 急坂を30分ほど登ると木立が薄くなったので後ろ(南南西)を振り返るとカラマツの黄葉の先に男体山が見えました。
コメツガ林の急登 シラビソの先に大岩
 コメツガ林の中の急登が続きます。シラビソも混じってきた頃、先に大きな岩が見えてきました。
初めてのクサリ場 シラビソの尾根径
 大岩の左を巻いて登ると今日初めてのクサリ場となったのですが捉まらなくとも楽に登れます。その先は北に向かうシラビソの尾根径に変わりルンルン歩きです。
見晴らしが開けたところに三笠山神









 その先の見晴らしの開けたところに三笠山神の像が立っていました。
シャクナゲ混じりの穏やかな尾根径 初めての鉄バシゴ
 シャクナゲが混じり初めても尾根径は穏やかな登りだったのですが鉄バシゴが見えた辺りから様相が一変します。
千鳥返し 右(東)側の巻き径
 日光三険のひとつ「千鳥返し」です。ハシゴとクサリが続きますが最上部の垂直に近いクサリの所は左側に巻き径があり岩に捉まり楽に登れます。登り切ったら右(東)側の巻き径で穏やかになります。
大真名子神社









 登り着いた所には大真名子神社が祀られていました。
岩の上に座王権現









 さらに先、山頂部の岩の上には座王権現が立っています。
大真名子山 山頂近くのシャクナゲ
 しばらく待ってもガスが消えないので小真名子山に向かうことにしました。三等三角点大真子は山頂の北西に少し離れていることは知っていたのですが「点の記」が未だ記載されておらず詳しい情報は分かりません。左(西)側を注意深く見ながら進んでいたら、それらしい三角点に向かうような踏み跡を見つけたのですが倒木で通せんぼをしてあるのと、このガスのために諦めてシャクナゲを眺めながら下ってしまいました。
右(東)側に大きなガレ








 少し進んだ先の右(東)側に大きなガレが崩れ落ちていました。地形図で見ると馬立の手前の林道に崩れ落ちているガレ場のようです。
コメツガ林を急降下 河原状の下り径
 コメツガ林を急降下し中頃からは河原状の下り径になりますが樹木に付けられた黄色と赤で塗り分けた四角の金属板と黄色のスプレーがあるので安心して歩け、乾徳山で心細く降りた時と比べたら、えらい違いです。
最低鞍部の平地 鷹ノ巣
 最低鞍部の平地に出たら、そこが鷹ノ巣でした。
急登 巻き径
 子真名子山への登り返しも大真名子山と同様に急坂を小さなジグザグで登ります。これは修験道の名残なのでしょうか。山頂もそろそろと云う所で右(東)側の巻き径に変わります。
子真名子山 ミヤマキンバイ
 やはりそうでした。巻き径を少し進むと山頂標識があり、左後ろ(南)側に石祠が祀られていました。
三等三角点小真子







 山頂を少し北側に少し下ると三等三角点小真子があります。
反射板の鉄塔









 さらに、その先に反射板の鉄塔がありますので、ここで昼食休憩としました。
シャクナゲ地帯 ガレた尾根
 ガスは晴れそうにないので下ることにしました。北東に下る径は、なだらかなシャクナゲ地帯から直ぐに樹林帯の急降下となります。さらにその先が難所でした。ガレた尾根が続き、それも新しく崩れている場所もあり危険地帯なのにトラロープが下がっているだけなので恐る恐る下りました。
ガレ場の先に帝釈山







 その先のガレ場は永いこと歩かれて踏み固まっているので落石さえ注意すれば問題はありません。
 ガスが途切れて、やっと帝釈山が見えてきました。
ダケカンバの樹林帯 富士見峠
 ダケカンバの樹林帯に入ったら富士見峠はもう直ぐです。
工事現場の登山者用休憩所 工事用休憩所
 馬立の手前に工事用のケープルが張られ、その下を通るのは記憶に残っていたのですが、こんな休憩所があったとは記憶にありません。それも登山者用と工事関係者用のと二つもあるとは・・・
馬立分岐 林道分岐 ゲート
 女峰山へ向かう馬立分岐です。この辺からは右側に大真名子山が見えるはずなのですが、このガスではどうにもなりません。林道分岐で右折してしばらく進んだら、ようやく女峰山へ向かう時のゲートが見えてきました。
大真名子山の山裾









 志津峠ももう直ぐと云う所で、やっとガスが切れて右(北)側に大真名子山の山裾が見えてきました。
志津峠






 志津峠まで戻ったらコースタイムの短い男体山へ向かったカップルが乗っていた習志野ナンバーの車がいなくなっただけで新しい車が何台か増えていました。
裏男体林道の紅葉












 帰りがけに裏男体林道から眺めた紅葉です。
カラマツの黄葉






 派手な紅葉よりも落ち着いたカラマツの黄葉が何故か好きなのです。
 三本松の茶屋まで行ったら観光客でいっぱい、竜頭の滝周辺では駐車場に入れない車で少々渋滞、脇目も振らずに逃げ帰りました。

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